第十二話
駄文ですが見てやって下さい
期末試験が、終わり運動部の大会、一二校競技大会が近づいてきた。
一二校とは、睦月学園・如月学園・弥生学園・卯月学園・皐学園・水無月学園・文月学園・葉月学園・長月学園・神無月学園・霜月学園・師走学園 のことで、これらの学園が日本でトップの学園だ
競技は三つあり
お互いのフラッグを破壊する フラッグディストラクション
複数の魔法で、空を綺麗に彩る マジックアート
動く的に、早く正確に魔法を当てて壊す ターゲットブレーク
この大会で、結果を残せば、プロに成れる可能性が高くなるので、選手達は特に力を入れて臨んでいる大会だ。
本来は、政府の要人や、スカウトマンが見に来るので、普通の人が見る事は無いのだが、ノルニルのメンバーは、期末テストが一番で、大会も高成績だったので、校長からチケットにチケットを貰ったのだった。
大会当日、優と唯は仲間との約束場所に、早くに着いていた。
「優、楽しみだね!こんな機会、滅多にないから…優と同じギルドで良かった!」
「そうだな、何事も無ければ良いんがな」
唯は、楽しそうに言っているが、優には少し悪い予感がするのだった
「みんな!遅れて悪かったな!」
「いや、俺らが早く来すぎただけだ、謝る事じゃないぞ」
結局、予定していた時間よりも十分早く、集まったのだった
会場に着き、自分たちの席に着く
席に着いた時、ブクブクと太り、体の至る所から脂汗が出ていそうな男が、優に近づいてくる
「おいっ!お前ら!誰だか分からないけどな、お前らみたいな貧相な奴らが来て良い場所じゃないんだよ!」
変な奴に絡まれたと思いながら、優は対処する
「すいませんね、貧相で。ところで、あなたが喧嘩を売ったのは、神野家の次期当主、神野葵さんですよ。このことが親に知れたら、あなたもただでは済まないのでは?喧嘩を売る相手を考えましょうね」
「なっ、こんな奴らの中に、神野家次期当主がいるのか?」
優の言い争いの中で名前が聞こえたのか、葵はこちらに向かってきた
「ねえ、お兄ちゃん!この人誰?」
「この人が、喧嘩売ってきたんだよ、まあ特に問題ないけどな」
葵の姿を見たのか、男は顔を真っ青にして逃げていった
ざまあみろ、優はそんな事を思いながら、男が逃げていった方を見たのだった
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薄暗い部屋に、二人の男が話し合っていた
「おい、予定通り事は運ばれているのか?」
「ああ、大丈夫だ。これが終われば、晴れて俺らは征服者になれるぜ…あの方と共に」
「では、少し早いがあの方に」
「あの方に」
そう言って、男達は杯を交わしたのだった
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競技が始まる。
まず、フラッグディストラクション
この競技は、如月学園が最も得意な競技で、負ける事は滅多にない。
競技は、十二学園から五人ずつ出て、一斉に始める。
五人に、満たなければ失格。しかし如月学園は、補欠メンバーの基準に達する者がいなかった。
よって、優達は鑑賞という目的で来ていたが、もしも補欠メンバーが必要となった時に出場しなければならないのだった
「みなさん、不正な事はせずに、正々堂々として下さい!…では、フラッグディストラクション、開始」
審判が開始といった時、会場が霧に包まれて、まるでジャングルのような光景が広がる…香魔術だ
会場には、それぞれの拠点が映し出されている
まず、それぞれの偵察者が、ジャングルを探る
如月学園の生徒は、いち早く他の拠点を見つけだして、先手を打つ
まず狙ったのは水無月学園のフラッグで、木陰に隠れて隙を伺う
水無月学園の生徒が四人動き出す…他の学園に攻撃を仕掛けるみたいだった
それを好機と見て、一斉に矢を放つ
フラッグに見事命中、放送が掛かり水無月学園の敗退が宣言される
だんだん、敵が減っていき最後には如月学園と皐学園が残っているだけだった
皐学園のフラッグを壊しに行こうとする時、敵の攻撃に遭う
それを、一人が抑え後の三人はすぐにフラッグに向かう
向かう途中に、また敵襲に遭い最後の一人となったがフラッグへ辿り着く
フラッグには一人の生徒がいた
その生徒は、炎の矢を撃つ
しかし、土の壁で難なく防ぐと、香魔術の眠りの霧を出してフラッグを破壊…
フラッグディストラクションは、如月学園の勝利となった
何でも良いので感想をお願いします……