@コスプレと言い訳
生徒会長×偽チャラ腐男子
とどのつまり言い訳ペアでハロウィンです。
一日遅れですが。
俺、岡田誠也は現在ひどく憂鬱だ。本当なら腐男子たるもの、イベントごとには嬉々として臨みたいところだが、奈何せん自分が被るものが大きすぎる。なぜだ、なぜ、せっかくのおいしいイベントだと言うのに――
「俺の衣装がこんなんなんだっ!?」
10月31日。皆さんご存じのとおり、この日付はハロウィンである。仮装した受けが「トリックオアトリート!」と攻めに言って「菓子はねぇからいたずらどうぞ?」とか言われてあーだこーだな日である。え?違うって?俺の辞書ではそうなってんの。
本来カトリックがどーのっていう宗教的な日なわけだけれど、キリストでもない我が学園はなぜかこの日にイベントを設けている。その名も「ハロウィン仮装大会」。一見ありきたりだが、内容は学園特有の人気ランキング上位者20人による仮装と、その20人からのお菓子プレゼント。お菓子を受け取れる人は全校生徒から抽選されるため、学園全体がお目当ての生徒のお菓子をもらおうと一週間前から各所に設置された投票箱に名前を入れている。
そして俺はもちろん仮装してプレゼント用意しなきゃいけない側なわけで。仮装の衣装は手芸部と美術部が協力して制作しているのだが、このデザインが怖い。去年の俺は一年生だったから白いぽんちょとパーカーでお化けやって終わったけど、今年は違うだろう。二三年生の去年の仮装は……うん。目の保養でした。現副会長のなおちゃんの魔女っ子とかマジ天使!って思ったからね。素で思えちゃうような子いるんだなって思ったよ。なおちゃん性格もめっちゃいいし。腹グロ属性無いのはちょっと残念だけど。あと、相模は相変わらずかっこよかった。たしかフランケンだったはず。顔につぎはぎとかしてちょっと不気味なのにやっぱりかっこいいって言うね。あれはあれで目の保養だった。ってかあの時からすでに俺は相模を意識してはいたんだろうなぁ。関係は持たされちゃってたわけだし。まぁ今になっちゃいい思い出ってね。
で、だ。今年は俺も何かしらちゃんとした仮装をさせられるだろうと、覚悟はしていた。していたんだけどね。
「露出おお……」
冒頭に戻って当日。更衣室の一室で、俺は衣装を身に付けた自分を鏡で見て、呟いた。
10月にこれはいじめじゃないの?という程の露出の多さ。しかしこの学園の暖房設備を考えれば許せる範囲だったのかもしれない。俺だったら許可しないねこの衣装。俺以外に着せるなら話は別だが。
まぁ、仕方がない。着ないわけにはいかないし、何より不貞腐れてなんかいたら俺のキャラが崩れる。
流石に寒いと思ってか、一緒にベージュのマントがあったのでそれを羽織って、俺は更衣室のカーテンを開けた。シュッと音を出して開けた世界は、すぐに陰った。
「あ」
「おせぇ」
見るからに不機嫌そうに相模は眉を寄せる。その姿に、俺は目を奪われた。
相模はタキシードをびしっと着こなし、白い手袋までしたジェントルマンな出で立ち。にもかかわらず髪はワックスで立たせている。黒い髪に赤い目。口もとには存在感を示す犬歯があった。
「吸血鬼?」
「おう、お前は……なんだ?」
俺の姿は殆どマントで隠れてしまっている。見えている足元はブーツだから、きっとなんだか分からないのだろう。俺はふふっと笑って「ひみつー」とわざとらしくおどけて見せた。
「ってかそれってさー、吸血鬼が持つものじゃないよね?吸血鬼退治しちゃうやつじゃないの」
