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独り歩きしていた二つ名

「良治、天音たち来たわよ」

「了解。出迎えに行くか」


 道場ではなく、会議をした南雲家二階の一室で対応を練っていた良治の元に結那が来たのは十時を過ぎた頃だった。予想通りの時刻と言える。

 彼女と一緒に一階に降りて玄関を出る。すると大きな門に集まっている集団が見えた。先頭は数日前にも会った昔馴染みだ。目が合うと天音が軽く微笑んだ。


「――無理言って悪かった。大丈夫か?」

「いえ大丈夫です。こちらは戦闘も何もありませんでしたから」

「でも移動の疲れはあるだろう。十一時くらいに弁当が来るし、最低限の打ち合わせが終わったら少し休んでくれ」

「そうですね。今は無理するようなところではありませんし」

「あの、いいですか」

「ええと……」


 良治と天音が話してる横からおずおずと声をかけてきたのは二十代前半に見える精悍な青年だった。体格も良く、やや痩せ気味な良治と比べるとかなりがっしりとした印象を受ける。背も良治よりも高いので尚更だ。


「あの、覚えてませんか。祥太郎しょうたろうです。紅牙こうが流の玖珂くが祥太郎です」

「祥太郎か! うわ、びっくりだな。五年前から身長も伸びてるし筋肉めっちゃついてるし」

「あの事件で力不足を感じて。筋トレを中心に訓練したんですよ」


 苦笑交じりの青年は名乗った通り、白神会四流派の一つである紅牙流の継承者の玖珂祥太郎だった。昔持っていた頼りないイメージは払拭され、短髪で背の高い、筋肉質な頼り甲斐のある戦士となったようだ。五年振りに会った人物で一番驚いたと言っていい。


「なるほどな……いや祥太郎が来てくれたなら心強い。祥太郎は打ち合わせあるから南雲家の方へ。それ以外の人は道場で少し休んで。そのうち食事も来るから」

「ありがとうございます。あの、加奈は……?」

「傷は塞がってるけどまだ運動は無理だな。心配だろうし案内するよ」

「すいません、私情を挟んで」

「いいよ。俺も同じ状況ならそうするさ」


 祥太郎は加奈の恋人だ。彼女が怪我を負った情報は知っているはずだし、それならもちろん心配で早くその様子を確認したい。

 それを今は襲撃に向けてやることがあるからと止めるようなことは良治には出来ない。それよりも早く安心してもらって襲撃に気持ちを切り替えてほしい。


 良治の持論の一つに、指揮官の大きな仕事の中には部下に気持ちよく仕事をしてもらう、というものがある。簡単に言うなら士気の維持だ。それが上手くいかなければ簡単に組織は崩壊するし、上手くいけば粘り強い戦闘が可能になる。一朝一夕に強くなることは出来なくとも、前向きに戦えるようになるには多くの時間はいらない。


「優綺さん、打ち合わせするから朝集まった人たちにあの部屋に集まるように連絡を」

「はい」


 いつの間にか傍に来ていた優綺に頼む。言い方は少し悪いが非常に便利な存在だ。

 新発田から来た天音、祥太郎たちで待っていた戦力は揃った。あとはどうやって守り切るかだ。


「じゃあ二人ともこっちに」

「わかりました。みんなは道場の方で少し休んでいてくれ。打ち合わせが終わり次第戻る」

「はいっ!」


 祥太郎が長野支部員たちに指示を与えてからついてくる。こういったところは若くともさすが支部長だ。この辺は恋人の加奈ととても似ている。付き合いだしたのはもっと昔からだが、何かしら共通点を感じることがあったのだろう。








「――と、そんな感じです」

「確かに辻褄は合いますね」

「勿論違う可能性も捨てきれません。しかし他の可能性の証拠もないのでこれをメインに考えて行動したいと思います」

「わかりました。特に反対するような意見はありません」

「ありがとうございます」


 何とか自分の考えを作戦に反映させようと思っていたが、それは予想よりも簡単に出来た。何故それが可能だったかというと、この場にいる立場が上の人たちが皆知り合いだったことが大きな影響を与えていた。

 東京支部のメンバーは優綺を除いて昔からの仲間で、福島支部の加奈や佑奈、眞子もまだ白神会にいた頃にあった磐梯山の事件で知り合いになっていた。そして先ほど到着した玖珂祥太郎も磐梯山の事件で協力した仲だ。彼はまどかを姉のように慕っており、彼女から何回も話を聞いたことがあった。逆に彼も良治のことを聞いていたということだ。


