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この街で、僕は恋をした  作者: めい
第五章
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次の日、僕らは学校に行った。先生は、何度も家に電話をかけたらしかった。僕らは朝から説教部屋に呼び出され、無断欠席について怒られた。


「じゃあもう、教室戻りよ」


先生の言葉に、僕と純平は立ち上がる。


「あ、純平、先に戻っちょって」


僕がそう言うと、純平は、おう、と頷いて、部屋を出て行った。


「先生」


「ん?」


先生は、少し気まずそうだ。


「父さんが、事故って」


先生が驚いた顔で、僕の方を見た。


「入院しちょん。県立病院に。302号室。ちょっと骨折ったけん、二ヶ月くらい入院するかもしれんけど、元気やけん」


「そう…なら、良かったなあ」


「先生」


「え?」


「…父さんのこと、好きなん」


僕の言葉に、先生はまた、目を逸らす。


「先生」


「…そんなんや、ないよ。やけん安心して」


「先生」


「もう、ほら、教室帰りよ。帰って」


「…わかった」


なんて、わかりやすいのだろう。先生。僕が愛したあなたは、どうして僕の父さんのことを好きなのだろう。それでも、分かってても。僕はこんなに、貴女のことが好きだ…。



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