リザードマンとの戦闘
近くで釣りをした橋を渡り、遠目にリザードマンを確認したあたりで戦闘について話し合う。
「もうちょっとで奥だから、リザードマンとどう戦う?」
「3対3なんだし、1対1で戦えばいいんじゃないの?」
「普通ならそうなんだが、おそらくリザードマンたちは連携してくると思うんだ。前に一度戦った時そんな動きをしていたからな。」
「確かに、そうでしたね。」
すでに、カルタさんには俺とゼノン君が出会った経緯は話してある。その時の戦闘を考えれば、決して的外れな考えではないはずだ。
「だから、そうなった時にどう動くかぐらいは決めておこうと思う。」
「そういうことなら、賛成よ。」
「僕もです。」
「よし、まず俺の案としては2体のリザードマンをジークが引き付けておいて、残り1体をオメガとオー君で戦い倒す。そのあとも1体を二人で叩いてもらいたい。」
「それだとジーク君の負担が大きすぎない?」
「この中で一番固いのはジークだ。オメガも相当固いがそれは装備の性能をプラスした話だ。2対1だと盾が一方しか機能しないしな。」
その点ジークの固さは、装備ではなく素のステータスとスキルの効果による物だし全方位で固い。HPも一番多いしな。
「それにジークは、動きがオメガやオー君より遅いから2体と連携は難しいと思う。」
ここに来るまで、ジークのスピードに合わせて移動してたしな。戦闘時は少し速さが上がるがそれでも2体に比べれば遅い。最初に比べればだいぶましだが、大きさも関係してるだろうしな。
「わかったわ、一度そのプランでやってみましょう。」
「僕も、いいですよ。」
「ありがとう、あと俺から一つ注意しておくことがある。」
「あら、なにかしら?」
俺はこのクエスト中に、クエストボスが出てくる可能性を話した。ついでにおれが以前アナウンスで言っていた岩尾大蜥蜴の討伐者だと明かした。カルタさんは信用できそうだしね。
「やっぱり、あのアナウンスで言っていた討伐者ってフレンのことなのね。」
「やっぱり?」
「だって、南エリアに行くって言ってた人と別れた後にあんなアナウンスがあれば予想はするでしょう?」
言われてみればそうだな。
「フレンさんは、今回も何か出てくる可能性があると思っているんですね。」
「出てくるかどうか断言はできないが、南エリアにいて他のエリアにいないとは思えないしな。」
「確かにそうね。」
言いたいことも言ったので、リザードマンと戦うために奥へと歩き出す。そして現在、俺たちの目の前に3体のリザードマンが立ち塞がっている。そういえば、前は鑑定してなかったな・・・というわけで鑑定!
<種族 リザードマン(剣持ち) Lv8>×2
<種族 リザードマン(槍持ち) Lv7>
剣持ちの方がLv高いのか・・・どいつから倒すか?ここは一番Lvの低い槍持ちを2人に相手を・・・
「フレンさんは、剣持ちと槍持ちを相手してください。」
「ゼノン?」
「剣持ちは以前戦ったことがありますし、今の装備なら問題ありません。オー君もいますし。」
「ゼノン君がそう言うなら、私はOKよ。」
『ぶひぃ!』
『カカぁ!』
召喚士の言葉にオー君とオメガも同意するかのように鳴く。
「・・・・わかった。頼むぞ。」
「はい!」
「まかせなさい!」
よしそうと決まればこちらから仕掛けるか・・・
「ジーク!槍持ちに左拳を当てろ!」
『ごぉ!』
その指示を聞き、ジークは剣持ちの後ろにいる槍持ちに向かっていった。この行動に面喰らったのか剣持ちは動揺して、ジークに何もできず突破された。その際1体の剣持ちが倒れた。その隙を二人は見逃さない。