「じゃあ詳しい作戦は全員集まった場所で?」

「ですね。特に結界は大規模なものにしたいので適性のある人たちに頼みたいですし」


 祥太郎の提案を受けてぞろぞろと道場へ向かう。

 到着した時は不安の色が濃かったが今は安堵の表情に落ち着いている。この打ち合わせの前に加奈に会えたことが大きいのだろう。一番の懸念がなくなったことも良治の案に賛成してくれたことに影響しているはずだ。


 道場に着くと先に入った祥太郎と眞子がそれぞれの担当の者たちをきちんと並ばせて座らせていた。怪我人ももう大丈夫なようで、顔色の悪いものはいない。布団は全て畳まれ脇に纏められていた。

 酷く、緊張をする。

 それもそうだ、こんな多くの人たちに一斉に見つめられるのはいつ以来だろうか。少なくとも平穏な人生を送っていた時期にはなかったことだ。


「……ではまず現状を、福島支部襲撃からこれまで起こったことを簡単に説明します」


 喉が渇くような感覚のまま喋り出す。

 正面には見知った顔、初めて見る顔が並んでいる。知らない顔は長野支部員だ。良治と一緒に道場に来た者たちは彼らとは違い、良治の横、離れた場所から見守っている。時折ちらりと祥太郎や加奈、葵に目をやるが、信頼してくれているのか特に口を挟む様子はない。今喋っているのは先程も言ったことなので当たり前だが。


「――と、そんな感じです。それでは引き続きこの東京支部の防衛の話に――?」


 やっと本題に入れる。そう思った良治の目に挙手をした一人の青年が入った。頭を短い丸刈りにした二十代前半らしき青年は最前列に座っていて、誰からの目にも力強く上げたその右腕が見えた。

 良治は彼を知らない。なのできっと長野支部員だろうと思いつつ声をかけた。


「どうぞ。何か疑問点でも?」

「なぁ、あんたは誰だ? なんで偉そうに命令してるんだよ」

「ああ、確かに自己紹介もしてなかったですね。失礼しました。私は――」

「いいんだよ、そんなの。ここには白神会の誇る三大支部の支部長が勢揃いしてる。なのにそれを差し置いてあんたみたいのが出しゃばって指示を出してんのが気にくわねぇ」


 それはきっと他の者も思っていたことなのだろう。長野支部員たちが小声で喋り出すのが聞こえてくる。

 なんで、どうして、祥太郎様じゃないのか。そんな言葉が耳に入ってくる。


「おいッ!」

「祥太郎様」

「……ッ!」


 立ち上がりかけた祥太郎を制止させる。ここは公式の場、順序は守らねばならない。不満があるならその意見を取り入れるか、どちらかが折れるかしなければならない。


 良治は自ら願い出て指示を出す方になったが、しかし誰かから不満が出るようなら辞めるべきだと思っていた。どうしてもやらなければならない仕事でもない。きっと自分がやった方が結果を出せると思っただけだ。他にやる気があったり、不満の出ない指揮官がいるのならそちらの方がいい。

 結局良治は最適な人材がいなかっただけの間に合わせに過ぎない。


「不満がなるのなら仕方ありません。私は下ります。――ではそうですね。ここは東京支部。なので葵さんにお任せするのが筋かと」

「……っ」


 良治の左側の方に座る葵の表情が強張ったのが見えた。隠しているつもりらしいが子供の頃から知っている良治は騙せない。というか東京支部員は全員わかったはずだ。それくらい彼女は隠し事は得意ではない。


「え、ええと……私はもう半分引退しているような身だから、みんなを統率するようなことは出来ないわ。ごめんなさい」


 絞り出す様な声が聞こえてきたのでちょっと悪い気がしたが、後半はしっかり支部長の声に戻っていて安心した。あとで謝らなければならないなと心の中でチェックを入れる。


「そうですか。なら支部長の代わりに副支部長は?」

「わ、私にはその、無理です。こんなに多くの人に指示は……」


 知ってる。そう口に出しそうだったが我慢する。まどかは数人規模の指揮なら出来るがそれ以上になるとメンタル的に持たない。


「わかりました。それでは福島支部の加奈さま」

「怪我は治ったとは言え、まだ万全でもありません。辞退申し上げます」

「では佑奈さまは」

「あ、あの……ごめんなさい」

「はい。それでは眞子さまはどうでしょうか」

「私も控えさせてもらうわ。前線の戦闘指揮ならともかく、全体は私には難しいわ」

「了解です」


 右側に座っていた福島支部の三人に、順番に頼んでみるが全員が断ってくる。当たり前だ。彼女らがやってくれるのなら良治は今この場にいない。


「では、長野支部の祥太郎さま。お願いできますか」


 唯一直接指揮を頼まれていなく、三大支部の支部長では一人しかいない男性の支部長。そして多くの長野支部員を連れて来た影響力もある。長野支部員たちは彼の命令を間違いなく実行する。

