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えがおのレシピ  作者: 藤坂みやこ
7/10

第7章 使命

前回までのあらすじ


都内の病院に勤める医者の片山仁は

入院中の患者のななこから

ぎたろー枠を教えてもらい

リスナーの一人となった。



感謝の言葉は

 

ありがとう


身体に良いのは


オリゴ糖


でも、


混ぜて言っちゃっても


ばれないよなぁ・・


ありがとう

ありがとう

オリゴ糖

ありがとう


(文字だとすぐにバレるけど・・・



----------------------------------


 朝日がまぶしい。


 今日も九州地方は、どこもいい天気になりそうだ。


 まだ暑い日々は続きそうで


 すぐに汗だくになる。



 朝のコーヒーを飲み終えた後、


 引っ越し以来、明けていなかった


 物置の中から発掘しておくべきものがある。


 黄色に輝くそれは、


 フッサフサなのに、


 よく跳ねる・・



 テニスボール。


 それは、テニスを嗜むためのボールであって


 決して、尻の下に敷いて痔を治すための


 道具ではないと思う。


 のだけれども・・


 あくまでも・・


 そういう使い方をしてもバチは当たらないだろう。。。


 地元に帰ってきてからは、デスクワークの環境を


 自分で構築することができるから


 いつでも人目を気にせずに立ち上がれるしで


 持病の痔は


 だいぶと緩和していたのだが、


 配信を始めて顔出しをするようになって


 どことなくではあるけれども


 再発してきたのかもしれない・・・


 う~・・・


 少し座りすぎたかなぁ。。


 配信中は、何気なく立ち上がって見せて


 盛り上がっていくシチュエーションにもなるから


 リスナーさんには気づかれていない、、はずだと思っていた。


 そんな昨夜の演奏配信が終わってからの


 夜のマイクテスト配信の時である。



 -----------〇-------〇---------〇-------------


 kodama3321「ぢが大変なんだよね」


 ぎたろー「ヂってほんと痛いのよね。」

  ぎたろー「ゴリゴリに異物が入ってる感覚がねぇ」


  kodama3321「なんで、その感覚がわかるの?もしかして?」


  し、しまった・・・


  ぎたろー「いやね、知り合いの人がね!」


  yuriko0407「はは~ん、知り合いねぇ~」


  ちょっとーー黙っててーー!!


  ぎたろー「なったことのある人にしかわからないのですよ」

 

  あ、しまった、自爆してしまった・・・


  kodama3321「やっぱりそうなんやん!」


 (ベルがあったら、鳴らしたい・・・チーン)


 

 ぎたろー「すみませぇん、本当は、ぢなんですぅ。。」


 

 いっそ潔く散ってやろう。。。


 といった感じで、隠し通せると思ったら


 隠し通せなかった。


 まぁ、痔であることくらいは隠さなくてもいいかなぁ。


 病院の先生が居たら、すぐにでも治して欲しい。


 その思いが天に通じたのかどうかはわからない。


 かた416「テニスボールの上に座る運動してみてください。

  緩和しますよ。」


 ぎたろー「え?テニスボールに座るんですかぁ?」


 余計にお尻に力が掛からないかぁ??


 かた416「陣痛の妊婦さんの痛み緩和などにも使われて

 いる方法なんですよ、よかったら試してみてください。」


 ぎたろー「そうなんですかぁ!明日試してみようかな?」

 

 かた416「挟んでもいいし、ゴリゴリするのもいいですよ」


 ぎたろー「ありがとうございますぅ♪」


 ぎたろー「お医者さんされてるんですか?」


 かた416「端くれですけどね」


 ぎたろー「そーなんですか?!すごーい」


 kodama3321「すごーい!」


 ------------〇----------〇----------〇---------〇---------------


 いろいろよく知ってるリスナーさんだなと思っていた。


 でも、どうやら本当にお医者さんらしい。


 それ以上は、どう聞けばいいかもわからないけれども。


 で、物置からでてきた手にしたテニスボール。


 しかし座るにしては、少し汚れが気になる。。。


 買い出しに行くときについでに買っていくか・・


 ポーン、ポーンと


 テニスボールを地面にバウンドさせてみる。


 弾力は問題ない。


 汚れてはいるけれども。


 握ると、ボールの圧が手に返ってくる。


 言葉にするならば、


 文字通り、手応えである。


 この世界に、手応えの無いものは五万とある。


 テニスボールのように


 目に見える手応えならわかりやすいのだけれども


 人の心のように


 移ろいやすいものの手応えは


 目には見えないけれど、感じられるときと


 感じにくい時とがある。


 リスナーさんはどんな気持ちで


 俺の枠を聞いてくれているのだろう。


 自分の枠だからこそ、自分が伝えたい思いや曲を


 

 素直に伝えられるようになってきた。


 気はする。


 あとは、それがどう伝わっているのか?


