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ハムソネ ― MEtAmorphosIs ―  作者: 路瀕存
E
4/10

路傍襤褸

 たべてみてよ

 といわれたら わたしはよわい

 だからわたしはこっそりと

 てのひらに載った≪ひみつ≫をたべたのだ


 ≪ひみつ≫

 そう ≪ひみつ≫なのだから

 だれもしらない だあれもかれも

 だれもかれもがしっているけれど

 塩辛の味がするの

 どろだんごってね


 みがくとおたから

 ぴかぴかにね

  ――たいようがほほえむみたく

 すてるとがらくた

  ――ゆうひがいななくみたいに

 では

 たべてしまったとしたら?


 そうねそれは

 2人きりの遊園地。

 小さな幸せの共犯者。

初回掲載 2011年 04月06日 22時41分

一部改稿 2013年 09月28日 14時40分

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