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ただのオジサンだけど…  作者: ほろ苦
2/2

読んでいただきありがとうございます!

「勇者の英雄(道しるべ)だけど…」

のその後話ですー

大きな胸に色っぽい唇、ナイスバティのマリアナにぐいぐい迫られ対応に困っているゼクロを眺めながら、私は出された食事を食べた。

アリアナにすすめられるお酒を飲んでヘラヘラしているゼクロにモヤモヤが溜まってくる。

ゼクロもこんなグラマラスな大人の女性がいいのか。

どんな風に、女性を抱くのだろう。

さっき見た、ゼクロの裸姿が頭に浮かび、私は恥ずかしくなって顔を赤くした。


「ユナ?具合でも悪いのか?」


私のちょっとした変化にもゼクロは細かく気がつく。

よく観察していると思う。

私は首を横に振って席を立った。


「ちょっと、疲れているから先に帰ってる。ゼクロはゆっくりしてね」


私はゼクロが止める間もなく店を出ていった。

なんだか、あの場所にこれ以上居たくないと思ったのだ。

今日はゼクロ、きっと帰りが遅くなるだろう…

私はモヤモヤする気持ちの原因を考えないようにして、自室に籠ってふて寝をすることにした。


それからしばらくたったある日、ゼクロが用事で留守にしていた時、青い伝書鳥がやって来た。

いつもは必ずと言っていいほど、ゼクロが居るときしかこないのに、私は不思議に思いながらも青い伝書鳥に話しかける。


「見ての通り、ゼクロは外出しているけど…急ぎの用事?」

「クエっ」


あ、返事した。

私はゆっくり青い伝書鳥に近づき足にくくってある布を取ると、青い伝書鳥はさぐさま飛び立った。

どうしようかなーやっぱり中身を見てはいけないよね…

そう、わかってはいるが、やはり気になった私は中身を見ても、見なかったことにすればいいかと安易に考えて布を広げた。


『最愛なる貴方へ

26日お会いできるのを楽しみにしております。ルナ』


…逢い引きの約束。

私はおさまりかかっていたモヤモヤがまた生まれた。

26日と言ったら3日後だ。


「ただいまー」


その時ゼクロが帰って来たので私は急いで布を折り畳んだ。


「お、おかえり!これ、青い鳥が持ってきたよ」

「ん?伝書鳥が?」


私は内容を知らないといった素振りで布を渡すとゼクロはすぐに目を通す。


「…3日後、出掛けてくるよ。」

「えっと、魔物の討伐に?」

「まあ、そんなところかな。帰りはいつになるかわからないから、よろしく」


ズキッ

私は胸が痛くなった。

嘘…ルナって彼女と会うんでしょ…そう心で叫んでいても、私は作り笑いをして「わかった」と答えた。

ゼクロはただのオジサンで、私の雇い主。

恋愛感情なんて、あり得ない。

そう、思っていても心のザワツキが収まることはなかった。


次の日、ゼクロがまたちょっと出かけてくると外出した後、私はひとり考えた。

変に意識をしてしまう。


「…そうだ。私に彼氏が出来れば…」


ゼクロへの思いを誤魔化す為にも、私はお付き合いしてくれそうな彼氏を探すことにした。

いつも買い物をするお店のお兄さん?なんだか、好みじゃない。

手紙を届けてくれる配達やの彼は?優しそうだけど、弱そう。

この前ナンパしてきた彼は?遊びで終わりそう。

あーーーなんで、丁度いい男はいないんだ?!

