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戦闘後の話し合いと解体スキル

お待たせしました。

リザードマンとの戦闘が終わってから俺たちはさっきの戦闘の考察をしていた。


「さっきの戦闘だが、俺的にはうまくいったと思うが二人はどうだ?」

「僕も同意見です。」

「そうね・・・うまくはいったと思うわ。たださっきのリザードマンがここでどのくらいの強さかにもよるわね。」


カルタさんの言葉に俺やゼノン君は「あ!」と今気づきましたと、声を出してしまった。そうだよなあのリザードマンのLvが、この奥では低いのかそれとも高いのかによっては評価が違ってくるか。


「その考えは頭になかったな・・・」

「僕もです・・・」

「気づいたのならいいのよ。それよりもどうするかを考えましょう。」


カルタさんの言葉に俺たちは頷き考え始める。


「では僕の意見を言わせてもらいますね。あまり奥には行かずにこの周辺で戦えばいいと思います。」

「ふむ、理由は何かな?」

「今回の目的が素材集めだからです。Lv上げが目的なら奥に行ってもいいでしょうが、数多く戦う必要があるので強い相手と態々戦う必要はないと思うんですよ。」


確かに奥に行けばさっき戦ったリザードマン以上のLvがいるかもしれないし、周りを見渡せばちらほらリザードマンが歩いている。さらにいえば、アイテムドロップはパーティーメンバー一人一人にもらえる仕様だ。数多くこなせばそう時間はかからないだろう。


「ちなみに聞くが、さっきの戦闘では何が手に入った?」


この質問に対して二人はメニュー画面を出して確認して答えてくれた。


「僕は緑麟1個と小楯が1個です。」

「私は緑鱗1個にロングソード1個ね。」

「意外と少ないな・・・」

「そうですね・・・以前は緑鱗は5個手に入ったんですが・・・」

「そうなの?」


カルタさんの疑問の声に俺達はそろって頷いた。


「運が悪かったってことなのかしら?・・・フレンはいくつ手に入れたの?」


その言葉に俺もメニュー画面を出して確認する。


「え~っと・・・緑鱗3個にロングスピア、後小楯が2個だな。」

「結構ドロップしたわね・・・」

「本当ですね、僕たちとフレンさんで何か違いがあるのかな?」


ゼノン君の疑問の声に、俺はあるスキルを思い浮かべた。


「なあ、二人は解体スキルって知っているか?」

「解体スキルですか?いえ、聞いたことないです。」

「私も知らないわ、というか最初に選べるスキルでそんなのあったかしら?」

「え!?」


二人とも知らないことに驚いた。詳しく聞いてみると、二人は俺と違い初期設定する最初の段階でスキルを習得したようだ。しかもカルタさんは提示板などでスキルを詳しく調べていたが、その中に解体スキルはなかったというのだ。


ちなみに俺はスキルについては調べていない。ゴーレムを選ぼうと決めてからどうせお勧めスキルは情報がないと思ったからだ。


「ねぇ、フレン。スキルについて聞くのはマナー違反だけど・・・ひょっとしてあなた?」

「別に気にしなくて大丈夫だ、持ってるぞ解体スキル。効果はドロップが増えるようだ、確率は低いだろうけど・・・」

「そんなスキルがあったんですね。でもなんでフレンさんは習得出来たんだろう?」

「そうね・・・何か条件でもあったのかしら?」


俺がやってきた行動で怪しいのは、召喚士ギルドで話を聞いたそのあとでスキルを習得したからそれかな?それとも、称号の隠し効果とか?いや、さすがに考えすぎかな。


「確かなことはわからないが、今は気にする必要はないだろう。素材集めが楽になるくらいなんだし。」

「そうだけど、解体スキルは生産職からしたら欲しいスキルよ?あと、装備が必要な亜人タイプとかゴーレム以外の魔法人形タイプは武器がいるから、素材がいるし。」

「まあまあ、カルタさん。今はクエスト優先でいいのでは?スキル談義はそのあとで。」

「むう・・・しかたないわね・・・」


カルタさんは話足りないようだが、クエスト中だしそちらを優先してもらうことには納得したようだ。


それから俺たちは周辺にいるリザードマンと戦闘を繰り返した。鑑定をして見た所ここら辺は7~9のLvの魔物がいるようで、Lv9はさすがに強くジークでも二桁のダメージを受けた。とくに手斧を持っている奴は攻撃力が槍持ちや剣持ちより高いらしい。だが苦戦するほどではなく、順調に緑鱗を集められた。