 人望、個人としての実力、上に立つ者としての覚悟。全てを兼ね備えている。だから良治は少しだけ不安だった。


(でも、少しだけだ)


 祥太郎が受けるなら良治はきっと補佐の立場で意見を言える。

 彼が受けないならば最初のプラン通り良治が推し進めていけばいい。それだけのことだ。どっちに転んでもいい。それくらいには玖珂祥太郎という人物を信用していた。


「――いえ、遠慮します」

「祥太郎にぃ!」


 さっき挙手した青年が大きな声を上げる。きっと祥太郎なら期待に応えて受けてくれると信じていたのだろう。他の長野支部員たちも困惑している様子が手に取るように理解できた。


「なんでこんな奴に!」

「こんな奴だなんて言うな、孝太。そもそも孝太もこの人を知っているはずだ」

「え……?」


 ぽかんとした様子で孝太と呼ばれた青年が見つめてくる。居心地が悪い。少なくとも心当たりはなかった。


「……彼は?」

「さすがに覚えていませんか。長野支部が襲撃された時、助かった一人なんです」

「ああ、あの時阿波さんが助けた子供か……」


 祥太郎の言う長野支部襲撃事件はもう随分と昔になる。良治がまだ高校二年生の頃だ。まどかの師である阿波を訪ねた時に陰神かげがみという敵対組織の襲撃を受けた。ちなみにその時に参加したメンバーは良治の他にはまどか、和弥、綾華というその頃よく一緒に行動していたチームだ。


「あ、あの時助けに来てくれた人って……和弥さまたち……なら、まさか」

「……改めて自己紹介を。柊良治といいます。今回限りとなりますが指揮をお任せ頂きたい」

「《黒衣の騎士》、《白神会の参謀》……《軍神の右腕》! そして《東京の女たらし》とも呼ばれるあの……ッ!」

「待て。最後のそれはなんだー!」

「あ、和弥さまが」

「あいつかぁっ!!」

「良治落ち着いて。ホントのことでしょ」

「ですね」

「良治優しすぎるのよね……八方美人とも言えるけど」


 左側で葵の横に並ぶ三人が口々に言う。誰もフォローしてくれない。


「あのさ、結那に天音にまどか。トドメを刺しに来るそのスタイルやめてくれないかな?」

「はーい」

「はい」

「また後でね」


 後で話す様な事ではない気はするが、それぞれが返事をして黙る。

 言いたいことはたくさんあったが、それよりも大きいのはちゃんとした場ということで言葉遣いに気を付けていたのに叫んでしまったことが悲しくさせた。


「ええと……まぁそんなわけで自分に指揮を任せてくれたらと思います」


 どんなわけだ。自分でも突っ込みを入れたい気持ちがあったが何とか纏めなければならない。和弥に文句を言うのは全部終わってからだ。


「はい。宜しくお願いします。和弥さまと共に魔王を倒したその手腕、期待しています」

「ハードル上げるなぁ、祥太郎。でも全力を尽くさせてもらう。みんなにも手伝ってもらいたいことがたくさんある。みんなで守ろう。だから、宜しくお願いします」

「――はい!」


 頭を下げた良治に全員からの返事が聞こえた。一番大きく聞こえたのは孝太の声で、そのことに良治は小さく笑った。


「では詳細に入ります。簡単に言うと引き付けたところを閉じ込めて殲滅です」

「閉じ込めて、殲滅……ですか」

「はい。支部に結界を張り、破壊して近づいて来たところを更に広範囲の結界で囲おうと思います」

「相手を閉じ込めるとなると……その、どちらかが全滅するまで戦うことに?」


 祥太郎の懸念は当然のことだ。人間同士の殺し合い。それも逃げ場のない凄惨な戦場になる。

 犠牲は出る。良治はそれを仕方ないと諦めた。

 犠牲を出さずに防衛出来ればそれに越したことはない。更に相手全てを無力化出来たなら最上だ。だがそれは無茶な望みと言えた。


(俺はそんな頭が回るわけでも力があるわけでもない。ただの昔戦果を挙げたことのある傭兵だ)


 個人に出来ることには限りがある。そして良治は自分が多くのことを出来ないことを理解していた。

 良治は常に過信をしないように心掛けている。過信は慢心になり、容易に死へと繋がることを多くの報告から知っていた。

 彼自身の周囲ではほとんどなかったが、白神会の中心に入り仕事中の死亡・重傷者の原因の多くは油断や過信だと思えた。元々慎重派だった良治が、更に冷静に自分や自軍の戦力や状態に気を付けることになっていた。