指差したのは相模の首から下がっている十字架。明らかに場違いの癖に、嫌に相模の雰囲気にマッチしてしまっている。
「しらねーよ。一緒にあったんだ」
「ふーん、よくわかんないねー」
「……行くぞ」
首を捻って考えていたら頭を小突かれた。せっかく十字架と吸血鬼を一体化させることについて真面目に考えていたと言うのに。吸血鬼と人間の間の存在で十字架が平気だっていう主人公らしき人物設定までは浮かんだよ、完全厨二だがな。
全く横暴な、と思いつつも先に行ってしまう後ろ姿を追って駆けだす。俺様気質は言い属性ですからね。ほんとはこの間来た転校生に惚れる俺様が見てみたかったけど、今それされたら俺キレるわ。こうやって頭小突くのは俺だけにしておいて欲しいから。
悲鳴がこだまする。体育館の反響の良さを今日ほど恨んだことはない。
『次はー、ふーきいいんちょー、天沢時雨先輩でーす!いしょーは死神でーす!って合い過ぎ』
後半笑いが入ってしまったのは御愛嬌って事にしておいて。俺がナレーションをしたすぐ後に悲鳴と雄たけびが上がる。真ん中を花道のように開けて座る生徒たちの間を風紀委員長は堂々と闊歩する。
真っ黒なマントとスキニ―に金属の装飾の施されたロングブーツと、全身真っ黒な中に光る胸元と顔の白さ。いいねいいね色気が半端ないね。俺的に彼は攻めと見せかけた受けだと思うのだがどうだろう。あ、ほら誰か抱かせろって叫んだよ。
そうこう考えているうちに委員長はステージ上に。俺は慌てて次の名を呼んだ。
18人を呼び終わり、残るは会長と俺。司会をやっている俺が最後に壇上に上がる手はずになっている。それにしてもなおちゃんのドレス姿可愛過ぎるでしょ。一応アリスらしいけど(ハロウィン関係ないとか言わないの)かぼちゃのアクセとかオレンジと黒を基調としたボリュームのあるスカートとか、本当になおちゃんにぴったりだよ。
『さーてお次は皆様お待ちかねのかいちょー様ですよー!せーとかいちょー相模拓斗、いしょーは吸血鬼でーす!十字架持ってるけどそこは気にしない!』
今まで以上にどっと沸いた会場。黄色い声が多いのは彼の人気の方向性ゆえだろう。
相模はその悲鳴を認めると、ニヒルに笑んで見せた。余計にうるさくなるっての。相模は常に胸を張って歩く。まさに王道通りな俺様気質だから、自分に向けられる歓声視線すべてを当たり前のように受け取る。故に胸を張るのだろう。
笑みをしまった相模に集まる歓声は一際だ。全身からあふれる自信がまだ受動体制である生徒たちを刺激する。俺も例外でなく、彼の存在感に見入った。
19人がステージに整列する。あとは俺だけだ。
『ではでは、最後はもちろんかいけーの俺!岡田誠也でーす!いしょーはミイラ男ー!……よいしょっと』
羽織っていたマントを脱ぐ。と同時に湧き上がる声、それまさに怒涛。
相模のようになれていない俺はあまりに大きな声にびくりと肩を震わせた。一瞬ひるむも、すぐに笑顔を貼り付けて最短距離でステージに上がる。おい誰今可愛いっつったの。マジ止めろ相模以外に言われるとか鳥肌立つから。抱いても抱かせろもほんと勘弁。耳を塞ぎたくなる歓声に耐えつつ、ステージの下で司会をしていたから階段を登ればすぐだからと足を動かす。もちろん笑顔とマイクも忘れずに。マイクはなおちゃんに渡して、俺は相模の隣につけた。
『ここから司会を変わります。では早速菓子プレゼントの抽選を始めます。20位菊池大雅の抽選から行います。それ以外は袖にはけてください』
容姿からは考えられないような凛とした声が響く。可憐で儚げなのにしっかりしてるんだよね。
