第十八話
駄文ですが見てやってください。
光の精霊王の場所とは逆に、闇の精霊王の居場所は全てを飲込むようなやみで埋め尽くされていた。
「流石は闇だな…すぐに飲め込まれそうだ。さっさと、契約を済ませよう。」
「そうですね。私もこんな所に長居したくありません。」
「長居したくないとは失礼だな…ベス」
「っ!当たり前ですゼスト。それに、気配を消して話しかけないでください。」
「いやいや、昔みたいに驚いてくれるなんて感激だぞ。それで、どうした?人間なんか連れて。」
「この方は優さんといい、私の契約者です。ここに来たのは、あなたに契約して欲しいからです。」
「ほう、人間が。…人間、わたしはゼストという。本題に入るのだが、我と契約したいと?」
「ああ、そうだ。じゃあ、契約してくれるか?」
「タダでは出来ないな…そうだ!条件がある。我は昔からベスの事が好きなのだ。だから、ベスと我の関係を取り計らってくれないか?うまく行ったら契約してやろう。」
ぜストはベスに聞こえるように大きな声で言う。
「仲間を売るわけにはいかない。でも、お前の力が欲しい…どうすれば良い?」
「フハハハハハハ、そんな都合のいい話など無い!しかし、お前は面白いからな…契約してやろう。しかし、ベスの事も諦められないのでな、常にベスと我を召喚した状態にして欲しい。そして、お主の通っている学校とやらも興味があるからな。この条件を呑めるか?」
「ベス、それで良いか?」
「ええ、構いません。」
「分かった、呑もう。」
「だったら、右手を差し出すと良い。…よし、契約完了だ。」
「お前が持っている技を見せてくれないか?」
「良いだろう。その目にしかと焼き付けると良い。」
俺はぜストの技を盗み、次の目的地に行こうとした。
「ベス、次行こうぜ。」
「……はい、分かりました」
「どうしたんだ?」
「いえ、気のせいですので。では次は時の精霊王ですね。じゃあ、行きますよ。」
「ああ。…本当に大丈夫なんだな?」
「はい、心配掛けて済みません。」
「いや、じゃあ行こうぜ。それと、ゼストは着いて来るのか?」
「いや、我は優が学校に行く頃に呼んでくれ。」
「分かった、じゃあな。」
俺がそう言った瞬間、ベスの風魔術 転移 で時の精霊王の場所に出発した。
時の精霊王の居場所に着いた。そこは独創的で、大きな時計が所狭しと並び、一つのたてものとなっていた。
「変わった所だな。」
「ええ、そうですね。時の精霊王も変わった人ですが、良い人ですよ。」
「そうか…まあ、悪いやつじゃ無いなら良いか。」
「じゃあ、入りましょうか」
ベスがそう言って時計で出来た建物に入って行く。
それに、遅れないように着いて行く。
「ここに、居るようです。」
俺達は、最上階の部屋に着いた。
「では、入ります」
そう言ってベスは扉を開けたのだった………
変な所で切ってすいません…
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