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結那との真剣勝負

 クリスマスまでおよそ一週間となった週末、良治は微妙な表情で家路についていた。

 本日も残り二時間と少しとなり、凍えるほどの寒さの中行きつけの雀荘から歩いているのだがその足取りは軽快とは言えない。

 負けはしなかったものの、勝ったと胸を張って言えるほど浮いたわけではない。いいところコンビニ弁当が買える程度だ。次回はなんとかお腹一杯食事が取れるくらいには勝ちたいものだ。と言ってもそこまで金銭の勝ち負けには拘ってはいないのだが。


 マンション一階のオートロックを開けて四階にある自分の部屋へ帰宅する。

 出迎えてくれる人はない。いたら困る。もしかしたらという可能性は拭いきれないが、まどかに預けたスペアキーは回収してある。彼女なら大丈夫だが、他の二人の手に渡っていた場合はわからないのでコピーされてないことを祈るだけだ。


「さて」


 勝ち負けの中途半端なところで麻雀を切り上げたことには理由がある。これからまた出かけなければならないからだ。


 必要そうに思える荷物を鞄に詰め、ついこの間買った小さな皮のポーチを腰の後ろ側のベルトに装着する。中に入れてあるのは白い色をした転魔石てんませきだ。

 転魔石とは、あらかじめ物とこの石を術で結びつけておき、書かれた結界内に置いておけば自由に喚び出せるというものだ。

 この結界だが、武器によっては大きな場所を取るのであまり複数の武器を所持している者は少ない。


「もうちょっと減らさないとなぁ……。でも必要だし、うーん……」


 良治の自宅の押し入れは武器と結界しかない。布団はこれが理由で諦めた。

 薄い布団をどうするか悩んだのだが、結局寝室の半分ほどを占領する大き目のベッドを購入することにした。これなら押し入れにしまう必要はない。冬布団をどうするのかという問題は残るが、それは後回しだ。


「あ」


 悩んでいる間にインターホンが来客の到着を告げる。

 来客の正体はわかっている。良治はこれ以上悩むのを諦め、備え付けの受話器を取る。すると予想通りの声が聞こえ、彼はオートロックの錠を開けた。


 これで一分か二分で部屋まで来るだろう。もう一度玄関からリビングを見渡し、問題のないことを確認する。自分の部屋はほぼ寝室なので入れることはないし、もう一つある部屋はそもそも荷物すらない空き部屋だ。


 最終チェックを終えると同時にもう一度インターホンが鳴る。

 一階のオートロックに比べてやや間延びした音はこの部屋の外からということを示していた。


「あ、お、お邪魔します」

「いらっしゃい。とりあえずどうぞ」

「は、はいっ」


 緊張した面持ちにベージュの可愛らしいコートの女の子。セミロングに理知的な瞳の彼女――石塚優綺ゆきは大き目の手荷物を持って現れた。


 今夜この時間に良治の家に来ることは先日稽古をつけた時に決めたことだ。

 やはり一週間か二週間に一度しか東京支部に顔を出さない現状はよくない。そう思っていたところに優綺本人から毎週週末にこちらへ来たいとという申し出があったので、渡りに船とその場で決まったという経緯があった。


 元々弟子にする条件の一つにしっかりと時間を取って教えるというものがあった。だが彼女が中学校を卒業するまではこっちに越して来れない。その中の妥協案だ。


「荷物はそっちの空いてる部屋に」

「はい。えっと、着替えちゃいますね」

「うん、そっちの部屋使って」

「ありがとうございます」


 初めての弟子、それも年下の女の子。しかも中学生だ。

 正直どんな風に接すればいいのか悩んだこともあったが、結局気にせず普通にすることにした。何か問題があれば適宜適切な対処をしていけばいい。やってみなければわからないことだ。


 彼女が着替えている間に良治も自分の身嗜みを確認する。

 昔仕事をしていた時と同じような黒シャツにチノパンだ。

 身体を動かすことだけを考えればもっと軽装でもいいかもしれないが、少なくとも一般人に目撃された時に印象に残るような恰好はしない方がいい。訓練なので構わないとも思うが、良治は基本的に実戦を想定した訓練が多かった。


「お待たせ、しました。その、これで大丈夫ですか?」

「……うん。大丈夫。じゃあ行こうか」

「はいっ!」


 汚れてもいい服という指定だったが、優綺の服装は淡いブルーのシャツに白いスカートで汚れが目立ちそうなのが気になった。


(でもまぁ似合ってるしまぁいいか。今日の訓練で駄目だと思ったら次回からは着て来ないだろうし)


 最低限必要なことを伝え、あとは身体で覚える。言われただけではわからないことは多く、致命的なことにならない限りは自分で学んで欲しかった。もちろんその後にはちゃんと教えたいと考えている。


