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この街で、僕は恋をした  作者: めい
第三章
15/33

5


僕は友梨と付き合いだして、ほぼ毎日会っていた。

だけどさすがに、毎日出歩いても、行くところは無くなってくる。

どこに行く?どこでもいいよ。どこがいいかなあ、どこかないかなあ。

そんな会話が始まれば最後、だんだんと、だれてくるものだ。


「うちに、くる?」


友梨が、僕に言った。


「今日、両親仕事で遅いし、姉ちゃんも、彼氏のとこ泊まるんよね」


他に行くところもないので、僕は友梨の家に行くことにした。



友梨の家は、薄ピンクのような色のアパートだった。階段を上がって、ドアの前で友梨が鍵を出す。


「恥ずかしいけど、どうぞ上がって」


僕は、お邪魔します、と小声で言った。


「誰もおらんし、気遣わんでいいけん。飲み物持ってくる。部屋、ここね」


友梨が指した部屋の戸を開けると、甘い香りがした。ああ、女の子の部屋だなあ、と、僕は思った。


「はい、アイスココアでいいかな?」


「ありがとう」


僕と友梨は、並んで座った。友梨の中学の卒アルだとか、思い出の写真だとかを見せてもらった。


「ああ、でも、こうして愛斗くんと付き合っちょんのが夢みたいや」


友梨はそう言って、僕の肩に頭を乗せる。僕は、少し離れようと思ったけど、腕を掴まれているので、今離れるのは気まずい。


「言えんまま、卒業とか嫌やもん!わたし、自分の担任にまで相談してたんで!馬鹿でなあ」


友梨は、そう言って笑った。なぜ担任に相談するんだ。


「愛斗くんの担任、誰やったかな?科が多いけん、分からんくなるね」


僕は一瞬、固まる。だけどそれに気付かれないように、答えた。


「斎藤裕子。あの、ちっさい」


「ああ、斎藤先生やったな!可愛いよなあ、斎藤先生〜。ああなりたい!可愛い大人っち感じ!」


僕の心臓は、鼓動を早める。

ああもう、僕は、先生の話を聞くだけで、どうしてこんなにも、胸がざわめくのだろう。


「友梨、その話、もういいやん」


「え?なんで?嫌いなん?担任の先生」


「いや、嫌いやないよ」


大好きだよ。好きで、好きで、おかしくなりそうなくらいに。名前を言っただけで、心臓が破れそうなくらいに。


僕は、逸らそうとしている気持ちから逃げるように、友梨にキスをした。

友梨は、目を閉じて、僕のキスに応える。僕はそのまま友梨と倒れ込んだ。


「ん、愛斗くん…?」


「いいやろ、もう」


僕は友梨の口に舌を入れた。友梨も絡めてくる。

僕は、友梨の服の上から、大きくはない胸を触った。


「愛斗くん…、好き」


友梨は、うっとりとした目で僕を見る。


「俺も、好き」


先生のことが、好きだ。

僕はその思いを消すかのように、激しく友梨を求めた。

服だって、乱暴に脱がせた。優しくなんて、出来なかった。ただ僕は、気持ちを消したかった。


初めて触った、友梨の下は、濡れていた。


「もう、こんなんなったん…」


僕が言うと、友梨は恥ずかしそうにする。僕が指でかき回すと、友梨は体をビクつかせた。僕は自分のを出して、友梨の中に入った。


僕は、激しく腰を振っていた。何を考えずに。友梨の声と、柔らかい体に、興奮しながら。

僕は果てる寸前に、友梨から出て、お腹に出した。


僕はその間、先生を忘れることができた。



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