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なんとかデスクトップが到着

繋がりましたので更新再開です……

予定外の出費は懐に痛い

 ある程度場所が絞られていれば、見当もつくというものだ。

 憲兵隊の三機の【オーガニック】はあっさりと崖にへばりつくようにして立てられた小屋と、そこに潜む熱源を発見した。

 問答無用で潰すのならば簡単だ。

 だが、それでは当然ながら殺すべきでない相手までまとめて殺してしまう可能性がある。というか、今の段階でどうにかするというのはすなわち小屋ごと吹っ飛ばすという事で、普通、人は死ぬ。

 それ故に、彼らは一旦【オーガニック】を降りた上で、接近していた。


 「……さて、数は全部で七か」

 「うち二つが奥の部屋で動かない。浚われたという学生と見張りだろうな」

 「案外多かったな」

 

 と言いつつも誰一人として顔色すら変えない。

 静かに音も気配も消し、忍び寄り、僅かな隙をみて扉には細工を行うと共に音声を壁に装着したマイクで収集し、時を待つ。

 ……そして、好機は二十分後に訪れた。


 『……ふう、やれやれだぜ。まったくついてねえ』

 『同感だな。結局どうするんだ?あの子供』

 『連れてけないし……ま、処分する事になるだろうな……顔見られてるし』


 二人組が扉を開けて出てくると、そんな事を言いながら歩き出した。

 装備から考えるに、どうやら一応警戒はしているようだ。案外定期的に哨戒ぐらいはしているのかもしれない……とはいえ。所詮は素人の話。おまけに油断しきっているのがその動きと態度から分かる。もっとも、彼らからすれば、現在はほかならぬ悪魔の大侵攻の真っ最中。だからこそ、軍も混乱しているだろうし、自分達が特定される可能性は低いだろうとこの襲撃を計画したのであって、まさか自分達のその行動がこんな結果を招くなど予想していない。

 結果として、だらけきった態度で彼らは肩に猟銃を担いで外に出てきていた。

 

 もう憲兵隊は声も出さない。

 ハンドシグナルで互いに合図を行い、静かに動き出す。

 のんびりと動き出した彼らが僅かに視線がそれた瞬間、即効で動く。

 

 『!?』


 彼らが気づいた時には全ては手遅れだった。

 蛇のようにするりと伸びた腕が背後から彼らの口を押さえ、僅かな動きで彼らの意識を刈り取る。

 ほんの一瞬で永遠に意識を刈られた彼らのぐったりした体は即座に姿を周囲の森の中へと消す。監視カメラなどが設置されていないのは確認済みだ。

 その間にもう一人は扉の細工を動かす。

 蝶番と鍵に細工をされた結果、扉は完全には閉まらない。出てきた彼らが丁寧に扉を閉めた訳でもないのもあり、僅かに開いたままの状態で停止する。これは予想外の幸運だった。本来ならば音が立たないよう開けばいいように細工を行っただけだったのだが、結果として僅かに引けば扉はぶらぶらと動いている状態となる。

 

 『……?なんだ、ドアが閉まってない?』

 『!?侵入者か?』

 『……いや、外の連中が騒いでる訳じゃないし、さっきじゃんけんに負けて出てった時適当に閉めてったみたいだからな。ちゃんと閉まってなかったんだろう』


 そう言いつつ、一人が近づいてくる気配がする。

 なんだ、という声が聞こえ、他の者の意識がそれる。

 ぶつくさ言いながら近づいた当人は結果として、開いた扉に手をかけた瞬間に襲い掛かった刃によって即座に死んだ。

 彼の体がどけられると共に他二名の憲兵隊が侵入。

 完全にドアから意識の離れていた上に油断していた彼らの意識が状況を把握し、あわてて動き、声を出す前に消音銃が彼らにとどめを刺す。

 倒れる前に駆け寄り、その体が倒れる前に受け止める。

 彼らの服自体には僅かに強化が為されている。繊維を用いた人工筋肉で本来の身体能力を僅かに向上させるのだ。比率自体は僅かなものだが、元々の鍛え上げた能力とあいまってより高い実力を発揮出来るようになっている。これで五名。残るは二名、一人は人質であるから狙うは一名。

 小型の機械を作動させ、先ほど収集した音声から合成を行い、ノックを行う。


 『おい、飯だぞ』

 『お?ああ、分かった』


 何の気なしに扉を開けた見張りは、西坂に完全に意識が集中していた事もあり、背後から延髄へと受けた一撃で即死した。

 もちろん、銃を持った腕は押さえられて、万が一にも室内へと発砲が行われないようにされている。

 

 「救出に来た。離脱するぞ」


 あっけに取られている西坂を問答無用で抱えあげると、他の二名の内、片方は室内を探り書類なりを回収し、もう片方が屋内へと死体を運び込む。

 焼却処分はすぐには行わない。

 無論、下手に今、火をつけて森林火災になる危険を避ける為だ。こんな時にいちいち火事で出動を命じている余裕はない。

 結局、作戦開始後わずか五分と経たない内に全ての作業は終了。

 彼らは撤収した……。


 後に残されたのは再び静けさを取り戻した森と、六つの死体だけだった……。

 尚、西坂が我に返ったのは教官らと合流してからだったという……。

 

  


 

あっさり片付きました

所詮は学生テロ家と最精鋭特殊部隊

しかも、特殊部隊には相手を生かしておくつもり皆無、という事でいともあっさり片がつきました

……いやまあ、てこずってたらその方が拙いんですけどね

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