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神殺しの異世界冒険日誌ー本業は測量士なんですけど~ー   作者: 山奥 駆
激闘 災厄神デルオーズ
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魔法の仕組みと修行の意味

デスマーチ中に投稿が大幅に遅れました。忙しい時期過ぎたはずなのにまだ終わらない。人手が欲しいと思う今日この頃、とりあえず投稿します。

「萌花、六花、海人、大地くん。魔法と結界、剣術等のスキルをつかうためにはイメージする事が大切だ。」

 アルトリアに召喚されて5日が経った頃、私たちはお父さんにそう教えられた。

「お父さん。それはどういうことなの?」

 六花の問いにお父さんは、

「そのままだよ。強い攻撃を繋げたり強力な魔法を使いたいのなら。それをイメージしながらスキルな魔法をつかえばいい。結界も同じで決して壊れない結界をイメージ出来ればこわれることはないよ。」

 と言った。

「でもお父さんの攻撃を防ぐ結界なんて作れるの?」

 その問いにお父さんは六花の頭を撫でながら、

「お父さんの力なんてただの力押しだから大したことないよ。むしろ、お前たちの力はこれからもっと伸びるからね。」

 と笑いながら言った。

「お父さんの場合、下手に歳をとっているからどうしてもイメージが常識に囚われてしまうんだ。でも、お前達なら色々な事を常識に囚われずにイメージする事ができる。たとえば詠唱をしなくても詠唱をした魔法より威力が高いとか、相手がどういう魔法を打ってくるのかがわかる魔法とかね。結界も同じで自分より力の強い人間に壊されてしまう。何て言うのは常識に囚われているだけに過ぎないんだ。それでは自分より強い人間には絶対に勝てないよ。では、どうすればいいのか?それは自分で答えを出しなさい。自分で考えて手に入れた力は絶対に裏切らないのだからね。という事でこれから答えを出すために特訓だ。」

 そう言ってお父さんは木刀を構えて私達に攻撃を仕掛けてきた。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(あの時、お父さんは魔法を使うためにはイメージする事が大事だと言っていた。それは常識に囚われてしまえぱその程度の魔法しか使えないということだ。私は長女として、皆のお姉ちゃんとして、皆を守らないといけない。だったら常識に囚われてしまう普通のお姉ちゃんではダメ!!特に海人なんて私より強くなったらすぐに調子に乗る。そんなこと許せるわけない!!だったらどうする。)

 私はあるイメージをして無詠唱のファイアボールを使った。

『ウォーターウォール』

 賢者は私の魔法を相殺する。

「くっ、やっぱり詠唱を聞いて防いでいる訳じゃない。でも、詠唱した時以上の威力を出せた。ならこれはどう?」

 私はある水の壁すら燃やし尽くすイメージを持ってファイアボールを放つ。

『!!ウォーターバリア』

 私の魔法はバリアを燃やして相殺されてしまった。

(残念。上位の反魔法で防がれたか。でも、どうやって私の魔法を先読みしてるの?詠唱でもない。威力でもない。となれば見てから対応してる?でもそれだと対処が遅れる。ということは魔法を使うときの癖があるのかな?癖?魔法の特長?魔力の質?波動!?まさか!!)

 私は波動・・を纏ったファイアボールを放つ。

『ウッドウォール!?』

 賢者が出した魔法は水属性の反魔法である地属性だった。私の魔法は当然のように木壁を燃やし尽くして賢者にダメージを与える。

「そういうことか。私が使う魔法の波動を読むことが出来れば対策を練るのは容易い。」

 からくりが分かれば納得できた。感応魔法を使うことにより先に相手の放つ魔法の波動を感じてそれに対応する。ようは後出しじゃんけんだ。だけど命のやりとりをする中でそれを行うにはどうするのか。お父さんみたいにこの短時間で魔力感知スキルを取得することはできない。ならそれ用の魔法を作ればいい。私はお父さんが言っていた相手がどういう魔法を使うかがわかる魔法を組み立てる。魔力を感知するなら自分の魔力の中に閉じ込めてしまえばいい。魔力の波動は自分がイメージするものを直接感知するようにセットする。だだ魔力が拡散しないよう魔力の壁をつくらないといけない。でも相手にバレない程度の膜じゃないといけない。よし、これなら。