 その部分が、心の手応えと言ったところかな。


 こだまちゃんの心に響かせられることはできた、

 

 その手応えはある。つもりだ。



 本人じゃないから、現状どうなっているのかは


 わからないけれども


 最近、こだまが来てくれている時は


 昨夜みたいに、フランクな感じにもなってきているし


 曲も楽しんでもらえていると思う。


 キラコメの数も結構出してくれて


 オリジナルの曲にも題名をコメントで出してくれたりも


 してくれるようになった。


 これは、ガー様、、いわゆるガーディアンという


 働きというかコインを入れてするという

 

 一種の世話役のような動きになるのだけれども


 それだけ気に入ってもらえている、と思っている。


 他の人はどんな風に感じているのだろう。


 全員に、感想をもらえるわけではない。


 何も言わずに去っていくリスナーさんもいるのだろう。


 俺の目指す場所はどこにあるのか?


 聞いてもらえる場所を目指す?


 メジャーデビュー、というよりかは


 いろいろな人の手を介して


 自分の作った曲が出来上がって


 それをたくさんの人に聞いてもらう。


 そんな感じかなぁ。


 今の手応えを


 大事にしていきたい。


 --------------------------------------


 片山「はい、次の方、どうぞ」


 今日も、慣れない総合内科での外来診察である。

 慣れない、とは言えもうこの状態も結構続いているので

 半ば慣れてきたのかもしれない。


 この病院には緊急外来もあるので

 時には当直医として泊まり勤務をすることもある。

 

 それは、真夜中に緊急患者が運ばれてきたら

 緊急手術をするかしないかを判断し

 時には自分で手術を敢行しなければならない。

 

 今のところ、その場面には出くわしていないが

 その可能性もあるということだ。

 自分はどうするだろう。

 専門科医に連絡して到着を待つか?

 自分がメスを握るか?

 

 一応のシミュレーションはしているが

 外科的な施術は、

 あまりと言うか

 ほとんど自信はない。

 


 カーテンを開けて、初老の女性が診察室に入ってくる。


 白石「こんにちは、先日から熱と喉の痛みが止まらなくて・・」


 片山「それは、何日前からでしょうか?」


 白石「2日前の7日からです。」


 片山「なるほど・・今回の新型感染症の潜伏期間

  は一週間くらいですが、何か心当たりはありますか?」


 白石「ちょうど1週間前に、バイオリンの個人レッスンでした。

 その教室の先生からレッスンの翌日に連絡がありまして、

 新型感染症になられたと・・・。」


 片山「なるほど、、おそらくそこでしょうね・・・」


 白石「でも、感染されてない生徒さんもいらっしゃるんで

 私も、大丈夫ですよね・・・?」


 残念ながら、その望みは薄いかもしれないなぁ。。


 片山「PCR検査をしてみないと、はっきりとはわかりませんね、

 鼻から綿棒で採取する方法と、唾液から測定する方法が

 ありますので、どちらになさいますか?

 保険適用できますが、結果がわかるまでは2、3日かかります。」


 白石「それでもし、陽性になってしまったら、隔離ですよね?」


 片山「ええ、そうですが、、検査方法はどちらになさいm(」


 白石「それは困るんですっ!私、初めての発表会が、、

 発表会が!!あるんですうううう」


 白髪交じりの初老の女性は、急に取り乱し始めた。

 隣の診察室にも聞こえたであろう大きな大きな鳴き声で

 わんわん泣きながら・・

 

 バイオリンのレッスン、それは今しなくてはならなかった

 ことだったのだろうか。

 この新型感染症の蔓延中に、発表会はどんな形式で

 どんな会場で開催されるというのだろうか。。。


 この女性ほどの年齢まで来ると、新型感染症が

 変異と共に症状が弱まりつつあるとはいえ

 それでも何割かの人は重症に陥るケースもあるというのに

 

