トレース神殿
ようやく書けた。無能な元請けの相手をしてるとそれだけで時間が浪費される。他の仕事に支障をきたしてたためデスマーチになってしまいました。足引っ張るなら余計なことするなと言いたい・・・。
頭のおかしい男との戦闘から三日が過ぎた。
「空は晴天、旅は順調。景色がよければ言うことないな。」
わたしはそう言いながら一息つくと、
「どこがよ!!お父さん、口を動かさないで手を動かして!!あ~、もう、数多過ぎ!!」
萌花はそう言って向かってくるオークにファイアアローの魔法を放ち次々と倒していく。周りを見ると海人と大地くんはシールとメリッサと共に前衛としてオークを斬り倒し、六花は覚えたての光魔法を放ちオークと戦っている。
「どれ、冗談は置いといてこれ以上文句を言われないようにしないとね。」
私は剣を抜いてオークの群れに近づくと向かってくるオーク達を次々と切り捨てていく。
「しかし、これ程の数のオークが繁殖してるとはな。集落じゃなくて町だな。こんなことになるまで放置してるなんてあの村の奴らいったいなにかんがえてるんだか。」
シールのはため息をつきながら殺到してくるオークの首を落としていく。
さて、どうしてこんなことになったかというと、昨日宿をとるために立ち寄った村で近くで発生したオークの集落によりかなりの被害を受けているとの話を聞き修行がてら集落を潰すことになったのだが聞いていたよりはるかに大きな集落があり、さらには大量のオークの群れに見つかってしまい戦闘に突入してしまいいまに至っている。
開始早々にオークキングやオークジェネラルの上位モンスターは倒して指揮系統は破壊したのだか、別のオークが指揮をとり始めたことにより戦闘は長引いてしまったのだ。
「まあ、対集団戦闘の訓練だと思えば最高の展開かな。いけ!!ファイアランス!!」
私はそう言いながら周囲に六十個の炎の槍を作り出してオークに向かい放つと炎の槍はそれぞれに散らばりオークを貫いていく。
「雅人さんはどんどん人間離れしていくな。さすが神殺しというべきか。普通ならあんな数操作しきれねえよ。」
シールはオークを斬りながらぼやくと、
「まあ、色々と規格外ですからね。」
メリッサもそう言いながら向かってくるオークに槍を突き立てる。そうこうしているあいだにオークの町を壊滅することができた私たちは町のギルドに報告し町をあとにした。
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「雅人さん、ようやく見えてきました。あれがトレース様のいる神殿です。」
オークの町を壊滅させた次の日。私たちはようやく目的地であるトレースの神殿にたどり着いた。
「へぇ~。アーニアの神殿のときも思ったけど、こっちの神殿は西洋風の建物なのね。」
萌花はそういいながら神殿を見渡す。
「確かに神殿って言われるとこっちを思い浮かべるけど和風の神殿もありそうだよね。」
六花も萌花のあとを歩きながらそんなことを言っている。
「たしか、東にあるレッケル様の神殿は独特な形をしていると聞きます。もしかするとそちらの建物が和風と言うものかもしれませんね。」
メリッサの言葉を聞いた子供達はどんな建物なのかをたずねている。
「さて、話はこれくらいにして神殿にいるトレース様のもとへ案内します。主も雅人さんに聞きたいことが有るようだしな。」
シールはそう言うと神殿に向かい歩きだしたので私たちもそのあとに続いた。
神殿に着いた私たちはシールとメリッサに神殿の中央にある大きな扉の前に案内された。その扉の向こうからは大きな神気を感じる。
「着きました。ここからはトレース様の聖域となっており、私は入れませんので扉の横で待機します。」
メリッサはそう言うと扉の横にある椅子に座る。
「ではここからは俺が案内しよう。」
シールが扉を開け中に入ったため私たちもそれに続いて中に入ると、そこはまさしく神様との謁見の間というにふさわしく大きな広場となっていた。神気が発せられている方を見ると大きな椅子が置いてあり、そこには一人の少年がすわっており私たちを眺めている。子供達もその視線に気付いて少年を見ると少年はにこやかに立ち上がり、
『はじめまして、アマテラスの子よ。私はトレース。アルトリアの光を司るものです。』
と言うと次の瞬間、私の目の前にあらわれていた。
『そして、もうひとつ。あなた方にこの世界で生きる術を与える役目を持つものです。』
トレースを中心にして私たちを囲む光の円を作り出されると同時に私たちはそこからいなくなっていた。
次はいつになることやら。




