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今回は主にスキル成長?
「さて、それじゃどう成長させるかだけど……皆前の戦いで幾つかこれがあれば、とかこうすれば良かった、って事はあるよね?それをお互いに述べると共に相談しあってはどうかな?」
笹木の提案は他の三人にも受け入れられた。
現在保有するポイントは
西坂:残195ポイント
笹木:残140ポイント
南宮:残100ポイント
黒田:残120ポイント
となる。
これらで、今回不満に思った部分を少しでも改善していかなくてはならない。
さて、それでは、と思った時だった。
「ねえ……ちょっといいかな?」
そう、同級生の一人が話しかけてきたのは。
「なんだい?」
「……あ、あのさ、俺達も多少はポイント残ってたり今回手に入れたりしたんだけど……」
「……何取ればいいのかわかんないんだ」
「先生に聞こうにも、先生達今凄く忙しそうだし……」
だから、詳しそうな彼らに思い切って尋ねてきた、という事らしい。
内心、笹木は感心していた。
彼らだって内心で特別クラスに配属されたという事で多少は奢りも出ているかと思っていたのだ。それが同級生に素直に頭を下げて教えを請いに来た。しかも見た所、特別クラスに配属された全員が、だ。不満そうな表情を浮かべた者もいない。これなら期待出来そうだ、そう思ったのも無理はないだろう。
実を言えば、彼らとて最初は奢りもあった。
当然といえば当然だ。学生が入学当初から特別扱いされればそれは調子に乗るだろう。
けれども、入学式の後の戦闘が彼らの高々と上がった鼻を粉微塵に砕いてしまった。
実際の戦闘が始まってみれば、彼らはただ必死にマシンガンを撃っていただけ。しかも、時折自分達の方へと向かってくる「悪魔」に命中してもまるで堪えている様子がない。
彼らがただひたすらにトリガーハッピーの如く引き金を引きっ放しだったのはそれしか出来なかったからだし、ポイントを得たのも笹木の設定していたクロスファイアーポイントに入り込んだ時ぐらい。活躍していた四人に比べれば何の役にも立てなかった。
当り前の話だが、彼らとて死にたくない。
しかし、このままだと死にかねない。それを実感した戦闘だった……。
故に戦い終わった後、こうして聞きに来た。
また同じような事が起きたら、今度はどうなるか分からない。
と、まあ、打算含みの行動ではあったが、世の中そんなものといえばそんなものだし、何かショックな事があった事で変われたなら十分だ。
「そうだね、まず必須なのは外部記憶機能だろうね」
西坂が思わず言った言葉に他の三人も頷いた。
笹木も傭兵仲間達から勧められていたし、南宮や黒田もそれぞれの理由から知っていた。だからこそ、それが今後一番に取るべき事だと理解していたのだ。
「「「外部記憶機能?」」」
知らない人間は実に多かった。
まあ、実の所軍に入る者は多いと言っても、民間企業や農業、研究に回る人も多いし、そうした人はそうした人で【オーガニック】を活用している。
最も外部記憶機能を知らなかったのは彼らがまだ子供だったから、という面も強いのだが。これに関しては実際、これが原因で弁護士はじめとする国家試験が暗記を必要とするテストから思考能力を問う論文となったり、人としての資質を問うものになっていたりと案外影響も大きかったりする。
通信や探知に関しては今後、どう考えても軍は【オーガニック】の機能で取らせるのではなく、荷物として持ち込ませたりする事で対応していくと思ったのでその旨も伝える。
「うーん、そうすると俺達はまずそれから取った方がいいのかあ……」
「そうだね、ちょっと余裕あったら武器の強化とかしておこうかな」
「いいなあ、思い切り強化出来て……」
羨ましがられたのも事実だが、冗談半分なのが分かっていたので主に笹木を除く三人も苦笑していた。
そりゃあそうだろう。最後三人が三人とも死にかけたのだ、幾らポイント一杯稼げて強化出来ると言われてもそこまでして欲しくない、というのが正直な所だ。
そんな話をしつつ、彼らも彼らで機能を考える。
「……とりあえず俺はこんな感じかな?」
まず最初に決めた西坂はちょいちょいと紙に書き付けた内容を示す。
「……いいんじゃないかな?一部分からないのもあるけど」
「ええ、問題ないのではないかしら」
「……分からないから、本人が納得しているのが一番」
とりあえず、防御を強化したかったのと、空間断層には上昇させる事で防御にも使えるとあった為、Lv2から3へと上昇させた。
これで20ポイント。
これによって小型空間歪曲場シールドが得られる事が分かった為、それを選択。
更に咄嗟に蹴りを使う場面も案外多かった為に両足にも空間断層を付け、これを成長させる。
足片方で10ポイント、両足で20ポイント。
更に、レベル上昇で10ポイント。この時知ったが、武装は二つがワンセットで伸ばせるらしい。
なので胴体部に当初予定通り四門増加させた場合、四箇所で40ポイント、更に二つがワンセットとして伸ばせるので、四門全てをLv2へと成長させるのなら20ポイントかかる。
勿論、一門だけ伸ばす事も出来るが余り意味はなく、三門の場合は片方は成長を待たせた方がいいらしい。
現在で合計残り85ポイント。
更に腕の射撃武器を強化、2→3で20ポイント。
飛行性能を強化出来るようなのでしてみたら、重力傾斜を利用して水中に潜ったり、宇宙へも進出可能になった……10ポイント。
これを取った瞬間。
【オプションが発生しました!】
の表示が。
どうやら水圧対応や宇宙に出た時の保護などが得られるらしい。それぞれで更に10x2の20ポイント。
残った35ポイントで装甲と出力を強化する事にして彼の機体設計は終わった……尚、装甲強化Lvが出力強化Lvを上回るとさりげに機動力低下が起きるらしい……とは笹木からの情報であった。
……西坂残りポイント5(装甲及び出力を共に+3)。
……ゼロの使い魔のヤマグチノボル先生が亡くなられたそうで……
なろうも二次が禁止される前、一杯作られた作品でしたね
色んな意味で愛された作品だったと思います
ご冥福をお祈りします……完結まであと2巻だったそうなんですけどね。永遠の未完となってしまいました
【西坂新機体】
武器
空間断層剣x4(両手両足)
高出力レーザーガンx2
二連バルカン砲x2
全高:15m
装甲強度:4
最大出力:400GP
機動:重力/慣性制御による飛行
特記
小型空間歪曲場シールド展開可能
大気圏離脱/水中潜行可能
ただし、水中に関しては本来の機能の応用である為専門のものより機動力は低下
「解説」
前回の経験を活かし大幅に強化した機体
特に武装が大幅に強化されている
一定以上の長射程武装は腕部のレーザーガンのみだが、胴体に設置されたバルカン砲も近接戦闘では十分戦闘機型の悪魔を撃墜可能なだけの破壊力を有している
新規に小型の歪曲場フィールドを展開可能
小型でバックラー程度のサイズではあるが、体の一箇所にだけ自由に展開出来る
この為、サバイバビリティに関しては多分、それなりに高まった、はずである