 そして、それは私自身ももうあと何年かすれば、

 片足を突っ込もうとしている年齢帯でもあるのだ。


 人の命を救うということは、言葉以上に重い。


 私の場合は、長らく、心のケアに努めてきた。


 それで救えた命も数知れずあったと思う。


 臨床に臨むにあたって、普通の心理状態の人が

 ただの風邪ではなく、新型感染症に罹り

 普通の生活から身体を剥がされて

 ここまで取り乱していくとは思いも寄らなかった。


 ------------〇-------------


 タクシーはやがて、家に着く。

 クーラーの効いた車内から、夜だというのに

 蒸し暑い外に出て部屋に入る。

 部屋の中は、埃のにおいが少しして

 やはり、うだるような暑さだ。


 今日も、何人かの患者を診て

 保険の適用できない即日判定の結果では

 全員が陽性だった。

 先日診察した保険が適用できた患者も

 全員が陽性だった。

 あの、彼女と半年記念ができなかった松本も

 漏れなくやはり陽性だった。


 診察した時のヒアリングでもうほぼ

 その結果は確定したも同然なのだが


 それでも診察室に入ってきたときには

 もうほぼ無症状な患者も中には居る。


 不思議なものだ。


 医者として、しなくてはならないのは

 患者の命を救う事。


 それをしようとすればするほど、

 今日の白石さんのように

 

 自分のしていることが、一体なんなんなんだろうかと

 思う時がある。


 私だって、新型感染症にかかってしまったら

 普段の生活ができないと取り乱してしまうのだろうか。


 いや、心のプロフェッショナルとして

 努めて冷静に振舞おうとするだろう。


 それでも時々わからなくなる。


 患者の為に・・・


 患者の為に!!


 すべてを我慢して


 家族にも!!


 我慢を強いて!!


 プライベートはガッチガチに縛りをかけて!!


 我慢しているのに・・・


 しているのに・・


 彼女との半年記念のディナー?

 

 バイオリンの発表会??


 ご立派なことだ・・


 立場は違うのはわかっている、


 私がもし倒れたら、PCR検査の指示すら出せない。


 私は全てを我慢しているのに・・・


 なぜ、そんなに無神経に生きられるのだ・・


 医者を何だと思っているのだ・・・


 私の人生の時間を割いて


 君たちのおちゃらけに


 どれだけ付き合わねばならないんだ・・・!!!


 はぁああーーー


 (ドン!)


 (ドン!)


 気が付いたら、机に拳を木槌のように

 振り下ろして、


 目からは、熱い塩水が頬を伝った。


 ------〇---------〇----------

 

 どのくらい時間がたっただろう。


 ベランダに出て煙草を吸う。

 タバコはいつも心を落ち着けてくれる。

 

 少し落ち着く。


 東京の夜空は、星は見えたことはない。

 

 黒くないのだ。


 どちらかというと、それは赤色に近いのかもしれない。


 こんな夜空では、夜空らしくない。


 部屋に戻って、ソファに座り込む。


 今日も18(えいてぃーん)アプリを開く。


 

 開く枠は、今日も、、


 ここに行ってみよう。


 流れている曲は、オリジナル曲のようだ。


 「かた416が応援(1)を贈りました」


 ぎたろー「かたさーん♪いらっしゃいませー♪」


 相変わらず、この元気の良さにホッとする。


 曲の途中なのに、器用に名前を呼んでくれることは

 

 少し恥ずかしいが、リスナーとしてとても嬉しい瞬間でもある。


 ぎたろー「♪夜空には満点の星たち~溶けだしたアイスクリーム

 みたいだねぇ~♪」


  ~♪~(Youtube で”ぎたちゃんねる サイケデリック”で検索してみてね )~♪~


 ぎたろー「♪サイケデリックなぁ~願望を抱いてぇ~♪・・」


 「かた416がレーザービーム(大)(500)を贈りました」

 「かた416がジェットファイヤー(500)を贈りました」

 「かた416がミラーボール(500)を贈りました」


 男性のリスナーでも、いわゆるキラキラコメントで

 曲を盛り上げている人もいるのだろう、けれども


 スマホをそんなに早く入力するわけではないし、

 特別なアプリを入れているわけでもない。

 

 ならば、応援するなら、大人らしくギフトで盛り上げればいい。


 私は、そう思っている。


 だからこそ、価値があると思った配信や

 パフォーマンスには、

 