 鍵をかけ部屋を出てエレベーターで一階に降りる。そしてマンションを出たところで見知った女性がこれも見慣れた車に寄りかかっている姿が目に入った。


「や。ドライブしない?」

「え、結那さんっ!?」


 当然のようにそこに立っている結那に優綺が驚く。まるで浮気がバレたかのような反応だ。


「で、どうしたんだ?」


 良治は逆に優綺の反応のお陰かまったく驚かないで済んだ。リアクションの大きい人がいると冷静になれてありがたい。


 結那には今日の夜優綺と訓練をすることを伝えてある。というか三人全員にだ。


「ちょっとどんなことするのか興味あって。ついでに送ってってあげよっかなって」

「だからそういう時は連絡をしてくれと」

「あ、ごめん」


 舌を出して謝る姿があざとい。しかしそれでも可愛いと思ってしまう自分に溜め息を吐いた。


「……次からは気をつけてくれよ」

「はーい」

「まったく。じゃあお言葉に甘えて乗せてもらおうかな」

「うん。行き先は?」

「行き先は――」














 東京都台東区上野恩賜公園。それが良治の選んだ場所だった。


 夜でも人が通ることがある大きな公園だが、夜十一時からは閉園時間となり博物館や美術館近くでは人気が消える。そこに結界を張れば人目にはつかないと思われる。

 一応先週同じ時間に来てみて確認はしておいてある。下見は重要だ。


 上野駅から少し離れた園内の美術館脇。他に人がいないことを確認してから良治は結界を張る。条件付けは認識阻害、出入り禁止に防音耐衝撃といつものものだ。


「じゃ、早速いつものから」

「はいっ」


 荷物を建物脇に置いて棒を転魔石で喚び出した優綺は簡単なストレッチのあと、舗装された道の真ん中に立つと棒を構えた。


「はっ、はっ!」


 以前から比べれば滑らかな動きになってきている。このままみっちり続けていけば一人前になるのもそこまで遠い未来ではないかもしれない。


「――優綺、今自分に何が足りないかわかるか?」


 一通りメニューを終えた頃声をかける。

 息を切らせた彼女は少し考えてから答えた。


「……全部、です」

「正解。じゃあその足りない中で身に付けるべきことの優先順位をつけてみてくれ」

「ええと……」


 優綺は口ごもる。足りない部分はいくらでも挙げることが出来るが、その優先順位を明確につけることは難しい。それは相対する相手によって変わるからだ。


(相手の想定がないなら、誰相手でも必要なことから……どんな戦い方をしたいのか。そういうこと……?)


 良治の問いは単純で聞き間違えのないものだ。そして悩んでいる優綺を見つめているが追加の言葉はない。


 今まで自分の戦い方にしっかりとしたビジョンはなかった。

 なんとなく棒を使い、術を放って何者かを倒す。それくらいだ。

 良治から何か言われたこともない。彼から習ったのは棒の扱い方だけだ。


 ――自分はどんな退魔士になりたいのか。

 そう自問自答した時に出たのは柊良治のような、という答えだった。

 しかし全てが高水準の彼に追いつくには何もかもが足りない。その中でまず身に付けることは何なのだろうか。


「えっと……まず判断力、次に武器の扱い方、最後に術……でしょうか」


 自分の思う良治の退魔士としての長所を順に言葉にする。

 正直なところもっとあるが、纏めるとこの答えになった。


「なるほど、優綺はまずその辺から身に付けたいと」

「は、はい。あの、あってましたか……?」


 自信なんてまるでない。なので答え合わせがしたかった。

 しかし良治はそんな優綺に首を振る。


「いや、答えなんてものはないさ。優綺がそうしたい、そうなりたい退魔士像は何かなって思っただけだよ」

「良治さんの思っていた答えとは違いましたか?」

「一個だけあってたよ」

「一個……どれですか」

「判断力。でもきっと俺の思うものとはたぶん違うだろうけど」

「え、じゃあどんな……いえ大丈夫です。考えてみます」

「ん」


 良治の思う答えを出せなかった。一つはあっていたが内容が、意味が違うらしい。

 判断力という言葉だけで意味が違うと言われることに疑問を感じるが、彼が違うというなら違うのだろう。


 優綺は判断力という言葉を、相手によって戦術を変化させることを考えて使った。しかし少なくとも何か別の意味を見つけなければならない。意味が一つしかないのなら間違えるわけがないのだから。


