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たすけて、お医者さん

作者: みいも

 ひどい、私が何をしたというのだろうか

 私にダメな所があったなら謝るから言ってもらいたいものだ。

 だから、あなたたちももう少し考えてほしいとも思うのだ、


 患者のこと



 私は医者を恨む気などさらさらない(たぶん)

 医者とはありがたい存在

 忙しい中で多くの患者を診てくれるありがたい存在

 呪おうとも思わない


 ただ、一言言いたい


 田舎のちょっと大きめの病院の病院に居る若めのお医者さま、自分の能力過信しがち…(内科・外科)

 医者というのはそういうものなのかもしれないけど、なんとも…


 というか、なんで田舎の大きい病院には若めの医者が多いのでしょうか…経験浅めの。私の住んでた地域だけ?

 若めの先生でも親身になって対応してくださる先生もいる、科によっては多くの資格を持っている先生もいた。

 だが、ヘラヘラしたのもいる。

 田舎である程度の力をつけ、都市で使えるようにするシステムなのかなんなのか


 こちとら本当に不安で受診しているのに、若いからってなめとんか?ぁあ??と、

 当時まだ若く血の気の多かった私は思いました。



 私ね、健康な子だと思っていたのですが

 勤めるようになって数年経ってから、毎年のように健康診断で引っかからようになりました。


 最初の数年は、自分より生きている目上の方々から「健康診断はちょっと大袈裟に結果出すから〜」と言われたので、私は気にしつつ気にしないでおりました


 しかし、ある年の健康診断でのことです。

 それなりに数年毎度のように引っかかっていた項目の心電図、

 結果に「心筋梗塞の疑い」という文字が書いてありました。



「心筋梗塞」って、

 四字熟語じゃないんですよ(知ってらあ)


 こいつはちょっと怖い結果…

 判定もE判定だし、不安になった私は地元のちょっと大きめの病院へ行きました。


 しかし、大きめの病院というのはイジワルなもんで、行って直ぐになんて診てくれません(イジワルではない)


 まずは初診…

 待たされること2時間近く

 名前を呼ばれて診察室に入ると若いお医者様ありけり…


 まだ偉そうな感じもなく、丁寧な言葉遣いで患者に寄り添うような対応してくださり、

「この先生なら安心や!」と、この先のことなど知らずに穏やかになる私。

 その日は、循環器担当の医者いる日を教えてもらい、受診の予約をして終了。


 1週間ほどして再受診の日、

 名前を呼ばれて診察室へ


 中には女医さんが居たい。

 若めの、当時の私より十程上に見えた

 髪の色明るめの女医さん、

 声は高めのかわいい系、

 松本ま◯かさん目指してます?な感じの方

 会話をしてみると、うふふ、あはは、な感じあり


 私、一気に不安に…


 少し前の年から心電図引っかかってる話をして、

 苦しくなったら締め付けられる感じもあったとお話…


 その時はその病院で心電図検査やったからどうか覚えてないのだが

 その時の受診の結果としては、

「若いから大丈夫」


 完。



 いや〜、普通なら「えぇ!?」となる所、


 そりゃもう心の中で「えぇ!!?」となりましたとも。


 でも、頭の悪い私、

 それ以上どうしたらいいのやら状態だったので素直に受け止めて帰りました


「生きてるし大丈夫」

 そう、生きているのです。



 それから数年後の健診…

 1回目受診後も変わらず健康診断の心電図の結果には謎の言葉と共に異常ありとあったのですが

 少し経った年の心電図結果に再び「心筋梗塞」の文字が。そしてE判定…



 それではここでクエスチョンです!

「心筋梗塞」の文字の後に書いてあった言葉とはなんでしょ〜??・・・



 それでは正解発表です!

 正解は、

「否定困難」、

「心筋梗塞否定困難」でした!!



 怖っ!!


 生きてるのに怖っ!!


 どういうことなのよ状態の私、

 再び同じ病院へ行きました。

 しかし、同じ病院に行ったらまた同じ医者に診てもらうことになるのでは?と思うかもしれませんが、

 ノンノン、私バカですがそこまでバカではありません。

 病院のホームページをチェックしましたよちゃんと!


 その病院は某医大の先生方が入っており、入れ替わりあり。

 前回診ていただいた先生は移動しておりました。


 なので他の先生に診ていただける状態なので大丈夫!


 しかし、主治医の居ない私はまた初診で行きました。

 バカです。

 そして、初診担当のお医者様はやはりお若い&丁寧&優しい&寄り添った対応をしてくれました。

 そして可愛かった(こら)


 そして再受診、担当医に診てもらえる日、

「今回は当たりでありますように!」と願いながら待合室で過ごし、名前を呼ばれて診察室へ入る私、


 おぉ!なんとっ!!