さっと会場が鎮まる。どちらかと言えば緊張した雰囲気だ。皆自分が当たりはしないかと期待と不安でいっぱいなんだろう。
風紀副委員長の大雅くんと司会のなおちゃんをのこして、ぞろぞろと袖に移動する。生徒から完全に見えなくなった辺りで、頭を小突かれた。なんだと振りかえれば、眉間にしわを寄せた相模がいる。その瞳はカラコンで赤いくせに、冷えた色を灯していた。
「なーにー?」
首を傾げて聞いてみるも眉間にしわが寄るばかり。
「ねぇねぇ、相模が何を考えてるかあててあげよっか?」
にんまり笑って覗きこむ。余計に眉間にしわを寄せた彼を認めてタキシードの袖を引いた。二人で壁寄りの隅に寄る。俺達の関係は一般生徒や役員の一部にも明かしていないから、人目につくところであまり接近するのはよろしくないのだ。でも暗がりでもある隅なら大丈夫だろうし、俺は背伸びをして相模の耳元に顔を寄せた。
「俺のこの格好、素敵でしょ?」
顔を離して瞳を覗きこむ。仏頂面の相模と目があった。彼の仏頂面は欲情をよくひそめているから、さっきからずっと眉間に寄っているしわもそれだと思った。案の定、俺の読みは当たっていたようだ。
「露出おおいんだよ……なんだその服」
と相模はため息と共に吐きだした。
「衣裳係の子に言ってよ。置いてあったんだからさぁ」
俺だって思ったんだってば。
俺の格好はさっきも述べたようにミイラ男。つまりは包帯を巻いているわけだが、その巻き方がさらしに近いのだ。首と胸元と、腕、そして足に包帯を巻き、途中から引っ張った分を緩めに肩にひっかけている。パンツはちょっとボリュームがあって王子様のかぼちゃパンツに近い。靴はブーツ。そんな恰好なものだから、鎖骨とかへそとか見えちゃってるんだよね。筋肉のあまりない貧弱な体が晒しものだよ。
この衣装結構エロいと思うんだよね。だから俺のこと好きな相模なら反応するかなーって、それだけを楽しみに現在着ています。
へへ、と気色悪く笑っていると、相模が腰を折った。ふ、と俺の耳に息がかかる。
「んな格好、他の奴に見せたくねぇんだけど」
「……っ」
眉間にしわを寄せたままの低音ボイス。僅かにひそめた声は掠れがかって、色気を醸し出している。
顔に熱が集まっていることを自覚しつつ、相模を見やる。照れ隠しに笑んで見せた。
「独占欲とか流石俺様。まぁ、今回だけは我慢してよ。あ、そーだ!あとで俺の部屋来て?」
ふと思い出して言えば、相模は一瞬キョトンとして、「誘いか?」と口端を上げた。
まぁそうとってもらっても構わないんだけどね。でも目的はそれじゃない。
「ハロウィンパーティーしよーよ。昨日かぼちゃのケーキ焼いたんだー」
あと、マドレーヌとクッキーも。俺は他の生徒たちみたいにお金持じゃないから自分でお菓子をつくる。去年はかぼちゃプリンを作って抽選で当たった子にあげた。泣いて喜んでたけど……俺は超鈍感野郎じゃないからね、嫌だったわけではないと思うよ。そして確か、その頃は相模に半セフレ状態で関係持たされて、でも相模はずっと俺のこと好きだったらしくてっていうすごく微妙な時期だったから、俺が他の子にお菓子あげて相模にあげなかったからいろいろされたんだ。うん、あれは紛れもない黒歴史。今年はちゃんと恋人って言う関係に落ち着いたし、俺の気持ちも他の子より相模に向いてるから何も問題はない。はずだ。
「行く」
「じゃぁこれ終ったら来てね」
少し表情の和らいだ相模を見て、俺も自然と笑みが浮かぶ。
