森の流れ星
流れ星が降る日はみんなが一つになれる。
ーーーーーーー
とある森の中 うさぎさん達は今夜の流れ星に何を願うか話し合っています。
「ねこさん。ねこさん。今日の流れ星何をお願いするの?」
「うさぎさん。僕はね、お魚をいっぱい食べたい!そういううさぎさんは何をお願いするの?」
「僕はね、にんじんをたくさん食べたいんだ!」
「いいね!リスさんは何をお願いするの?」
「僕はどんぐりが食べたいなあ。ねずみさんは何をお願いするの?」
ねずみさんは恥ずかしながら言った。
「僕は皆と美味しいものを食べたいなあ。」
そこで大きい音が鳴った。
「誰?」
「ハリネズミ君だよ。触ったらチクチクするから離れようよ。」
ねこさんはうさぎさんをハリネズミ君から離した。
「僕…もう出るね…。」
ハリネズミ君はお家を出て行った。
「ハリネズミ君!」
僕はお家を出た。
「何で追いかけてくるの?」
うさぎさんは言った。
「今日は流れ星だよ?一緒に見ようよ!」
「良いよ…僕チクチクするし…。」
「そんなの関係ないじゃん!ハリネズミ君はハリネズミ君でしょ!」
「うさぎさん…。」
「一緒に…流れ星見ようよ…。」
うさぎさんはハリネズミ君の手を握った。
「痛く…ないの?」
「うんうん。痛くないよ?皆呼ぶね?お〜い!」
「ちょっと…」
『ハリネズミ君!一緒に流れ星見ようよ!』
皆は厚着を着ていた。
「前にね、皆に話したの。こうすれば痛くないでしょ?」
「うん…ありがとう!」
「ほら!始まるよ!流れ星!」
空に星が流れ始めた。
「綺麗だね〜。」
「うさぎさん。ありがとう。」
「どういたしまして!これからもよろしくね!」
夜空に見えた流れ星は何倍も綺麗に見えた。