俺の解体スキルの効果か、ゼノン君やカルタさんにも2~3個手に入る時があり、俺は最大で5個手に入る時があったりする。まあ、単純に運が良かっただけかもしれないが・・・


他にも戦闘をしているからジークのLvや俺のスキルLvも上がって中々に有意義な時間である。そして・・・


「ジーク!左拳を槍持ちに当てろ!」

『ごぉ!』


ジークが槍持ちに渾身の左ストレートを放ち、光の粒子へと変える。


「あ、今の戦闘でクエスト達成条件をクリアーしましたよ!」

「ほんと!」


どうやら今の戦闘で緑鱗が達成数集まったようだ。


「なら町に帰るか?それともまだ続けるか?」

「そうですね・・・よければもう少し続けたいです、スキルLvの上りがいいですから。もちろん二人がよければですが・・・」

「ごめんなさい、私はそろそろログアウトしないといけないの。だから町に帰りたいわ。」


カルタさんの言葉にゼノン君は「リアルの事情でしたら文句などありません。」と言い、俺も異論はないので町へと帰ることにした。その道中・・・


「そういえば、二人は召喚士としてはどういう道に行くの?」

「その質問は、召喚士として特化するか・・・・・・万能にするか・・・・・・っていう意味か?」

「そうよ。」


それは召喚士としてこの先どうするかの話だ。まずこのサラオンでは召喚獣のLvが上がり進化すれば固有スキルに<召喚数+1>というスキルが追加される。このスキルは読んで字のごとく、召喚獣を1体追加できるという物だ。まだ未確認ではあるが召喚獣が増え進化し続けると+1が増えるのではないかといわれている。最大で何体召喚できるかは、公式サイトにも載っていない。


そして特化というのは、同じタイプの召喚獣で手持ちを埋めることだ。そうすることで手持ちの召喚獣のステータスが微増するのだ。ただし、デメリットとしてそうすると他の召喚獣が召喚できなくなる。まあ、別の方法で召喚獣を増やせるが・・・


もう一方の万能とは、様々なタイプの召喚獣を召喚しどの敵にも対応できるようにすることだ。特化だとタイプが同じであるがゆえに苦手な魔物もいて相性差が生まれるのだ。ステータスの微増がないが、いろんな召喚獣が呼べるのが強みであり、人によってはうれしいだろう。


「俺は、特化にしようかと思っている。ドールやアーマーも育ててみたいし。」

「僕も特化ですね、もっとも僕の場合はスケルトンで埋めようとしてますが・・・」

「フレンはともかく、ゼノン君はなかなか挑戦者ね・・・・」

「このゲームに<契約コントラクト>がなければ万能にしていたと思いますよ?」

「それだって確実じゃあないでしょう?」


今話に上がった<契約>は敵として現れる魔物を仲間にできる物だ。しかも特化した召喚士でも違うタイプの魔物を<契約>できるのだ。そうなると特化した方が得だと思うが、簡単ではない。まず魔物とは1対1で戦う必要があり、戦う前に<契約>と唱える。その際パーティーを組んでいては<契約>が唱えられない。さらには戦って勝っても確率に左右されて確実ではないのだ。リザードマンみたいに初めから3体いる場合もあるし、なかなかに厳しい。


「カルタさんはどうするんだ?」

「私は万能よ、獣タイプはコンプリートしてかわいい子たちで埋めるわ♪」


予想通りな回答である。蛇足だが獣タイプとオークで召喚獣を埋めようとしている人は割といたりする。やはりかわいいは正義なのだろう。

名前  ジーク   種族  ゴーレム  

LV11(+2) HP 270/270(+20)  MP 50/50(+4)


筋力 28(+1)  体力 28(+1)  俊敏 9  


器用  8(+2)  魔力  3  魔防  4


SP: 0


スキル : 殴りLv20(+4) : 異常状態耐性Lv3 : 頑強Lv18(+3)


プレイヤー名  フレン  職業  召喚士


固有スキル:  《召喚術》  《鑑定》


スキル: 指揮Lv21(+3): 戦闘時器用上昇Lv18(+3):  戦闘時俊敏上昇Lv16(+4) : 防御命令Lv16(+4) :採取Lv1 : 採掘Lv2 : 釣りLv9 : 解体Lv9(+2)


称号: 【大精霊アルトの祝福】

8/3 一部変更。

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