丁度よく会話が終わったところで、俺の名が呼ばれた。一応俺はランキング3位だからまだ来ないと思ってたんだけど、いつの間に。はっ!これまでのイケメンと平凡又は可愛い子たちの絡み見てない!腐男子としてあるまじきだよ。ステージの中央へ足を動かしつつ、頭を抱えたくなった。でもまぁ、割とどっちでもいい。しかも、早くこの会終わればいいのになんて、おいしすぎるイベントなのにもったいないが、このあとが楽しみ過ぎてそれどころではないのだ。萌えより自分の恋が大切です、なんて一生思うわけないと思ってた。
とん、と足をそろえる。顔にはいつもの緩い笑みを貼り付けて、包帯が巻かれた腕で手を振って見せる。そうすれば、面白いように観客は沸くのだ。そして、相模の眉間にはしわが寄る。
俺は貼り付けたものよりも素に近い笑みを一瞬浮かべた。本当に一瞬、相模を思って、出てしまっただけ。
『では会計に抽選を引いてもらいます』
真面目そうな少年が俺の元までケーキ箱くらいの箱を持ってきた。ハロウィン仕様のその箱は、ジャックオランタンの絵が描いてある。
俺がこの箱から引いた紙で、生徒たちは一喜一憂するわけだ。なんだか責任重大。しかし、チャラ男会計はそんなこと気にしないのです!
ぱっと一枚紙を引く。さぁてどんな子かなぁ?どうせなら可愛い子がいいなぁ。
うきうきしながら開いた紙にあった名前を見て、俺は「あ」と声を漏らした。そこにあった名は紛れもなく、この春に転校してきて一躍有名になった人物である。と、同時に、俺が真剣に告白された人物でもあった。
彼のことは嫌いじゃないからね、無下にはできなかった。でも、曖昧なままでいるのは酷だろうから、相模との関係は言わなかったけど、好きな人がいるとだけ伝えたのだ。それでもあきらめないって言われてしまったんだけど。
ちなみに、彼とはそれ以来会っていないのです。正直、気まずい。
しかしチャラ男会計を演じている以上、心の動揺なんて見せるわけにはいかない。
引いた名前を読み上げるのは引いた本人だ。
渡されたマイクを受け取って、笑みを貼り付け直す
『東藤鈴くんでーす!とーどーくんはだんじょ―に来てねー?』
どっと会場がどよめいた。今年一番注目を集め、親衛隊持ちの幾名から言い寄られたという東藤鈴が俺の箱に名を入れていたという事実。告白されたなんて公にすることじゃないから、生徒がざわめくのも無理はない。東藤自身精悍な顔立ちで身長も180近くあるので(俺が175で俺のちょっと上くらいだったから)ファンも多いしね。
美少年王道ではなかったけれどアンチ王道よりはよっぽどいい。ちゃんとイケメン引っかけてくれたし、なんか一匹狼しててこの学園の族には顔広かったし。ほんと傍観してて楽しかった。そんなことしてるから惚れられちゃったんだろうか?ちょっかい出したつもりはあまりなかったんだけど。
考えている間に、口の端を歪めた気まずげな東藤君が俺の前に来ていた。全校生から俺達二人の横顔が見える様に向き合う。彼も心持は俺と大差ないのか、と俺は無意識に素の笑みを浮かべていた。一寸自嘲したような、そんな笑み。はっと俺が気がついた時には、すでに東藤君の頬はほのかに赤くなっていた。あ、可愛い。
素の笑みは見せるなって相模が言った理由はいろいろあって理解済みです。自分の容姿は自覚しているつもりだったんだけどね。
「はーい、これは俺からのプレゼントでーす!去年どーよー手作りでごめんねー」
味は保証しないよ、と眉根を下げて彼を覗きこむ。そうすれば東藤君の顔は真っ赤になった。可愛い。
