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フルパーティープレイ

「フレン、改めてお久しぶりね。」

「ええ、カルタさんも今日はありがとうございます。」


あれから少し時間が経ち、カルタさんは店の前に来てくれた。初めて会ってから時間もかなり経っているのでカルタさんの装備も変わっていた。水色のマントを背中に、皮で作った胸当てグローブや革靴などを着込んでいた。


「いいでしょう。この装備♪ 知り合いの裁縫スキルや皮革スキル持ちに作ってもらったの。」

「中々似合ってますよ。これで耳が長く尖ってたらエルフですね。」

「ふふ、そこは意識して作ってもらったのよ。」


どうやらカルタさんはエルフ好きのようだな。あれ?でもカルタさんの召喚獣はオークだよな、オークとエルフって・・・・・いや、深くは考えちゃだめだな。うん。


「と、とにかく今日のことを詳しく説明するので中に入りましょう。」

「わかったわ。」


そうしてカルタさんを連れて、タジン武具店に入る。早速カルタさんに二人を紹介する。


「カルタさん、この二人は俺のフレンドのヴォルフにゼノンです。」

「初めまして、僕はゼノンといいます。」

「どうも、生産職のヴォルフだ。買いたい物、売りたい物があるならいつでも歓迎するよ。」

「今日はよろしくね、カルタです。」

「さて早速、今日呼ばれた理由を説明するが、構わないかな?」

「ええ、お願いするわ。」


それからヴォルフは、カルタさんにリザードマンの緑鱗が大量に欲しいこと。そしてその理由は新しい防具が作りたいためと説明し、俺やゼノンとパーティーを組んでやってくれないかと頼んだ。


「なるほど、そういう理由ね。」

「どうか、引き受けてくれないか?」

「ええ、もちろん引き受けるわ!何より楽しそうだし!」


カルタさんは、かなりいい笑顔でその言葉を言い切った。


「ああ、ちなみにゼノン君の召喚獣は何かしら?フレンのはゴーレムだって知っているんだけど・・・」

「僕はスケルトンです。」

「あら、珍しい・・・でもそれならなお楽しみね!ゴーレムやスケルトンの戦うとこ初めて見れるのね!」


今の段階ですごく楽しそうだなぁ~カルタさん。まあ、俺もかなり楽しみではあるがね。


「よし、では行く前に少し待っててくれ確かめたいことがある。」


そう言うとヴォルフは店の奥に行ってしまった。はて?何をする気だ? しばらくするとヴォルフは店主のタジンさんを連れてきた。


『話はヴォルフから聞いたぜ、お前さんたちが緑鱗獲ってきてくれるんだってな。』

「はい、この三人で行ってきます。」

『そいつはありがたい!何せかなりの数がいるからな。俺からも頼むぜ。よろしくな!』


  ≪クエストを受理しました≫


クエスト名  リザードマンの緑鱗大量ゲット 難易度☆☆☆☆


リザードマンの緑鱗 8/30


またしてもクエストが発生した。しかもすでに持っている緑鱗はクエストに使ってもいいようだ。微々たるものだがこれはありがたいな。


「え、これって・・・・」

「え!何でクエストが!」


二人は酒場以外で、クエストが受けれたことに驚いているようだ。カルタさんはもとよりゼノン君にもクエストのことは教えてなかったはずだしな。


「ふむ、その様子だと試みは成功したな。」

「どういうことですか、ヴォルフさん?」

「説明はしてやりたいが、この後やることがあってなクエストが終わった後に説明させてくれ。」

「しかたないわね、その代わり必ず説明してね。」

「約束しよう。」


それから俺たちはタジンさんに挨拶をしてから店を出て、パーティーを組み東門を出たすぐそばで召喚獣を召喚する。


「「「召喚サモン!!」」」


呪文を唱え魔法陣が三つ描かれその中から、ゴーレム、オーク、スケルトンが現れる。俺のジークに変わり映えはないが、ゼノン君のスケルトンは装備が変わっていた。武器は木の棍棒から金属製のメイスに、盾も中型のサイズが大きめの盾に、胸当てやグローブ、革靴なども以前の物とは違うのが一目でわかる。


一方カルタさんのオークは、身長100㎝未満の二足歩行のピンク子豚というのは、以前にも言ったと思うが・・・今目の前にいるのはその可愛い姿に黒のマントを纏い、上下の服は執事が着ていそうな、あれなんて名前だったけ・・・燕尾服?まあ、ともかくそんな装備と長い棍棒を持っている。と言っても80㎝くらいかな?