「・・・・できた。マジックサーチ!!」

 私を中心にドーム状に魔力が拡がる。このドームの中にいる敵の魔力は感知出来るようになった。その時、ふと火の波動を感じた。

『ファイアボール』

「ウォーターウォール!!」

 私はついに賢者に攻撃を加えることに成功し、賢者の魔法防ぐことができた。

『お見事です。これで貴女は魔法戦闘の基本をマスターしました。これからもその知恵を駆使し精進しなさい。さすればワシの届かなかった極意にたどり着くことができるであろう。』

 賢者はそう言って笑うと光となって消えてしまった。

『おめでとう萌花。貴方は強くイメージをして魔法を使うことと敵の魔力を感知すること、そして何より父親よりヒントを与えられていたとはいえ、それを考えて答えを導く賢さ。合格です。』

 トレース様の声が頭の中に響くと、目の前に扉が現れた。私が

 その扉を開けて中にはいるとそこはトレース神殿の謁見の間で先に修行を終えていた六花と海人が待っていた。

「あんたたち、クリアしてたの?」

 六花はともかくまさか海人より遅いとは思わなかった。

「うん、とりあえず相手になったおじさんたちの技をよく見て対応したらなんとかとクリアできたよ。」

 ・・・・何こいつ。私みたいに考えてじゃなくてそれを自然にやったの?

 わたしは海人の頭をグリグリしながら六花を見た。

「私は少し苦労したけどお父さんでも壊せない結界を創れるようにはなれたと思うよ。」

 六花はちゃんとお父さんの言葉を考えてクリアできたみたいだ。

「そうするとあとはお父さんと大地さんか。」

 お父さんは大丈夫だろうけど問題は大地さんだ。

「大丈夫じゃない。二人とも強いから問題ないんじゃないの。」

 海人はグリグリの刑から逃れて頭を抑えて涙目になりながら答える。

「大丈夫だとは思うけどさ。まさか私達より遅いと思わなかったから。」

 そう言ったとき、

『お二人のことは心配しなくても大丈夫ですよ。雅人さんについては少し予想外のことが起きているようですが大地さんは歴代の勇者が乗り越えてきた試練を順調にこなしています。もうそろそろ出てきますよ。』

 振り替えるとそこにはシールさんとトレース様が立っていた。

『まずは突然転移させてしまったことを謝罪します。ビリー・アグナロットが動いているという情報が入ったのであまり余裕がなかったのであえてこんな手段を取らせて貰いました。ですがあなた方は随分と賢いようですね。今回の試練の意味をしっかりと捉えてくれたようで喜ばしく思いますよ。』

トレース様は微笑みながらそう言う。しかし、私たちはお父さんから言われていたことを実績したにすぎない。それは自分の力でクリアしたと言えるのだろうか?

『それは大丈夫ですよ。言われていたことを考えて行動に移せるということはその人間の資質によるものだと思いますよ。しかし、言われたことが間違っている場合もありますから、そこを正しく解釈して正しいことをやるというのが本当に必要なことですからね。』

確かに言われたことを素直にできないのは致命的だと思うし間違った指示を考えずにやるのも致命的だと思う。私たちはトレース様の言葉に頷いた。

『さて、大地さんの方は試練が終わったみたいですね。空間が開きますよ。雅人さんの方はと・・・おや?』

トレース様はお父さんの姿をとらえているが首を傾げている。

「お父さんがどうかしましたか?」

私の問いにトレース様が頬をかきながら、

『雅人さんの試練は光神の塔を通常ルートでの制覇だったのですがどうやら裏ルートの完全制覇と勘違いしたみたいですね。どこかで裏ルートの鍵を見つけてしまったのかもしれません。しかもその裏ルートももうじき攻略するみたいですね。今のレベルではかなりきついのですが。』

と、あきらめた顔をしながら答えた。わが父ながらとんでもないことをしでかしてるみたいだ。っていうか、・・・・・・・あの人、何やってんの?






次はいつになるやら。

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