第六話
駄文ですが見てやって下さい
優は家に帰るとすぐに昼食を食べてまたすぐに公園で特訓を再開した
それから、時間を遅くして六ヶ月・・・普通の時間で六時間たった時特訓を切り上げて家に帰った
「唯~腹減った」
帰ってからすぐに優は唯にそう言った
「あんた!帰って来るなりそれはないでしょ!」
帰ってきたとたんに飯の催促をした優に唯が怒る
「だって、腹が今までにないくらい空いてんだからしょうがねえじゃん」
「もうっ!本当にあんたは・・・ほら、夕飯もうすぐできるから、それまで我慢しなさい!」
あきれた様子の唯だがいつもの日常を取り戻したことに安堵した
夕飯を食べ終えた優は家族のみんなに自分の考えを打ち明けた
「ちょっと聞いて欲しいんだけど、俺さ、もうしばらく学校を休もうと思うんだ」
「ああ。、分かった」
唯と夏穂さんは驚いていたが滋郎さんは大して驚いた様子もなく了解した
「でも、優くん多くても一ヶ月間だけだからね」
滋郎さんはそう念を押した
「はい、分かりました・・・俺の我が儘聞いてくれて、ありがとうございます」
優は寝る前に今日新たに分かった時間魔術についてを纏めることにした
・時間お操作している時は飲食や睡眠を必要としない
・使用している間は他の人には姿は見えない
・音や使用した魔術も他の人には見えない
・時間を元に戻すと空腹感がする空腹感は時間によって比例する
・時間を止めている間に気絶をしても魔力が続く限り時間の速度は変わらない
・・・と、まあこんな感じかと思い優は眠ることにした
朝、優はいつもと同じ7:00に目が覚めた
「よしっ、今日から特訓だ気合い入れるぞ」
自分の頬を叩きながら優は気合いを入れた
優がリビングに入った時にはすでに皆が揃っていた
「おはようございます滋郎さん、夏穂さん、唯」
「「「おはよう」」」
「朝食の準備、できてるから座って待ってて」
「ああ、分かった」
そして、朝食を終えた優は家を出ようとした
「では、気をつけなさい」
「はい、分かりました・・・それと一ヶ月間この家には帰ってきません」
「ああ、分かったよ好きにしてくると良い」
優は滋郎の優しい言葉とともに木下家を去った
公園に着き優はそっそく特訓することにした
「スロウ」
そう詠唱するともう見慣れた赤黒い線がたくさんある世界に入った
「よしっ、この一ヶ月・・・いや、五十六年か・・・絶対にこの期間内に炎を滅に昇華させる!そして・・・野田焔を絶対に倒す!」
そう、決意を再確認して優は特訓を開始した
一度も休まず優は五十三年と二百三十六日経った時炎を滅に昇華することができた
「よしっ成功だ・・・長かった・・・さて、後二年と百二十四日だ、優は滅をより完全な物にするために、さらなる特訓を行った
そして・・・優が木下家を出て一ヶ月経った日に優は無事に特訓を終えた
「やっと終わったぜ!」
優が気を抜いた瞬間にスロウが解けた
「くっ・・・は、らが・・・」
スロウを長時間使った事による空腹で優はまともに歩けないほどふらふらになっていた
優が苦労して木下家のインターホンを押した瞬間、地面に倒れ込んだ
「はーい」
そう返事をし、唯が出てきた
「あれ?・・・いたずらかな?」
「・・・まっ・・て、くれ」
唯が去ろうとした時、優が何とか声を出すことに成功した
「えっ・・・優!?」
倒れ込んだ優を見た唯が驚いた様子で言う
「・・・ゆ・・・い・・・はら、が・・・へっ、た」
「優!一ヶ月ぶりに見た家族への第一声がそれなの?・・・ってゆうかあんた、まさか一ヶ月間何も食べてないの?」
「・・・あ、あ・・・その・・・まさか、だ」
優は時間魔術のことは秘密にしておくつもりだったのでそう答えた・・・嘘ではない、と自分に弁解しながら
「わ、分かったわ、すぐに夕飯にするから!それまでしっかり意識、保っててよ!」
唯は優を家の中に引きずりながらそう言った
優が夕飯を食べたのはそれから十分もかからなかった
「でも、凄く食べるわね、もうそれで六回もご飯お代わりしたんだもんね」
「ああ、とてつもなく腹が減っていたからな!」
優は満足したような表情でそう言った
夕飯を食べた後、優はすぐに寝てしまった・・・おそらく魔力の使いすぎと体力の使いすぎだろう
朝、優はいつもと変わらない7:00に目を覚ます
「ふぁー、今日から学校か・・・楽しみだな」
優は制服に着替えてから顔を洗い、リビングに入った
「おはよう、優!」
「ああ、おはよう」
唯が元気よく挨拶をしてきた
「唯、何か今日凄い機嫌良いな!何かあったのか?」
「ええ、今日から優と学校いけるからね!」
唯が何故、自分と学校に行くのが楽しみなのか優には分からなかったが気にしないことにした
朝食の後優は学校の用意をしていないことに気がついた
「やべっ、今日の用意忘れてた・・・」
「大丈夫よ、私がしといてあげたから」
「ありがとう」
唯が用意してくれたことに感謝した優は自分ができる限り満面の笑みで礼を言った
「・・・いいわよ、そんなことくらい」
優は気がつかなかったが唯の顔は真っ赤になっていた
ちょっと余裕をもって家を出た優と唯は早くに学校に着いた
「優!久しぶりだな!」
陸也が声をかけてきた
「ああ、久しぶりだな!」
「優・・・あの時はすまなっかたな」
陸也が気まずそうにそう切り出す
「いや、俺が勝手にしたことなんだ、だからお前は悪くない」
「いや、俺が止められなっかたのが悪かったんだ」
「それじゃ、俺はも前を許す・・・これで良いじゃねえか」
「・・・ああ、ありがとな!」
陸也は調子を戻し、そう言った
教室に入り、いろいろな人から心配された・・・たった二日しか学校に来なかった優を気にかけてくれていた事を知り嬉しくなった
しばらくすると金谷竜が教室に入ってきた
「では、みなさんHRを始めますよ~・・・明日は魔術決闘大会です~それだけですので、起立、礼・・・あ、そうだ木下君は職員室に来て下さい」
金谷竜はそう言い残して教室を出て行った
優が職員室に着くと竜にギルドへの所属について問われた
「・・・陸也、三上陸也が創ったギルドはありませんか」
「確か~・・・ノルニルというギルドですね~」
「そこに空きはありますか?」
「はい~ありますね~」
「じゃあ、そこに入れて下さい」
「分かりました~、後魔術決闘大会ですが、あなたにも参加して貰います~優勝賞品はギルドへの評価に~成績を上げることに~在校中の特別室使用許可ですね~」
「特別室って何なんですか?」
「特別室は学年で一人だけが持つことができるトレーニングルーム兼私室みたいな物です~」
「へぇーそうなんですか・・・ありがとうございました」
「いえいえ、これも仕事なんで~」
優は職員室を後にした
「おいっ!優、何で先生に呼ばれたんだ!?」
「ギルドの所属に関してと、明日の魔術決闘大会の説明で呼ばれたんだ」
「優はもちろん俺らのノルニルに入ったんだよな!?」
「ああ、一応約束していたからな」
「それじゃあ後でメンバーを紹介するぜ・・・たぶん、お前も驚きのメンバーだぜ!」
そういい、陸也はにやりと笑ったのだった・・・
どんなことでも良いので感想をお願いします・・・