表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/242

ゴーレムは???

この小説はプレイヤーの言葉は「」

NPCの言葉は『』で表現しています。

「一緒にパーティー組んで北の草原行きませんか~!前衛ができる熊やアーマーの召喚獣の方歓迎します!!」

「生産スキルとってる人は俺たちのギルド【大黒柱】に入らないか!!今なら効率のいいスキル上げプランを教えるぞ!!」

「アーマーの召喚獣を選んだ者は我らが戦闘ギルド【装甲騎士団(パンツァー・ナイツ)】に入る資格がある!アーマーと相性のいいスキルも教えるぞ!!」

「よっしゃ~!!やっとこの夢の世界にこれたぜぇぇ~!!」


騒がしい喧騒の中、俺は煉瓦が敷き詰められた噴水広場に立っていた。周りを見渡すと光と共に人が次々と現れることから、俺と同じプレイヤーだろう。邪魔になるかもしれないので噴水近くにあるベンチに座り俺は軽く状況確認をする。まず俺の目の前にある噴水はかなりデカい、深さも俺の腰くらいありそうだ。水棲召喚獣がいるなら大きさにもよるが泳げそうだな。


さて、召喚獣のステータス確認するか、俺の方はスキルを決めてないしそもそも育成ゲームのシステム上HPもMPもプレイヤーにはないからな・・・メニュー画面を出し召喚獣の項目をポチっとな。


名前       種族  ゴーレム  

LV1  HP 170/170   MP 30/30


筋力 25  体力 25  俊敏  2  


器用  3  魔力  2  魔防  3


スキル : 殴りLv1 : 異常状態耐性Lv1 : 頑強Lv1


※名前は初召喚した時に入力してください。


うん、事前情報どおりの脳筋仕様である・・・わかってて選んだが、まあ、ともかく、ステータスの項目は見たまんまだスキルについては・・・

殴りは拳による攻撃ができるようになるスキルだこれもまんまだな。

異常状態耐性は魔法人形タイプの召喚獣共通スキルで、効果は異常状態になりにくくするものだ。もっともLv1では微々たるものだろうが・・・

頑強は体の頑丈さにボーナスがつく常時発動スキルだ。

スキルが少なく感じるかもしれないが、最初の召喚獣の保有スキルは例外なく三つである。進化するごとに増え、特殊なクエストをクリアすると覚えることができるらしい。ネットでも詳しい情報は載ってなかたんだよな~特に特殊クエストの方が。知っている人は秘匿してるんだろう。ネットゲーマーとはそういうものだし「あのぉ~」ん?


メニュー画面から顔上げれば俺の目の前に女性が立っていた。どうやら声をかけられたらしい。恰好はパッとしないローブとその下に似たような上着とズボンを着ている。俺も似た格好だし初期装備なんだろうな。ちなみにプレイヤーの装備は何の効果もないアバター装備だ。さすがにこの格好はどうかと思うのでそのうち裁縫スキル持ちに作って貰いたいものだ。おっと、声をかけられたんだったな・・


「俺に何か用ですか?」

「はい、よろしければ一緒にパーティーを組んで北の草原に行けませんか。あと一人でフルパーティーなんですよ。貴方も今日初めてログインしたんでしょう。ならパーティーを組んだ方が効率がいいとネットの書き込みにもありましたし、どうですか?」


そういうと彼女の後ろから男性が出てきた。このゲームはプレイヤー3人に召喚獣3体がフルパーティーなのだ。たしかに効率はいいだろうな。ネットの書き込みは俺も見たし、だが・・・


「誘ってくれたのはありがたいが、俺の召喚獣はゴーレムだ。パーティーには向かないぞ。」

「え、そうなんですか!?」

「なんだ。あんたハズレを選んだのかよ。」

「ちょっと!そんな言い方失礼よ!」

「どこがだよ。それをいうなら態々不遇なゴーレム選んでるこいつの方がよっぽど失礼だろう。ネットにはつかえない理由が山盛り書かれているのに。」


そうゴーレムはこのゲームにおいて不遇の召喚獣なのだ。いわく北の草原の魔物に攻撃が当たらない。俊敏が低すぎて移動速度が鈍すぎる。図体がデカいため入れないダンジョンがあるなど書かれているのである。


「なんてこというのよ!人が何を選んでも自由でしょ!不遇なゴーレムを選んだからって失礼になるわけないでしょ!」

「だったらお前はそのハズレとパーティ組めよ。もう俺は別のパーティー探すからよ!」

「あ!ちょっと待ちなさい!せめて謝りなさい!」


男は右手を上に振り上げ指でボタンを押すような仕草をーーおそらくメニュー操作でパーティー解除だろうーーしたそのあと一目散に俺たちから離れていった。


「なんなのよもう!!・・・ごめんなさい、まさかあんな人とは思わなくて・・・」

「いや気にしてないよ、そもそもこんな目にあうだろうなとはおもってたしな。」


でなければ不遇なゴーレムを選ぶわけがないし。


「あのでしたら、私と二人でパーティー組んでLv上げに行きませんか。先ほどのお詫びの意味もありますし、私はゴーレムだとしても気にしませんから。」

「うれしい申し出なんだが、探さなきゃいけない場所があるからなぁ~」

「?初ログインの段階で探す場所なんてあるんですか?」

「ああ、それは・・・」


この女性はいい人みたいだし教えても構わないだろう。俺は初期設定部屋でのことを話した。プレイヤーの初期スキルを選ばすに来れること。ゲーム内でも72時間の制限時間があるが習得可能だということ。召喚獣のことを詳しく説明してくれる場所があることを。


「そんな場所があったなんて・・・それにスキルも・・・」

「だから探してスキル習得も説明聞いた後にでも習得しようと思ってな。どのみちゴーレムの情報は不遇なもんで少なかったし。」

「私も付いて行っていいですか?もちろん探すのに協力しますので!」

「いいよ。だめなら教えてないし。」

「ありがとうございます!私カルタといいます。よろしくお願いしますね!」

「俺はフレンだ。こちらこそよろしく。」


先に言っておこうこの作品に恋愛要素はない!!

6/30 クランをギルドに変更しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