 ギフトで応えようとする。


 エフェクトが流れ出すと、


 心なしか、ぎたろーさんの目が大きく見開いたようにも見えた。


 歌っている最中だから、部分によっては


 さっきの名前を呼んでくれたような芸当も

 流石にできない場面もあるだろう。


 ぎたろーさんなりの、画面の中での反応なのだろう。


 ぎたろー「♪見てたぁ~見てたぁ~♪・・」


  yuriko0407「拍手)(拍手)(拍手)(拍手)(拍手)」


  kodama3321「(拍手)(拍手)(拍手)(拍手)(拍手)」


  ななこ☆「(拍手)(拍手)(拍手)(拍手)(拍手)」


 ぎたろー「ありがとうございました♪

  オリジナル曲で、サイケデリック、でしたぁー♪・・」


 かた416「(拍手)(拍手)(拍手)(拍手)(拍手)」


 ななこ☆「あ!かた先生だ☆」


 わかりやすい名前だなぁ、ななこちゃん。

 

 かた416「ななこちゃん、こんばんは!」


 ぎたろー「かたさん☆、かた先生?!ななちゃんの

 リアルなお知り合いなのかな?」


 リアルなお知り合いだっての。。


 ななこ☆「そうだよー!病院の先生!」


 おーい、ばらしちゃったよー(※よい子は真似しないでね)


 かた416「主治医ではないですよ」


 正直な方が何かと面倒は無いかもしれない。

 コンプライアンス的な何かはさておき。。


 ぎたろー「あっ!なるほどぉー!同じ病院の先生なんですかねぇー?」


 ななこ☆「前は主治医だったでしょー!?」


 カウンセリングという意味では、確かにそうだった。


 その方がどれだけ医者としての遣り甲斐を感じただろう。


 変に枠から離れてしまっても不自然だし

 ななこちゃんの心を不安にしてしまうかもしれない。


 かた416「内緒にしといてくださいね・・」


 そう書き込むのが精一杯だった。


 かた416「最近、結構大変なので・・」


 ぎたろー「お医者さんですもんねぇ、新型感染症とか

   大変だと思います、、本当に」


 それを、、わかってくれれば、、


 それだけで、、


 それだけで。。。

  

 救われる。。


 かた416「それをわかっていただけるだけでも、救われます」


 かた416「最近参ってるんです。。

      医者としてやっていくのにしても

      いろいろと堪えてます。」


 なんだか止まらなくなってきた。


 かた416「もともと、メンタルの専門家のはずなのに

     自分のメンタルコントロールに

     限界が来てしまいました。情けないです。」


 ぎたろー「あーーなるほどぉ・・」


 ななこ☆「かた先生、この前も顔が疲れてたよ・・」


 やっぱり顔には出るものなのだな・・


 病院の中にいるときは、自分の感情は

 なるべく出さないようにしているつもりだった。


 ななこ☆「いつも、周りの心配ばっかりしてるんだから・・」


 ぎたろー「尊敬されてる先生なんですねぇ。

     今、自分を押さえてしっかりと

     お医者さんという使命と向き合われてる。」


 ぎたろー「そんな所が、かっこいいと思いますぅ」


 かっこいいなんて言われたのは何年ぶりだろう。


 かた416「そんなに立派なものでは・・。」

 

 ぎたろー「この時代にあって、お医者さんは自分の命を

  かけてやってると言っても過言ではないのじゃないかなぁ

  僕はそう思いますねぇ。」

 


 そう言ってもらえるだけでも本当に救われる。


 ぎたろー「ちなみに、美人の看護師さんとかいらっしゃるんで

 すかねぇ?」


 ・・・?


 ぎたろー「看護師さんって言っても、おばさんから看護学校

  卒業したてのキラキラの看護師さんもいるのかなぁ//」


 かた416「いますよ!」


 外来病棟の某看護師が頭をよぎったが、

 すぐに我に返った。


 男として生まれたのなら、そういう話も

 したくなるもの。


 嫌いではない。


 むしろ、そういうところは人間味を

 感じられるからこそ、いいのかもしれない。


 ななこ☆「先生ー!(グーパンチ)」


 kodama3321「ぎたろー!(グーパンチ)」


 こういう男性枠では、女性リスナーの方が多いから

 女性陣の蜂起がすさまじい。


 かた416「それだけが目当てで病院に来てはダメですよ」


 ぎたろー「やっぱダメですかねぇ?歯医者とかでウフウフ

  みたいな期待もしちゃだめ?」


 かた416「偶然の範疇でお願いします。」


 ぎたろー「運命の出会いが待っているといいんだけど、

     期待しちゃダメかなぁ・・・」


 kodama3321「運命の出会い(ハート)」


 自然と頬が緩んだような気がした。


 そういえば配信を見に来た時は、心の中は


 まるで水爆が落とされたかのような荒れ地の如く


 荒んでいたはずなのに、


 この配信枠に来て、


 歌を聞いて

 

