128
夏祭りとかって参加しない人には騒音ですよね……
ええ、三日前と二日前と立て続けにすぐ傍で夏祭りがありました……カラオケやら大音量の音楽で全然昼に寝れずふらふらで夜勤行ってました
……夏祭りが終わった昨日は結局ダウンして早々に寝てしまってましたね……はい、そうです、昨日のいい訳です……
『我らは強い感情を欲したのだ』
『強い感情があれば、全ての感情を失いただそこにあるだけの、停止せずとも良いのではと考えたのだ』
『そう、未だ進化の途上にある、感情豊富な者達からもたらされる感情をだ』
だから【オーガニック】を与えた、という。
「……それならそうと、感情を寄越せって言えばいいじゃないか!何で」
何で、俺達を戦わせて、ここまでわざわざ来させる必要があったんだ!
そんな叫びが洩れたのは仕方がない事だろう。
叫ばなかった者もそれには同感だった。
『それは簡単な事』
『そう、お前達とて猿と人はどんなに種としては近くとも別のものであろう』
『それと同じ事だ』
……何だか妙にむかつく例えではあったが、言いたい事は理解した、というのが一同の気持ちだっただろう。
確かに、人と猿も先祖は同じ。
他の動物と比べれば種としては近いだろう。だが、確かに同じではない。
更に神々の独白は続く。
『多少は修正可能とはいえ魂の階梯を引き上げる必要があった』
『故に我らは汝らが【オーガニック】と呼称するものを与えたのだ』
『汝らは悪魔を倒す事が強くなる事、便利になる事と理解していたであろうが、それだけではない』
『悪魔を倒した際に力が流れ込む事で魂の階梯も昇っていたのだ』
どうやら、強制的に魂を引き上げられていたらしい。
本当は一気に引き上げられるならそれに越した事はないらしいが……生憎、一気に直接力を流し込んで魂の階梯を外側から引き上げようとすると、僅かな例外はあれど殆どの存在は弾けるか、精神が耐え切れず狂ってしまうのだという……。
つまり、地球か或いは別のどこかか分からないがやった事があるのだろう。
或いは発狂したとされる、電波を聞いているとされる者の中にも彼らによって狂わされた者がいたのかもしれない……どれがそうなのか区別はつかないだろうが。
そうやって少しずつ魂の階梯を引き上げてゆく。
宇宙に上がって急速に激戦となってゆき、悪魔の強さが強大化してゆくのも魂が次第に上がる事に慣れてゆくから、らしい。
そうして、やがてここへと辿り着いた時……。
『汝らの魂の階梯は我らが必要とする段階へと到達する』
という事らしい……。
『かつてただ一人、この地へと訪れた者がいた』
『汝らの同類である』
その言葉に思い浮かぶのは一人の英雄。
ただ一人旅立った存在……。
『だが……』
『彼の者の感情は人並み優れた好奇心、探究心に満ちてはいた』
『だが、それでは足りなんだ』
『それは穏やかなもの、自らの内から湧き出す他者とかかわりを持たずとも成り立ちうる心……』
『故に我らは汝らへと新たな道を課した』
それが……あの結果。
他者と関わりを持たずとも成立する、それでは駄目だという。
それでは自分達と関わらずとも良いという言霊へと通じ、神々の魂を僅かながらも震わせる事すら出来ないのだと……。
だからこそ、強制的に他者と関わらざるをえなくなるように誘導し。
魂の階梯そのものは十分な域に到達していた者をこの地へと誘導し。
そうして、感情の瞬間的な爆発を引き起こし、その感情を受け取った。
『故に汝らの用は済んだ。帰るが良い』
『感謝しよう、故にその【オーガニック】と呼ぶ力は汝らへの報酬である』
『何時か辿り着くが良い。汝らが如何なる道を目指すか分からぬが』
向こうの都合のいい話ばかり言われたら腹立ちますよね
こっちは「そんなもん俺達には関係ないだろうが!!」と言いたくなるような事は世間ではよくある事
普通は相手を怒らせられないので、腹で怒鳴って罵って顔と言葉では神妙に……となったりする訳ですが
やっぱり爆発しそうになる時ってあると思います




