第十四話
昨日は更新できませんでした…すいません
駄文ですが見てやって下さい
優は、公園で一人落ち込んでいた…
---仲間を、守るために強くなろうとしたのに、自分のせいで傷つけてしまった
自分にはまだ、力が足りない…仲間を傷つけさせない程の、強大な力が
仲間を守るために、最強になろう…事件を、仲間に悟られずに一人で解決しよう
それができるなら、俺は何でもしよう---
落ち込みながらも、そんな事を考えていた。
「どうすれば、最強になれるんだろう?……精霊王達との契約、それができたら自分にしかできない、圧倒的な魔術を使用できるかも知れない」
そう思った優は、風の精霊王を呼び出した
「どうしたのですか?」
「俺は、他の精霊王達と、契約したいんだ。」
「急にどうしたのですか?」
起こった事を全て話した
「なるほど、仲間を傷つけさせないための、最強の力ですか。分かりました、炎・水・土、の精霊王達の居場所なら知っています。行きたい時は、私に言って下さい。私が、お送りしますので」
「ありがとう、明日から行きたいから、明日になったらまた呼ぶ。」
風の精霊王は、大きく頷くと、空気に溶けるように消えていった
家に帰った、優は早速最低限の用意をした。家族には、心配を掛けないように荒れているように演技をした。完璧に、呆れられるまで心が痛くなるのを我慢して…
翌日、滋郎さんと夏穂さんに心の中でごめんなさいと言い、家を出た。
公園で、風の精霊王を呼び出して行く事を伝える。
「もう準備はできたから、早く連れて行ってくれ。」
「分かりました。では、行きますね。」
自分の感覚が、一瞬無くなり、感覚が戻った時にはすでに目的地に着いていた。
「此処が、炎の精霊王がいる場所です。私は、これ以上先へ進めないのでお気をつけて、行ってきて下さい。」
「ああ、分かった。」
風の精霊王と別れたのは、洞窟のような場所で、中からは凄まじい熱気が溢れ出している。
優は熱気に負けないよう、風を纏い、熱風を遮断する。
洞窟を進んでいくと、だんだんマグマ溜まりが見えてきた。マグマ溜まりのある所が、最深部らしい。
「炎の精霊王!いるんだろ、出てこいよ!契約しに来てやったぞ!」
「誰だお前は?人間ごときが、我に命令か。良いだろう、身の程を弁えさせてやる!」
炎を司る精霊だけあって、同じ炎を操る者として自分の血が騒ぐのを感じる。
炎同士で、戦うには、少し不利なので目を使う事にした。
「お前が、契約しないのであれば、俺がお前を殺す!」
「精霊王を殺すだと!?人間ごときが笑わせるな!」
「お前は、破壊神を知っているか?」
「いきなり何を聞く?知っているに決まっているだろう!ふざけるなよ!」
「俺の目には、破壊神の一部が宿っているんだ!そんな俺に、お前がかなうのか!?」
炎の精霊王は、直死の魔眼を発動させた優の目を覗き込む。
「確かに、破壊神が一部宿っているようだな。我ではかなわない…分かった、契約しよう。右手の甲を出せ」
「初めから、そうして欲しかったぜ」
優は、右手の甲に新たな模様が浮かび上がったのを確認した。
「ところで、時・空・光・闇の精霊王の居場所を知っているか?」
「闇の精霊王の居場所だけ知っている。」
「此処に、風の精霊王呼ぶから、そいつに教えてくれ。」
「分かった。」
優は、さっそく右手に魔力を通す。
「済みましたか?」
「ああ、闇の精霊王の居場所を知っているらしいから、聞いてくれ。」
「はい。分かりました」
風の精霊王と炎の精霊王が話し終えた。
次は、とりあえず水の精霊王の所に行く事にした。
「では、行きますよ」
「分かった。」
今度着いたのは、大きな湖があるだけの森だった。
「そういえばさ、炎の精霊王は好戦的だったんだが、他の精霊王はどうなんだ?」
「他は、好戦的な者はいません。しかし、気難しい性格の者がいるので契約するには苦労するでしょう」
「まあ、直死の魔眼で脅せばいいだろ。じゃあ、行ってくる。」
優は、湖まで辿り着き大きい声で叫ぶ
「水の精霊王!出てこい!」
「誰じゃ、妾を呼ぶのは?」
「俺だよ、契約しに来たんだが…もちろんするよな!?」
「なぜ、妾が契約せねばならんのじゃ?」
「なら、なぜ契約したくないんだ?」
「面倒じゃからに決まっておろう…さあさあ、帰るがいい人間。」
「よし、じゃあ力ずくで契約して貰おう!」
「妾を力ずくでか、フフフ面白いどうするのじゃ?」
「どうするって、直死の魔眼使うに決まってるだろ!精霊王相手なんだから!」
「ほう、お主が破壊神を宿しているのか…良いじゃろう、妾も死にとうないのでな、契約しよう。」
「ありがとう。話が分かる奴で良かったよ。」
優は、右手の甲を出した。
するとまた、新たな模様が浮かぶ。
「ところで、時・空・光の居場所が分かるか?」
「光の精霊王の居場所なら分かるぞ。」
「なら、風の精霊王に居場所を教えてくれ。契約するから。」
「分かったのじゃ、では風の精霊王を呼ぶがいい。」
優は、風の精霊王を呼び出し光の精霊王の居場所を、憶えて貰った。
「じゃあ、土の精霊王の所に行こうか。」
「分かりました。土の精霊王は少々気難しいので、私が説得しましょう。」
「ああ、頼んだ。」
土の精霊王は、沼の中に住んでいるらしい。
優は、目的地に着いた時、強烈な異臭に眩暈がした。沼を見ると、たくさんの汚物が浮かんでいた。
「早く済ませようぜ!体が悪くなりそうな臭いだ!」
「ええ、早く済ませましょう。土の精霊王!出てきなさい!そして、優と契約するのです!」
しばらくすると、沼から気難しそうな顔をした爺さんが出てきた。
「なんじゃ、風の精霊王か。驚かせるでない、人間が来たかと思ったでないか!」
「ええ、人間も来てますよ。ところで、その人間と契約して下さい。」
「いやじゃ。何故、儂が人間なんかと契約せねばならんのじゃ?」
「では、どうすれば契約してくれますか?」
「……この付近に最近、竜が住んでいるのじゃ。それを退治してくれたら、契約しよう。」
「言いましたよ。絶対契約して貰いますからね!…では、退治しに行きましょう。」
竜は、国の部隊と戦わせてやっと一匹勝てるかという位強い生物だが優にとって、そんな生物に負けている暇は無いので、一瞬で蹴りをつけようと思っていた。
「優、竜の居場所が分かりました。」
こうして、優は竜討伐に行くのだった……
優が、さらに凶悪になっていきます…。
何でも良いので感想をお願いします……