 一生懸命に歌う姿を見て


 そして、こんな会話で和んで


 自分の顔に、、、


 ”えがお”


 が戻ってきていることに気づく。


 今の心の中は、


 春の野山のように


 木々も生い茂り鳥がさえずり、花が咲き乱れているようだ。


 


 理論で、メンタルケアのやり方を知っていても


 それを自分で実践するとなると


 個々のやり方は、それぞれ違うものがあるけど


 こんなにも体感できることが、


 身近にあって、本当に良かったと


 そう、思っていた。


 --------------------------------------


 配信が終わると、


 部屋の中に1人だけ取り残されたような


 そんな感覚を覚えるようになった。


 昼間に部屋で一人、仕事をしているときは


 何も思わないのに。


 配信ライバーあるあるだとか言われるのだろうけれども


 配信が終わった瞬間は


 譜面台などを片付けながら


 意外と自分が寂しがり屋であることに気づかされる。


 そんな想いで、深夜に


 「マイクテスト」と書いて


 今日も、自分の振り返りのような


 気持ちを洗いざらい、


 さらけ出す時間が始まる。。


 -----------☆------☆-------☆-------------


 ぎたろー「・・で、かたさんの言うとおりに、

   私テニスボール買ってきたんですよ。

   テニスボールをね」


  yuriko0407「本当に買ってきたんだ。」


 ぎたろー「そしたらねーすごいの!

  本当に、しこりがねぇー

  小さくなってきたんですぅ。」


 かた416「効果があって何よりです。」


 ぎたろー「かたさん、本当ありがとうございました。。」


 これは本当の話。


 お医者さんの知識量ってほんとにすごいと思う。


 ぎたろー「テニスと言えば・・」


 ひとつ思い出した。


 ぎたろー「yurikoちゃんもー明日はテニスかなぁ?

 いっぱい、コーチにしごかれてきてね☆」


 yuriko0407「コーチは結構優しいんだぞ??」


 ぎたろー「そーなんですかぁ?」


 yuriko0407「元々、世界的なプレーヤーだった人の

 コーチをやってたらしいんだけどね、メンタルの

 コントロールの専門家で、統計的分析で性格とか

 わかっちゃうらしい。」


 ぎたろー「へぇー凄いですぇそれ。」


 

 yuriko0407「私のこともよくわかってくれてるよ。

 ほんと、なんでも見透かされてる感じ。」


 かた416「似たようなこと、僕もやってました。」


 ぎたろー「かたさんも、心の専門家なんですかぁ?!」


 かた416「元々は。今は新型感染症のせいで、それどころじゃな いんですけどね。色々大変です。」


 ぎたろー「今日も、大変だっておっしゃってましたもんねぇ」


 

 2020年頃から世界中で猛威を振るい始めた感染症。


 色々な所に影響はあっただろう。


 特にお医者さんへのダメージというか


 負担は、肉体的にも

 

 精神的にも、


 相当なものに違いないかっただろう。


 かた416「でも、この枠のお陰で色々救われてますよ。

 私も。」


 かた416「私も昔は、ギターを少しやってました。」


 ぎたろー「え!そうなんですねぇ!」


 かた416「だから、歌って元気づけられるような人にも

 なりたいなと思う時もあるんです。」


 かた416「歌は元気をくれる、でも今は歌えません。」


 ぎたろー「元気になってもらえればと思いますよ。」


 かた416「ぎたろーさんに、代わりに歌ってもらって、元気をもらってますよ」

 

 ぎたろー「いえいえ、そんな、もったいない言葉です(汗」


 ぎたろー「かたさーん、かたさーん、ほんといつも、ありがとうございます・・・」


 何かに感激すると、名前を連呼してしまう癖があると

 

 最近、自分で認識するようになってきた。


 そう、感激しているのだ。


 こうして、自分の歌を


 聞いて元気をもらえたと

 

 言ってもらえることに。




遅くなりました(汗

次回、第二部かたさん編

いよいよクライマックス(の予定です)!


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