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エルフの村

少女は、夜空輝く綺麗な月を眺めて呟く、、、


「なんでこんなことに、、、。」


少女は自分の浅はかな行動に悔やんでいた。

少女の親はこうなることを恐れ、彼女を守る為に少女に手出し出来ない様にした。


それなのに少女は自ら行いによって、最悪のシナリオに突き進んでいる。


「月が綺麗、、、あの人は今どうしているのだろう、、、」


少女は月に思い人を重ねながら頬に涙を流すのだった。



こっちの世界に来てからとりあえずエルフの村に向かって歩いている、、、けれど正確な場所が分からず、すでにこの森を3日彷徨っていた。


ソヨヒト

「なるほど、、、これで大体の場所が掴めた!!」


このイクウォッチは便利なものだ!!特にこの座標は

自分の位置が理解出来るので未開の地をマッピングするにはもってこいだ!!


でも、この装置のシステムがわからない、、、。


このイクウォッチの座標は2系統に分かれていると考えられる。一つは元の世界と異世界を繋ぐ座標。

もう一つはこの世界の緯度がわかる座標だ。

異世界を繋ぐ座標をaとして、この世界の緯度の座標を

x.yとした時、この装置には座標が2系統存在することが確認出来る。


だが、この装置の恐ろしいところは、緯度の座標にzがあることだ、、、。


座標z、、、これはGPSで例えるなら高さになる。

GPSは複数の衛星を使って、自身の位置を特定するのだが、地表からの高さは測定出来ない。

つまり、地球を回転楕円体と仮定した際の表面からの高さを楕円体高とする、、、これは概念でしかない。

わかりやすく言うと、ここって多分これくらいの高さだよね?ってこと。


技術の発展で、近年では誤差が3Mとも言われるているが、この装置㎜単位の誤差で正確な高さを表示する。

まったくもってこの理論が理解出来ない。


オトン、、、本当にアンタは天才だよ、、、。


俺が考えた理論が正しいなら一つだけある可能性が浮かび上がる。

もし元の世界と異世界を繋ぐ座標にa以外にbがあったとしたら?それは時間を越える座標になる、、、。

そう考えれば老いたシルが俺の世界に手紙を届けた理論と繋がる様な気がする、、、。



よし!!一度元の位置に戻ろう、、、。

イクウォッチを研究室の座標にセットすると、一瞬で研究室に戻る。

再び座標をセットしてエルフの森の前に出る。

これはこの装置のデフォルト位置となってた。

正確にはこの位置は元の世界の研究室の位置なんだろ、、、正確に調べて無いが、オトンの性格を考えれば十分あり得ることだ。


今回の調査で小川を見つけることが出来た。

基本集落は水辺の近くに作られることが多い、それならこの川を登って行けば、、、小川の見つけた位置と現在位置で、近くを流れる小川を予想して歩く、、、

やはりあった!!

時刻はすでに夕暮れだ、今日の探索はここまでにしよう。

俺は研究室に帰った。


森を彷徨い5日目の昼過ぎについに集落後を見つけた。

シルの話だと、エルフの民はエルフの森に複数の村を作っていたと言う。

この集落がシルのいた集落とは断定出来ないが、オトンの性格とシルの話を検証するとこの辺りの集落が、かなり確率が高いと思う。


ローネさんの話だとここでオトンと会ったと、、、

そしてここにオトンが備品を隠していると、、、。


しばし遠くから集落の様子を伺って、一度研究室に戻る。


物資を補給して夕暮れを待つ。


さてそろそろ日も暮れてきた行ってみるか、、、

イクウォッチを起動させて、先ほどの場所から集落を見張る、、、。


やはりな、、、


昼間は閑散として誰もいなかった集落に、まばらだが数人の男が、、、望遠鏡で覗くとエルフ族では無い、、、

あれが獣人族か、、、それと人族もいるなぁ〜

どれも男ばかりで女子供はいない、、、


おそらく奴らは野党だろ、、、


師匠から学んで無かったら今頃奴らに捕まっていたかも知れない。


ターイウ

「扮装地帯、治安の悪い土地の集落や廃村があった場合は、すぐに近寄るな!!」


初めこの意味を理解出来なかった、、、。


ターイウ

「お前がゲリラならどこに隠れる?」


、、、なるほど!!確かにその通りだ!!


ターイウ

「いいか、まずは焦らずにしっかり観察をしろ!!

そしてそこの住民の生活臭を嗅ぎ取れ!!

わかりやすく言うなら女子供がいるか、洗濯物は干されているか、それだけでもゲリラの隠れ家か、どうかを判断できる。」


あらためて師匠とオトンに感謝だ!!