「カルタさん、そのオークの格好は何というかすごいな。」

「ふふふ、かわいいでしょ♪ 名前はオー君よ。」

『ぶひぃ!』


カルタさんが紹介するとオー君?は鳴いて頭を下げた。それにしてもオー君とは、あれか洒落なのか?でもカルタさんの様子は真面目な感じがするし・・・これ以上考えるのはやめておこう。それがいい。


「動画で知ってはいましたが、実物はかわいいですね~。初めましてオー君、僕はゼノンと言います。こっちは相方のスケルトンのオメガだよ。」

『カカぁ』


ゼノン君は何の疑問もないのか、自己紹介を普通にしてた。オメガも言葉を発した後礼をした。オメガはオー君より身長が高く130㎝くらいかな?


「俺も挨拶が遅れたが、フレンだ。召喚獣はゴーレムのジークだ。」

『ごぉ』

『ぶっひぃ~』


挨拶をした後、オー君はすごいと言いたげな感じで鳴きジークを見上げていた。オー君のサイズだとジークはかなり大きく見えるだろうな。


「じゃあパーティー組んでとりあえずコボルトと戦って、各個人の能力把握から始める?」

「そうですね、異議なしです。」

「俺もだ。」

「じゃあフレン、パーティーリーダーよろしくね。」

「なに、俺がか?」

「そうよ、あたしを誘ったのはあなたじゃない。だったらあなたがすべきよ。」


ぐぅの音も出ない正論だった。だが念のため・・・・


「ゼノン君もそれでいいか?」

「はい、むしろお願いします。」


退路は断たれた・・・・はあ、仕方がない。


「わかった、俺がパーティーリーダーをやろう、ただ初めてだからおかしいとこがあれば遠慮なく言ってくれ。」

「わかったわ、よろしくね。」

「よろしくお願いします。」


そうして俺の初フルパーティプレイはスタートした。


数分後、俺たちはリザードマンがいるエリアの奥を目指していた。あれから何度かコボルトと戦ってみたが全員問題なく倒せた。俺のジークは相手の攻撃を防御すれば簡単に反撃ができるし、オメガは正面から相手をねじ伏せていた。意外なのがオー君で武器を巧みに扱い、相手の攻撃をうまく受け時には武器を持つ腕に攻撃を当て、武器を落としたりさせて戦っていた。


しかしこれでは敵が弱すぎて、パーティーの連携確認ができない。どうしようかと思ったがカルタさんが。


「なら一回リザードマンと戦ってみましょうよ。コボルトとこれだけ戦えるなら結構いけると思うんだけど?」


この意見に俺もゼノン君も反対する言葉は持ってなかった。まあ、連戦できるかの目安にもなるか・・・そんなわけで今奥に向かっているのだ。


「しかし、ここもPCが増えたな。」


奥に向かっている途中にコボルトと戦っている他のパーティーを何組か見かけるのだ。提示板の情報で獣タイプ以外なら、ここでも戦えると広まった結果なのだろう。


「今では、獣タイプ以外の召喚獣は東エリアでLvを上げるのが定番化しつつありますよ。」

「そうなのか?」

「ええ、実際北エリアはLv上げ出来なかったわけじゃあないけど、やっぱり苦労していたみたいね。私もそうだけど、あの情報のおかげでドール、アーマー、オークの召喚獣はLv上げが楽になったって声はよく聞くわね。ドールの場合は生産職以外はって付くけど。」

「なるほど・・・」


そういえば、ヴォルフはきついって言ってたな。しかし・・・


「やっぱ目立つな、俺たち。」

「ですね・・・」

「それは仕方ないわよ。なんせゴーレムとスケルトンが一緒なわけだし。」


そう、俺たちは東エリアに入って召喚獣を呼んでから注目され続けている。カルタさんの言うとおりゴーレムとスケルトンがいるからだが、それにしても遠慮がなさすぎだ。二体が戦ってた時などは驚きの声が上がったほどだぞ。そのことを二人に話すと・・・


「それこそ仕方ないわよ、使えないなんていわれてる召喚獣が魔物を倒すんですもの。知らない人からしたらまさに驚愕の出来事でしょうね。」


またしても正論を言われてしまった。


「後はゴブリンを選んだPCでもいれば面白いのに。」

「まあ、前例がすでに二人いるからいないとはいえないか・・・」

「あはははは・・・」


そんな会話をしながら俺たちは、リザードマンを求め奥を目指す。



ステータスは変化なしです。あとこの週は忙しくて来週まで投稿できません。

楽しみにしている方には申し訳ありませんが、ご理解のほどをお願いします。

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