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この街で、僕は恋をした  作者: めい
第六章
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「父さん、来たよ」


僕は学校帰りに、父さんのお見舞いに来た。


「ああ、愛斗。ごめんなあ、いつも」


父さんは、同じ病室の中村さんという、おじさんと仲良くなったみたいで、毎日楽しそうにしている。


「父さん、今日進路決めたんやわ」


僕はベッドの横の簡易椅子に座った。


「あ、そうなんか。どうするん、どこでもいいぞ」


「いや、俺さ、体育教師になるんやわ、多分」


僕は自分で口に出して、何だかむず痒い気になった。


「体育教師い?」


ああ、こりゃ反対されるか。僕はそんな気がした。


だけど父さんの顔は、とても明るくなった。


「大学、行くんか!いいやんか!頑張れ!愛斗なら出来るで」


父さんは僕以上に乗り気になった。


「中村さん、俺の息子は、将来大物体育教師や!!」


父さんは、中村さんと肩を組んで喜んだ。


「おお、良かったなあ、瀬能さん。ひぇひぇ」


中村さんは、変わった笑い方をする。


「じゃあ、頑張って勉強するんで!」


父さんの笑顔に、僕は深く頷いた。

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