 そして優綺の訓練はまだ始まったばかり、というか本格的なものは始まってすらいない。まだ準備段階だ。

 以前考える癖をつけなさいと言われたことがある。わからないことは聞く前に考える。これは重要なことに思えた。


「じゃあ打ち込んできて。何処でもいいから」

「はいっ」


 良治は皮のポーチから転魔石を出し、用意してあった二Mほどの棒を喚び出す。優綺とほぼ同じものだ。


「はっ!」


 周囲の冷気で身体が冷えているせいか、動きは軽快とは言えない。しかし攻撃を受ける良治はいつも通りの動きで、まったく付け入る隙がない。


「優綺、寒い?」

「……はい」


 身体を動かしていればそのうち身体は温まる。そう思っていたがやはり限度はある。年末の足音が聞こえてきた十二月、それも夜遅くとあって気温は低い。マイナスにはなっていないくらいだろうか。


「優綺、まず身体の中央で力を練るイメージを」

「はい」

「……うん、それでいい。じゃあそれをゆっくり全身に巡らす。順番に、一か所ずつ。そうそう、そんな感じ」

「……あったかい」

「この辺の基本も順に教えていくから」

「はい!」


 優綺は知らなかったが、これは実戦に出る退魔士には割と一般的なものだ。

 力で身体強化することの応用で、体内に力を循環させることにより体温を上げる効果がある。寒い地方や季節で重宝されるものだが、もちろん知らない者もいる。

 逆に気温が高い時には、これも身体強化の応用で皮膚に薄い力の膜を纏うこともある。しかしこれはそこまでの効果はなく、日差しは遮れるが熱せられた気温には効果が薄かった。


 少し動かしやすくなった身体を使い、習った通りに棒を振り、薙ぎ、突く。

 良治は動かずに、手にした棒で全て打ち払う。


(……っ!)


 実力差は明白だが、それでも一歩も動かせないのは悔しい。

 速度を上げるが良治の表情は変わらず、単純に攻防の速度が上がっただけだ。


「――よし、じゃあ休憩で」

「は、はい……」


 最後の突きも簡単にあしらわれ、スタミナが尽きて手が止まったタイミングで休憩を告げられる。結局一度も良治の身体に当てられなかった。


(差がありすぎる……遠い)


 わかっていたことだが、実際に手合わせしてみてそれを実感する。優綺からは良治が遠すぎて、見えるのに距離がわからない。測れない。


 良治は近接型五級、優綺は九級。これだけでも差は歴然だが、総合力だと更に第三位階級と第八位階級とその差は広がる。まさに大人と子供だ。


「ね、良治。私とやらない?」

「結那?」


 優綺が道の端に腰かけたのと入れ替わりに立ち上がった結那が身体を解しながら声をかける。にまにまとした表情が挑戦的だ。


「あー……そうだな。じゃあ俺は棒を使うから軽く――」

「ううん、そうじゃなくて――真剣勝負で」

「――」


 良治の身体が固まる。結那の目を真っ直ぐに見つめ返すが彼女は目を逸らさない。


「たまにはどうかなって。そろそろ身体も戻って来たでしょ。一度現状を把握したくて」

「……ルールは?」

「参ったか意識がなくなったら終わり。良治は普段仕事で使ってる武器を使って」

「マジか」

「マジよ」


 普段仕事で使っている武器。それは木刀などではなく、真剣を使ってほしいということだ。言うまでもなく命の危険がある。いかに結那と言えども、退魔士の斬撃をまともに受けてしまえば深い傷を負うことになる。


「……わかった」

「ありがと」


 良治は悩んだ末にその申し出を受けることにした。

 殺し合いがしたいわけではない。どちらかがまともな戦闘が出来ない状態になればそこで終わる。

 もちろん不意の一撃でという危険性は残る。しかしそれは普段の訓練でも同じ事だ。


「傷が残ったらすまん」

「そしたら一生面倒見てもらうから大丈夫よ」

「そりゃ怖いな」


 軽口を叩いて道の中央に位置を取る。


(やっぱり、遠い)


 優綺は戦闘態勢に入ろうとしている二人を見て再び強く思った。

 見学できるだけでも勉強になる。それは確かだ。

 しかし優綺は怖かった。怪我や事故ではなく、単純に二人が大きな力を持っているという事実に。



 ――そんな優綺の気持ちとは関係なく、二人は武器を転魔石で喚び出した。













 どうしてこうなった。

 そう良治は思いながらも両手に一本ずつ小太刀を握った。結那に言われた通り、最近メインで使っているものだ。


 断ることも出来たはずだ。しかし良治はそうしなかった。

 本気で戦うことの楽しみを知っている身で、強者との戦闘は抗いがたい誘惑だ。


 お遊びではなく、訓練でもない戦闘。それも同レベルの相手だ。

 こんな機会は少ない。あの目を見るに、結那も同じ気持ちなのかもしれなかった。


「優綺、合図頼む」

「あ、はい!」


 緊張感が走る。

 結那の装備は赤い指ぬきグローブ。薄い鉄板が仕込んである、防御にも使えるものだ。そして肘と膝には同じく赤のプロテクター。

 グローブをガチンと合わせて結那が構える。


「は、はじめっ!」


 優綺の声が響くと同時に走り出したのは結那。想定内だ。


「ふっ!」


 短い息と同時に唸りを上げた右の拳が襲う。がそれを後ろにスウェーして躱す。次の左は右手の甲でパリィ、その隙に左の小太刀で振るおうとするが、既に結那の右拳は戻り切っている。


