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この街で、僕は恋をした  作者: めい
第七章
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高校を出て、僕は自転車をこいでいた。必死になってこいだ。まだ春間近の冬だと言うのに、汗をかいていた。


僕は自転車を停め、長い長い坂を歩いて登る。とても長くて、息が上がる。苦しい。苦しい。


僕が来たのは、霊山だ。

息の上がる音を響かせ、木の間から、僕は大分の景色を見つめた。


僕はこの街で生まれ、この街で育った。

この街で、先生と出会った。

この街で、先生は、父さんに恋をした。

この街で僕は、失恋をしたんだ。


冬の冷たい空気は、大分の景色を澄ませている。

僕はその、冷たい空気を、一気に吸い込んだ。


僕の新しい生活が、ここから始まる。

僕は、歩き出すのだ。

きっと、先生より愛せる人と、僕は出会うのだろう。きっと、きっと。


先生、先生。


貴女が、大好きでした。

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