私は気晴らしに市場に行って色々と考え頭を抱えて、もがいていると通りすがりの黒髪の男性とぶつかった。


「あ、すみません」

「大丈夫だ」


長身で細身だが鍛えているのかバランスのよいカラダつきに切れ長の瞳と目が合うと私は不思議と引き込まれていった。

研究者の装いをした大人の落ち着きがあって、不思議な雰囲気のこの人が私の彼氏なら、ゼクロの事を考えなくてもいいかもしれない。


「あの!えっと、その…」


しかし、なんて話しかけて仲よくなればいいのだろう。

これまで、男を誘ったことがなかった私は顔を赤くして、しどろもどろになった。

そんな私を不思議そうに眺めていた彼は私の顔を覗きこんだ。


「落ち着いて。わたしに何か?」

「えっと、あの、私はユナといいます!その、えっと…」

「ユナ…ああ、貴女のことは聞いてますよ」

「へ?」

「わたしはレケと申します。予定より少し早く着いてしまって。そうだ、ユナさん、一緒に食事にでも行きませんか?」

「え!」


突然の食事の誘いに私は驚いた。

レケと名乗った彼は私の事を誰かから聞いているといった素振りだ。

色々と気になったので、食事に同行することにした。

レケは本当に街にきたばかりで食事処もわからなかったので、私は市場から近い人通りが多いお店を紹介した。

お店の席について注文をすると私は早速質問をした。


「あの、レケさん、どうして私を知ってるの?」

「ゼクロがお世話になってるらしいからね」


ゼクロのこと知っているのか。

それだけで警戒は和らいだ。


「わたしはゼクロと古い友人でね。あなたを見てると昔イタズラをされたことを思い出しました」

「え!イタズラ?」

「ええ。ちょっとだけ仕返しに後でご協力お願い出来ますか?」

「へ?」


不意に見せるレケさんの優しい笑顔に私は少しドキッとときめいた。

食事を済ませて、私とレケさんはゼクロの借家に向かった。

ゼクロはまだ帰ってなく、とりあえず家の中に案内するとお茶とお菓子を出してもてなした。

それから一時して、ゼクロが家に戻ってきた気配がするとレケさんは席を立って私との距離を縮めて腰に手を回した。


「あの!なにを!!」

「シー」


レケさんはわざと自分の背中が窓越しにゼクロに見えるように立ち、私に人差し指を立て、少し意地悪そうに笑顔を見せた。

レケさんの思惑どおり、窓越しに家の中を見たゼクロは男と私の姿を確認して家に入るのを戸惑っているようだった。


「あ、あの…」

「さて、ゼロの悔しそうな顔を拝むとしますか」


そう呟くとレケさんは私の腰に回していた手で抱えて私を床に押し倒す。

すると、玄関の扉が勢いよく開いた。


「ユナ!!」


ゼクロのその慌てように、レケさんは苦笑している。


「あ…」

「やあ、ゼロ久しぶり。あーいまはゼクロか」

「レケ…やられたぁ…」


レケさんのしてやったりという表情に対して、ゼクロは項垂れている。

レケさんは私を丁寧に起こして、とても上機嫌だ。


「煮え切らない態度はダメだよ、ゼクロ」

「うるさい」


二人のやり取りから、かなり親しい間柄なのだとわかった。


「ルナから話は聞いている。協力感謝するよ」


ルナ…最愛とメッセージに書いてあった人だ。


「ゼクロ、本気で守りたい人の為に確実に仕留める必要があるのだろう?」

「そうだ。一気にかたをつけたい」

「大丈夫、完璧な戦略を準備しよう。」

「ところで、マコたちは?」

「三人目が産まれたばかりだから、家でお留守番」

「そうか…」


どうやら、レケさんは結婚していて子供がいるようだ。

残念…

ゼクロの本気で守りたい人はきっとルナという人だろう。

私は部屋の片隅でふたりの会話を黙って聞いていた。

レケさんはどうやらうちに泊まるようで、ゼクロと何やらむづかしい作戦会議のような話を始めた。

私はじゃまにならないように自室に下がると、自分の知らないゼクロにまたモヤモヤする。


「…はあ。なんだかな」


いつかはルナさんもやって来て、私の知らないゼクロがまた現れるのだろう。

少しではあるが、お金も貯まったし、この先ツラくなるのなら…

ゼクロの側を離れるには良い機会かもしれない。

私はゼクロがルナさんに会いに行ってる間、この街を出ることを密かに決めた。

次の日の朝、私が朝食を準備していると、レケさんがゼクロの部屋から出てきた。

恐らくゼクロの部屋に泊まったのだろう。


「おはようございます」

「ユナさん、おはよう。わたしも早起きの方だけど、ユナさんはもっと早起きですね」


余計なことを沢山考えてしまい、眠れなかったとは言えない。

私は気まずく微笑み、レケさんにコーヒーを入れた。