「っ」


 速い。

 拳打は種別するなら突きだ。つまり最短距離を真っ直ぐに進んでくる。そして結那の拳打は戻りも速い。防御してもこちらが攻撃態勢に入るタイミングで既にほぼ拳が戻っている。

 つまり隙が無い。


「ッ!」

「そこッ!」


 右ストレートが耳を掠める。痛みと当たったという感覚に、一瞬硬直する。そしてそんな隙を結那が見逃すはずがなかった。


「ぐっ!」


 力の入った左フックを、右腕を畳んで受ける。防御に集中したお陰で折れることはなく、右腕全体が少し痺れるくらいで済んだ。

 だが相手は結那。これだけで敗因になるレベルだ。


「っけえええッ!」

「――ッ!」


 良治の身体中央を狙った結那渾身の右ストレート。

 それを良治は左手で思い切り払った。


「なッ!?」


 小太刀は邪魔なので投げた。良治の左手は空手。掌からバチンという音と何かが砕ける音が同時にするが気にしない。


「が……っ!」


 良治の左肘が結那の胸の中央部やや上、肉付きの薄い部分にヒットする。ぐらりとバランスを崩し倒れかけるが、すぐにファイティングポーズを取ろうと両手を構えようとして――止まった。


「……参ったわね」

「それはこっちのセリフだよ」


 ゆっくりと両手を上げた結那の首元には小太刀が突きつけられていた。体当たりのように肘をぶつけ、そのままの勢いで距離を詰めて、彼女が体勢を整える前に痺れの残る右手を伸ばしただけだ。


「やっぱり強いわね」

「それもこっちのセリフ。この左手どうすっかね」


 左手の掌と指は骨折している。小指に至っては曲がってはいけない方向に曲がっている。罅程度ならそのまま自分で治療も出来るが、さすがにここまでくるとちゃんとした医療知識と処置が必要だ。

 良治は治癒術を使えるが、普通の怪我や裂傷はともかく骨折までいくと難しい。


「んー、翔さん呼ぶしかないんじゃない」

「だよなぁ。でもこの間葵さんに意地悪したし、ちょっと行きづらいんだよ」

「あー」


 葵の話を聞き終わらずに勝手に帰ったのは昔の話ではない。無事に解決したがそれは別の話だ。拗ねていてもおかしくはない。


「まぁこれはどうにかしよう。朝になったら病院でも行ってくるよ」

「ん、その方がいいわね。ついていこっか?」

「いいよ別に」

「そ?」


 さっぱりした勝負だったので、怪我をしたが気にはしていない。逆のパターンもあり得たのだから。こういうところは結那は気にしないので助かる。気にしすぎるところがない。


「さて、優綺は何か収穫はあったかな」

「え、あの……速すぎて」

「まぁ、そうだよな」


 見たことのない戦闘スピードだったはずだ。目で追うのがいっぱいいっぱいなのは仕方がない。


「ごめんなさい……」

「いいよ。ただ覚えてる範囲で、自分ならどうしていたか、どうしたらいいかを考えるように」

「はい」


 落ち込むかと思っていたが、言葉に張りがある。心配はないようで安心した。

 明確な実力差を感じた時、どんな感情が残るかは人それぞれだ。


(これならもうちょっと厳しくしても大丈夫かな)


 メンタルの弱さは感じられない。もう少し優しくするべきかと思っていたが要らない心配だったようだ。


「じゃあもう一度基本から」

「はいっ!」


 育て甲斐がある楽しみ。それがとても喜ばしい。


「……ふーん」

「なんだよ」

「べっつにー」


 ちょっと不満そうだったが、すぐに機嫌を直して棒を振るう優綺を見つめる結那。勝負自体は負けたが、思いっきり身体を動かして満足したらしい。


「こんな毎日だといいわよね」

「そうだな」


 二人で並んで座り、肩が触れ合う。


「ね……」

「ん? ……って駄目だって」

「ケチ」


 良治はキスをせがんできた結那のおでこを軽く叩いた。



【右ストレート】―みぎすとれーと―

ボクシングなどでよく見る右手から放たれる真っ直ぐな拳打。

格闘戦が得意で近接型の上の階級の者が打つ右ストレートは、物によっては岩すら砕く威力を発揮する。

まさに一撃必殺で、まともに相手など出来ない。

対応できるのは同レベル以上の近接型のみである。

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