仮説の話をしよう、、、ターイウに合わなかった俺はどうにか森を抜けてこの村に訪れ、そして奴らに出会う。

運良く命からがら逃げ切るか、それと不幸にもう奴らに捕まるか、どちらにしても老いたシルのいた世界の俺は、ここで酷い目に遭った可能性が高い、、、。


俺は日が沈むまで監視を続けた。そして完全に日が沈むの確認してから、ナイトビジョンカメラで監視を続ける。

現時点で把握した人数は10人程度、、、獣人が3人、人族が7人当然皆が武装をしている、、、。


そろそろ動くか、、、


森は深く月の光も微かにしか通らない、、、

俺はゆっくりと集落に近づく、特に3人の獣人に警戒しながら、幸いにも獣人は固まって焚き火に近くにいる。


念のため風上から熊用スプレーを撒く、、、

さすがオトンだ!!大量の熊用スプレーと、今身に着けている暗視ゴーグルとナイトビジョンカメラまで研究室にあった。


獣人族が鼻を押さえてこちらを睨む、、、

多分シルの様に種族固有スキルで獣人族は鼻が効くのだろう、、、まずはその鼻を潰す。

獣人族が鼻を押さえこちらに歩いてくる、、、。


木に身を隠した俺との距離が3M、、、拾っておいた石を奴らの横に投げる。奴らは石が転がった方向に音を頼りに歩き出す、、、どうやら耳もそこそこ良いらしいが夜目は効かないようだ。

暗視ゴーグルで俺と目が合ってもこちらには気付いて無かった。


背後からますは一人を、警棒スタンガンでビリビリ、、、


振り返る二人のうち一人の足を掛けて転ばして、もう一人もビリビリ、転んだやつも最後にビリビリ、安心しろ!!峰打ちじゃ〜

まぁ〜心臓狙ったから心肺停止してたらごめんね!!


多少奴らが騒いだので数人の人族がこちらに、、、

ちょうど良かった!!それにしてもやはり人族は俺らと変わらんらしい〜

たいまつを持ってこっちに向かって来る、、、

たいまつの数は5つ、、、5人ってところか、、、。


風上から大量熊用スプレー撒く、鼻と目を押さえ行動不能になった者からビリビリ!!


全員を戦闘の不能にてしばし様子を見るが、追っては来ない、、、どうやら集落に立て篭もる様だ、いい判断だ!!

野党は最低でも二人、多ければあと5人ってところだろ、、、ならば、、、


闇夜に紛れて集落に近づき、手榴弾を中央広場に投げる、、、さてどう出る?この世界では爆発は珍しい現象だ、、、やはりゾロゾロと出てきた、、、3人だな。


奴らを制圧するのは後回しだ、まずは奴らが出て来たあの大きな家に侵入する。


家は比較的大きく、おそらくシルとローネさんが住んでいたのだろう、広間には大量の酒瓶が、汚ねぇ、、、ちゃんと片付けろよ!!


複数ある部屋のなかから、人が寝泊まりしているであろう部屋に隠れて待つ、、、程なくすると一人が部屋に入ってきた、、、とりあえず背後からビリビリ!!


ソヨヒト

「おい!!起きろ!!いつまで寝てる!!」


いかにも悪そうな顔のおっさんを叩き起こす!


悪顔オッサン

「、、、うっ、、、これは、、、」


オッサンは俺を見上げて、、、


悪顔オッサン

「テメ〜なにしやがる!!」


おおっ!!オトンの言う通り言葉が通じる!!


ソヨヒト

「それは俺のセリフだ!!ここは俺の家族の家だ!!

俺がしばらく留守にしていたら、、、

お前らいつからここにいるんだ!!」


ウソは付いてないよ!!でもシルの家じゃ無かったらごめんね!!


悪顔オッサン

「おい!!誰か!!誰かいないのか!!このバカをどうにかしろ!!」


はぁ〜悪党ってのはなんでこうもバカバッカなの〜?


ソヨヒト

「お前の仲間は全員縛って外で寝てるぞ!!

それよりも俺の質問に答えろ!!

答えたく無いなら、お前の首を切り落としてお前の仲間に見せようか?そうすればなんでも話してくれるだろ?」


奴らが持っていた悪趣味な剣を勢い良く床に突き刺す!!どう?怖い?


頭の悪いオッサン

「ひっ〜!!1週間前からだ!!俺らは1週間前から滞在している、、、」


やはりなぁ、、、


ソヨヒト

「それで目的は?」


頭の悪いオッサンの首元にナイフを突きつける、、、


頭の悪いオッサン

「ひっ〜!!エルフ狩だ!!ここはエルフの村だったから

たまにエルフが戻って来る、、、」


まぁ〜大方予想通りだな、、、


ソヨヒト

「それで、、、何人攫った?」


頭の悪いオッサンにナイフを滑らせ首を少し切る、、、

オッサンの首から血が流れる、、、


頭の悪いオッサン

「ひっ!!俺はら一人だ!!そいつはまだここの牢屋に居る!!助けてくれ〜もうこんな事しないから、、、」


シルか?いや、、、時系列的に合うはずがないか、、、


ソヨヒト

「お前ら以外は?答えろ!!殺すぞ!!」


頭の悪いオッサン

「噂で1ヶ月前にエルフのお姫様を捕まえた奴らもいたって、、、でもガセネタだって話も、、、」


、、、なるほど、そうなるとシルもオトンもここには来ないな、、、。


込み上げてくる怒りでブチギレそうな思いを抑えながら、、、


ソヨヒト

「お前らの組織は?雇い主は?答えろ!!」


首のナイフをさらに深く食い込ませる、、、


頭の悪いオッサン

「ひっ、、、ひぃ〜エルフの元辺境大貴族だ!!」


この後、コイツからは役に立つ情報は得られなかった。

こいつを含めて13人の足の縄だけ解き、村の近くの川を渡らせた。

大半はワニの様な魔物に襲われ、運良く向こう岸に渡った数人は後ろから撃った。

正直、気分の良い行いではないが、こんな奴らは生かしておいてもろくなことをしないだろ、、、魔物に襲われる奴らの悲鳴を聞きながら村に戻った。


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