 前回の女医さんと同い年くらいと思われる男性の医者!

 つまり、若い!つまり、経験値そんななさそう!

 つまり、私の不安も再び!


 ねえ、誰か嘘だと言って…?


 とりあえず診察していただきまして心電図検査もしていただきました。

 そして、心電図の結果を見ながら先生とお話…

「ここに小さく山がちょこんとあるから大丈夫です(心電図の波形)、小さすぎて読み取れなくてこういう結果になったんだと思いますよ」

「そうなんですか」

「はい、まあ若いし大丈夫ですよ」

「ほぉ…ん?」

「それに、診てくれた医者の言うこと聞いてれば大丈夫なんで!ははは」

「そう…ですね、ははは」


 はあ゛?


 その後は「安心しました(してない)、ありがとうございました」と言って帰った気がする。


 診てくれた医者の言うことを聞いていれば大丈夫…

 もしあなたがヤブ医者だと私死にますやん?もしかしたら死にますやん?

 もやもやのイライラになりました。


 でもほら、こうして私ったら生きているので大丈夫。


 それにしても「若いから大丈夫」っておい、

 某医大の内科医はそう言えと教育されとるのですか??


 それからまた健康診断結果、

 心電図引っかかり、謎の言葉書いてありな年が続いき、

 帰ってきました…

「心筋梗塞の疑い」


 おかえり!おかえりー!!

 もう帰ってこないと思っていたから、ちょっとびっくりだよ…おかえり

 心筋梗塞「ただいま…」


 じゃねえんだよ!!


 どーなったんだよ私の心電図はよお!?

 おかしいだろ?!

 もう若くねえんだよ!おかしいだろ!!

 つまり普通にこれだろ!!

 あの頃から時は経ちもう若くねえからこれだろ!?

 もしかしたら若くてもこれだっただろ!!?!


 と、確信のない自信を胸に

 今度は循環器科のある、最近できたクリニックへ…


 まずは健康診断の結果を見てもらい、心電図検査とエコー検査をしてみるかと聞かれたのでお願いをした。

 ホルター心電図もした気がする。


 そして、心電図の結果発表の日…


「まずですね、心電図の結果なんですけどね」

「はい」

「異常ですね、異常」

「異常!?」

「はい」


 医者からさらりと「異常」という言葉を聞いた私、混乱。だがなんだか回りくどくなくて気分がいい(おい)

「でも、エコー検査だと問題ないので大丈夫です」

「大丈夫?!」


 もう、訳がわからない。


 心電図は異常だけど、エコー検査は正常…

 えっと、つまりこれは、

 生きているから大丈夫!ってことですね!


「もしかしたら、前壁梗塞かもですね」

「前壁梗塞!?」


 どちら様ですか!!?


 心電図の結果の紙に「前壁梗塞の疑い」と書き込む医者

「でも、エコー検査問題ないので」


 もう、何をどう受け止めたらいいんだ?…


 その後、胸の苦しさや動悸もあったり不整脈だなんだと話をしたら、

 ストレスはあるかと聞かれ、あると答えたら

 精神的な問題やら心の問題やらうにゃうにゃいわれ、

 気持ちを落ち着ける漢方とβ遮断薬を処方してもらいました


 しかし、しばらく飲み続けるも動悸やら不整脈やら状態が変わらず


 薬が終わる頃受診した際に

「なんか、この薬飲んでいても状態変わらなくて、飲み続けることに意味あるんですかね?」と言った時のこと…

「じゃあ、薬やめて様子見ます?」

 と急に優しい感じだった態度が一変。イライラした様子でPCに入力した文字を消し、目つきも悪くなり見捨てるような発言してきやがった。

 心の中で「えーーーっ!!」となりながら、バカな私は医者の機嫌を取るかのように「やっぱもう少し薬続けてみます・・・」とビクビクしながら答え、診察を終えて帰った気がする。


 その後は一回くらい受診して、もうその病院へは行っていない。

 こんな事を言ってはいけないかもだけど、私よりも医者の方が精神的にヤバくなっているように感じた。


 今はどこの病院にも行っていないが、一度専門医に診てもらいたい気持ちはある。

 でも、どこの医者がいいのか分からないので結局どこにも行かずに過ごしている。

 とりあえず、

 私は生きているので大丈夫なのだろう…


 知らんけど


読んでいただきありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言]  わたしはそこそこ長めの入院して退院する時主治医に挨拶に行ったら「あなたみたいなタイプはまた来るから」と笑顔で遮られたことあります。  でも問題というか、もやもやするのって、「医師は専門家…
[一言] 医者ってハズレに当たると、半目になりますよね。 以前、目に違和感があり、眼科に行ったら結膜炎って言われて、点眼薬で治療しても治らなかった。(なお、痛みなどはない) すると、ある日突然医者が…
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