「て、手作り……ありがとう」
俺の手渡した蒼い包みを受け取った東藤君は、顔を赤くしたままはにかんで見せた。その横顔に、わっと会場が沸く。うんうん、東藤君のイケメンですからね。
ちらちらとこちらを振り向きつつ階段を下りる東藤君に手をふりつつ、なおちゃんの司会で俺は袖に引っ込む。入れ違いに相模が出て行った。眉間に色濃くしわを寄せたまま。
あー、相模がしかめっ面をしてると……
ぎゃあああああ
案の定響き渡る絶叫。相模は俺に向けられる好意にめちゃくちゃ嫉妬するくせに、自分に向けられるものは止めようとしないから。全く、嫉妬が自分だけとか思わないでよね。
薄暗いのをいいことに、貼り付けた笑みを消してムッとする。たまには俺も不機嫌出してみたいわけよ。まぁ、相模の前じゃいつも素だから珍しくもないけど。こういう場でやることに意味があるって、分かって欲しいところ。
相模の菓子を受け取ったのは親衛隊の子だったようだ。150センチくらいの小さな、本当にチワワみたいな子が半泣きで受け取っていた。
けだるげに首を捻って、ぽっけに手を突っ込んで戻ってくる。そんな一つ一つの動作にも反応する観衆の目は、相模が袖に引っ込むまでを見逃すまいと追いかける。
不機嫌を隠さずに壁に凭れて相模を睨み上げらば、彼はにやりと上機嫌に笑んだ。
そんな表情より俺だけに見せるあの甘い笑みが見たい。……部屋に行ったら要求してみようか。
なんて思って目を離した瞬間、腕を掴まれた。
「なに?」
「いいから来い」
ぐいぐい引っ張られ、ちょっと!と声を上げても相模は歩みを止めない。え、ちょっとそのまま行くと全校生徒の前出ちゃうって。
なおちゃんがお菓子を渡し終えて振り向いて、俺達を認めて目を見開いた。そりゃぁそうだろう。すんばらしくご機嫌に、相模に俺の腕を引いているのだから。
完全に俺達は注目を浴びていた。
なになに、何かほかによ今日あったっけ?もう会を閉じて終わりだったよね?
困惑して急遽貼りつけた笑みもゆがむ。俺がいつも笑ってる分全て、今現在相模が活用している気がする。そして嫌に、笑顔が近い気がする。
あ、ヤバい。と、思ったのもつかの間。ふに、と唇が触れ合うのと、本日最大級の絶叫が響き渡るのはほぼ同時だった。すぐに顔は離れ、絶叫の中固まる俺と、満足げに笑む相模。
は?え?なに?キスはいいよもう何度もしてるから……ってそうじゃなくって。
「さ、相模っ」
俺達の関係明かさないって、面倒だからとかいう理由だけど、そう決めてたじゃんか!?
「悪い、やっぱお前野放ししとくと危ないわ」
「はぁ?それはこっちのセリフ……って、え、まじで?言っちゃうの?」
「もう言い訳できねーだろ?」
「まぁ、そーだけど……ま、いっか」
順応早い俺。
『つーことで、こいつに手ぇだすと容赦しねぇから』
俺の肩をぐいと引きよせ、いつのまにやらなおちゃんから奪ったマイクで相模は宣言する。なんだか、ひどく照れます。顔熱いですもん。
『まぁ、そーゆーことで』
マイクを向けられたから、そう言っておいた。
俺達の関係知ってるのって俺の友人且理解者と、風紀委員長だけだったんだよね。
あー、このあとちょっと波乱の予感。悪い気がしないのはこれから本当に相模を独り占めできるから、なんてね。
誤字脱字などありましたらお知らせください。
また、感想評価など頂けると励みになります。
新キャラの名前がちらほらあるのは、視点を変えて長編書けたらいいなと画策しているからです。厳しそうですが……短編でもいいから書きたい(u-u)