垂れすら
進まなかった
森の中鳥の囀りを聴きながら木の実を探す
いや木の実はわりかしいっぱい生っているただ高い
特に今覚えていることがない今自分の背丈がちっさいのか分からない今とりあえずは普通サイズだと思いたい今とりあえず位置が高い
下に落ちているのも無くはないが虫食いだらけで流石に食べる気にはならなかった
そしてあいも変わらず頭の上ではスライムが鎮座。ひんやりする
動いていると体が火照るがコレのおかげでひんやりとして気持ちがいい
が食料問題がやばい
最終手段としてこの虫食いでも食うか否か考えているところ
なんどもテロンとスライムが垂れて来るので
流石に最初と比べ頻度が高いのではないかと視線を上に上げると何かがあった
いやスライムでは無くスライムの中に何か黒い粒が取り込まれていた
正確には先ほど見ていた虫食いの木の実の種が取り込まれていた
その次にわりかし綺麗な木の実が落ちて来た
と言うか目の前に垂れ下がって来た
どうもコレがとってくれたらしく手を出すとそこに落としてくれた
「お前、便利なんだな」
何気に出た言葉に反応してかまたとって来てくれた
なんにせよ食料が手に入った日が沈みそうだったために有りがたかった
何にために居て何の為に助けてくれるのかは分からないが
とりあえずは何とかなりそうな気はした
ただ特に何も無くても暫くしたら垂れて来るのは面倒くさかった
ひんやりプルプル