「あの、ゼクロとはどういう関係ですか?同じ魔物ハンターですか?」

「ちょっと違うかな。わたしは魔力の研究をしているんだ。ゼクロとは…見ての通り」


少し誤魔化すような言い方に私が首を傾ける。


「ユナさん…ゼクロのこと、これからもよろしく頼むね」

「私は、今はただ雇われてるだけだし…」


はっきり言って、ゼクロは街に来て6か月が経とうとしていた。

もう十分街に馴染んだので私がいなくても何も問題ないはずだ。

そのうちルナっていう人が来たら、それこそ私は邪魔者になるだろう。


「彼は今まで女運がなかったから「わああああ!!」


レケさんが続きを話そうとした瞬間、ゼクロが部屋から飛び出してきた。


「余計なことを言うな!」


慌てているゼクロに対して、冷静なレケさんは少し意地悪そうににやけている。


「ユナには関係ない話だ!」


関係ない…その言葉がグサリと刺さった。

それはつまり、恋愛の話は私は対象外と…


「何よ…何よ!聞いたって良いじゃない!人の気も知らないで!!」


私は無性にはらがたって、ついゼクロに怒鳴って自分の部屋にとじ込もってしまった。

その日の夜、部屋の扉の前から私に呼び掛ける声が聞こえた。


「ユナ…、行ってくる。一週間ぐらいで帰るから、その時話をしよう。必ず…帰るから」


その少し寂しそうな声を聞くと、私は胸が締め付けられるように苦しくなり、涙が溢れだした。

もうダメだ、感情が隠しきれない。

認めるしかない。

私はゼクロが好きなのだ。


次の日、私は家を片っ端から綺麗に掃除をして、数日で腐りそうな食べ物は処分した。

そして、私物を片付け、荷造りをして一通の手紙だけを残してゼクロの家を出ていった。


私が出て行ってから一月後、風の噂を耳にする。

私が暮らしていた街の近くに魔物が生まれる施設があったらしく、それを勇者率いる魔物ハンターたちが完全に封印したと。

きっと、そのひとりはゼクロだろう。

ゼクロはルナっていう恋人と幸せに暮らしているのだろうか。

遠く離れた小さな港町で、私は魚をさばく仕事をしながら暮らしていた。


「ユウナちゃん。この魚も三枚にさばいてね」

「はーい!」


港町で小さな定食屋と干し魚の販売をしているおかみさんに気に入られて、住み込みで働いている。

名前もユナからユウナにちょっと変えて、私は失恋を忘れるため新しい人生を歩みだした。


「そういやー勇者さまが花嫁探ししてるって、王都からきた客が言ってたよ。なんでも、突然姿を消した恋人を国中探し回ってるってさ」

「へー」

「そのうち、この町にも来るかねー勇者さま。ひとめ見てみたいもんだね」

「いいなぁ、追いかけて来てくれる人がいるなんて…」


私のことはきっと探してなんかないだろう。

まあ、置き手紙に自分で『探さないで下さい』って書いたけど。

私が少し寂しそうな顔をしていると、おかみさんはバチんと背中を叩いて気合いを入れてくれた。


「そんな顔するんじゃないよ。前向いて生きるんでしょ?」

「はい!」


おかみさんは私がこの小さな港町について途方にくれていた所、酔っぱらいの変な野郎たちに絡まれていたのを助けてくれた恩人でもある。

私は正直に自分の生い立ちを話して、街を出た理由も話すと、ここで働けば良いと提案してくれた。

私はもう、後ろを向かない。

前だけを見て生きよう、そう決心したのだ。

そんな日々を過ごし3ヶ月が経とうとしていたある日、黒髪の女性が子供をふたり連れて定食屋にやって来た。


「いらっしゃいませ」


私は店番をしていたので、話かけると子供のお兄ちゃんの方が私を見て指差した。


「あ!いた、あの人だよ!母ちゃん」

「こら!セイ!人を指差すな!」


黒髪の女性は子供の手をパシりと叩いて、苦笑いをしながら私に会釈をしてきた。


「すみません。うちの子が失礼な真似を」

「いえ…」

「えっと。あ!この今日の魚日替り定食3つお願いします」

「えー!俺、魚いやだ」

「なんでも好き嫌いしないで食べる!」

「僕はなんでも食べる!」

「偉いぞーシン。なんでも食べるからシンは賢いんだね」


子供のお兄ちゃんをチラ見していると、苦虫を潰した顔をしていた。


「うぐ。俺だって食べるよ…」


なんと、仲の良い親子なんだろうとほのぼのして注文を受け席を離れると三人は何やら、こそこそ話をしだしたので、少し気になった。

魚定食を3つ持って行くと、子供たちのお母さんらしい黒髪の女性に話しかけられた。


「あの!つかぬことを聞きますが…」

「?」

「ご結婚は…していますか」

「いいえ、してませんが?」


なにを突然聞いて来るのだろう?