「オメガ!倒れた相手に攻撃だ!」
『カカぁ!』
「あなたも行きなさい!オー君!」
『ぶひぃ!』
倒れたリザードマンに向かうオメガとオー君。俺はそれを横目でチラッと見て援護するための案を考えた。そんなことを思案している間に、ジークが槍持ちに攻撃を当てていた。槍持ちは小楯で防御したが完全に受け切ることはできず、後方へと吹き飛んだ。
それを見届けてジークに次の指示を出す。
「ジーク、倒れてない剣持ちに右腕で攻撃だ!」
『ごぉー!』
ジークの右後方にいる剣持ちに対してジークは右腕を横に思いっ切り振った。所謂裏拳だな。しかしこの攻撃は剣持ちの小楯により防がれ槍持ちの様に吹き飛ぶこともなかった。やはりジークは右腕の攻撃より左腕の攻撃の方が威力があるらしい。大きさがだいぶ違うからな・・・
だが、まったくの無駄ではなく小楯がわずかではあるが歪み、攻撃した剣持ちはジークに対して睨みつけている。この様子なら、オメガやオー君の所にはいかないだろう。
剣持ちと睨み合っている間に吹き飛んだ槍持ちがジークに近づき槍の一撃を繰り出した。
「ジーク!防御体勢を構えて攻撃に耐えろ!」
『ごぉ!』
俺の指示にジークは左腕を盾にするように構え、攻撃に備えた。結果は以前と同じで槍は跳ね返り、ジークのHPをわずかに減らした。さらに剣持ちも攻撃してきて、持っていた剣がジークの右腕に当たった。この攻撃は槍持ちの攻撃より少しくらい多くジークのHPを減らした。数字にすると槍持ちが3なら剣持ちは5かな?
リザードマンたちは思ったほどダメージがないのに戸惑ってるのか一歩下がった。そんな時、剣持ちの後ろから近づく影が・・・
「オメガ!その剣持ちの頭にメイスの一撃を!」
「フレン!こっちは終わったわよ!オー君は足を攻撃よ!」
『カカぁ!』
『ぶひぃー!』
オメガとオー君が剣持ちリザードマンを倒して来てくれた。これでこっちは槍持ちに集中できるぞ!
「ジーク槍持ちに右腕で攻撃だ!」
『ごぉ!』
俺は指示を出しジークはそれを聞き槍持ちに近づく。攻撃が届く距離になったらジークは右腕を突き出す。しかしこの攻撃は剣持ちと同じように小楯に防がれる。それが狙いだけどね・・・
「ジーク!そのまま左腕を横に振り抜け!」
『ごぉー!』
俺はさらに指示を出しジークはそれを実行する。右腕よりも何回りか大きな左腕が唸りを上げてリザードマンに迫る。さすがに連続で攻撃すれば小楯の防御も突破できるはず!
この攻撃に対して槍持ちは再度小楯で防ごうとしたが、俺の予想以上の結果となった。なんと槍持ちの小楯が攻撃が当たった途端壊れたのである。さらにリザードマンにそのままヒット、かなりのダメージだったらしく光の粒子となりいなくなった。
オメガとオー君も剣持ちを倒したようで召喚士と共にこちらに向かってくる。リザードマンとの初戦は俺たちの勝利で終わった。
名前 ジーク 種族 ゴーレム
LV9 HP 250/250 MP 46/46
筋力 27 体力 27 俊敏 9
器用 6 魔力 3 魔防 4
SP: 0
スキル : 殴りLv17(+1) : 異常状態耐性Lv3 : 頑強Lv15(+1)
プレイヤー名 フレン 職業 召喚士
固有スキル: 《召喚術》 《鑑定》
スキル: 指揮Lv18(+2): 戦闘時器用上昇Lv15(+1): 戦闘時俊敏上昇Lv12(+1) : 防御命令Lv12 :採取Lv1 : 採掘Lv2 : 釣りLv9 : 解体Lv7(+1)
称号: 【大精霊アルトの祝福】
次回の更新はすいませんが未定です。最近体がだるくて夏バテかな?