「相手は福島と宇都宮を落として、東京も必ず落とせると思っているはずです。だからその慢心を突きます。川越支部がもぬけの殻にしたことでどう考えるかはわかりませんが、それでも相手側は一致団結してるとは思えないので」


 慎重と臆病は違う。良治は慎重ではあるが臆病ではなかった。相手の弱点を突けると判断すれば一転大胆な策に出れる。

 特に良治を見逃したあの男。身体の所有者との意思疎通、目的の共有がしっかり出来ていなかった。そしてそれはきっとあの男だけの問題ではない。喚び出された霊と喚び出した人間。両者の目的が合致する方が稀だ。


「というわけで結界術の得意な人いませんか。……はい、貴女は?」

「長野支部所属で魔術型七級・結界士の小笠原さちです。長野支部の結界術を担当してます。その、結界術以外は苦手なので、出来たらやってみたいです」

「なるほど……じゃあお願いしますね」


 挙手したのは眼鏡におさげとやや地味な外見の女性だった。ちらりと祥太郎を見ると微かに頷いたので即採用する。嘘はないようだし七級なら一人前だ。問題はない。


「ではあと数人お願いしたいんですが」


 小笠原さちが率先して申し出たのが大きかったのか、長野支部から更に二人、福島支部からも二人ほど参加希望が出る。


「東京支部の結界担当、今は誰がやってるんですか?」

「私と三咲さんです。サポートに入りますね」

「頼む」


 返答した天音にサポートを頼む。以前は綾華と良治、綾華が抜けたあとは代わりに三咲千香が務めていた。そして良治の代わりに天音が入ったようだ。

 天音は術士としても一流で、結界術も苦手としていない。千香も実戦的な荒事は苦手だが結界術はそれなりに出来ていた。納得の人事だ。


「では結界担当の人たちは打ち合わせします。それ以外の人たちは少ししたら食事と布団が届くのでゆっくり休んでください。襲撃は夜間だと思うのでそれに合わせて体調を整えてください」

「はいっ!」


 返事と共にそれぞれゆっくりと散っていく。特に長野支部員はさすがに疲れがあるようで座り込む者も多い。


「じゃあ結界担当はこっちに」


 道場の端っこに集まった良治と七人は座って会議を始める。やはりというか当然というか長野支部の三人は元気がなさそうだ。


「簡潔にいきます。まず支部の間近、普段の結界の少し外側に新たな結界を。これは防御重視、防音や衝撃遮断は必要ありません。余裕があるならこれを二重に。なければ大丈夫です。

 そして外の道路ギリギリに侵入脱出不可の結界を。これがメインになるので一番力を入れてください。勿論強度は出来る限り高く」

「再確認しますが、支部の方の結界を破壊されてから外側の結界を発動。この認識でいいですか」

「ああ。注文オーダーはそれだけだからあとは小笠原さんお願いします。何かわからないことがあったら天音に聞いてください。天音もサポートよろしく頼むよ」

「はいっ」

「わかりました。最低でも良治さんの不満がない程度に作り上げます。優先順位は外側からですか?」

「ああ……そうだな。外側から頼む。最悪今夜襲撃あるかもだからまず最低限外側の結界から」

「わかりました」


 時間の限りがある以上、優先順位は確かめておくべきだ。天音の質問は的確で有難い。


「明るいうちに下見だけして、あとは夕方からでいい。まずは疲れを取ってくれ」

「ありがとうございます」

「じゃあ頼みますね」


 小笠原さちに声をかけて立ち上がる。そろそろ配達の時間だ。あとは天音に任せておけば心配はない。


 道場を出て支部の門の方を見ると大きなトラックが横づけされているのが見えた。更にその隣に小さなワゴン車もある。どうやら弁当屋と布団が同時に到着したようだ。


「あ、柊さんサインと支払いの方お願いします。それ以外のお話は終わっています」

「優綺さんありがと。助かるよ」


 優綺はすれ違いざまにそれだけ言うと道場に戻っていく。運搬の手伝いを頼みに行くのだろう。


「優秀だなぁ」


 常に周囲が見えている彼女を素直に評価する。まだ成長途中なので何とも言えないが、一人の退魔士としては少なくとも現在まだまだ一人前とは言えない力量なのが残念なところだ。九級から八級の間、見習いか半人前程度だ。


「……ま、その分成長が楽しみか」


【東京の女たらし】―とうきょうのおんなたらし―

とある東京支部に所属していた退魔士を示す二つ名。

風評被害とも言い切れない事実がちらほらあるらしく、本人は否定したいらしいが周囲はそう認識しているらしい。

とは言っても被害者たちは気にしておらず、「まぁそういう人だし」と諦めている。気になるのはこの後何人彼が女の子と仲良くしていくのかだけである。

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