私が不審に思っていると子供のお兄ちゃんの方から今度は質問がきた。


「お姉さん、彼氏いるの?」

「え?」

「ちょ!セイ!」

「恋人いるの?」

「えっと…」


弟も少し身を乗り出して聞いてきた。

兄弟に私はタジタジになりながらも、男の子の真剣な眼差しに私は苦笑いを浮かべて本当のことを答えた。


「い、いないよ…」

「「「よし!」」」


親子三人は何故かがっつポーズをしている。


「ありがとうございます!セイ、シン!急いで食べて!」

「おう!」

「頑張る!」


そして、大急ぎで定食をたいらげ慌てて親子は帰っていった。

一体、なんなのだろうと不思議に思っていたが、その日の夜、その謎が解けた。

夜はお店が居酒屋となっており、数人の客が夜の食事とお酒を楽しんでいた。

私は店員として働いていると、どうも外が騒がしい。

ひとりの常連客が慌てて店にやって来た。


「おい!勇者が花嫁探しにドラゴンで来てるってよ!」

「本当か?ちょっと見に行ってくる!」


店の客が次から次へと勇者とドラゴンを見に行くので、女将さんも見たいと私を引き連れて見に行った。

中央公園に立派なドラゴンが三匹並んでおり、勇者とその連れがいるようだ。

人混みをかき分け、何とか見える位置にたどり着くとそこには何故か昼間店にきた親子の子供が私の存在に気が付き、また指を差した。


「あ!来てるよ!ゼロおじさん」


その子供が話しかけた男性は注目の本人らしく、ゴールドの髪をオールバックに整え、国の英雄らしい風貌に鍛えている体つき。

周りの民衆とは違うオーラ。

間違いなく、国を救った勇者さまだ。

勇者は子供の指先の私を見て少し目を見開き固まった。


「ちょっと!勇者がこっちみてるよ!」


興奮ぎみの女将さんをよそに、私はその勇者の視線から目が離せないでいた。

あの瞳は…

そんな、まさか…

髪の色も顔も身なりも違う。

私が知っている彼はもっと親しみやすくて、イケメンじゃないただのオジサンだ。

なのに…どうして、その瞳は一緒なんだろう。

勇者はゆっくりと私のもとに歩み寄ると、私の前の人だかりはいなくなり道ができた。


「ゼロおじさん。この人でしょ?俺、導かれたよ!」

「ああ。間違いない。流石は勇者の道しるべの子供だ」

「へへ」


勇者の横で照れ笑いをしている子供に視線を向けて頭を撫でると私に視線を戻した。


「やあ」


私は混乱してなんと返事をしていいのか、わからなかった。


「えっと…騙すつもりはなかったんだ。ただ、変装していないと自由に行動が出来ないから、ゼクロになっていた」

「ゼ…クロ」

「ユナは、いまはユウナと名乗っているのか?」

「そうだけど…」

「どおりで探し回っても見つからないわけだ」

「え」


探してくれていたのか。

私の知っているゼクロとは、見た目はかわってしまったが、中身はやっぱり優しいオジサンだ。


「沢山聞きたいことがある。でも、その前に…」


ゼクロは片ヒザを地面に着けてかがみ、ポケットから小さな宝石箱を取り出した。

そして、箱の蓋をあけて私に差し出しゼクロは私を見上げる。

周りのざわつきは静まりかえった。


「ユナ。本当はこんなセコい真似をしたくなかったんだ。わたしが勇者だとわかるとユナは断りずらくなる。でも、その事を隠して告白することも出来なかった。恩をきせてユナの人生を縛りたくなかったんだ。若いユナには、もっと色々な世界を見てほしい。でも、その一方で、わたしから離れてほしくないといつからか思うようになったんだ。」


そんな…ゼクロは私の雇い主で、わたしはもと奴隷で拾ってもらっただけなのに。

そんな、恋愛感情なんて持ってはいけないのに。

心が熱くなり、胸がいっぱいになる。

泣きたくなんかないのに、瞳に涙が溜まっていく。

震える手を抑えるので精一杯だ。


「歳の離れたわたしをひとりの男として考えて欲しい。結婚してくれないか」


信じられなかった。

わたしは夢を見ているのかもしれない。

なんて幸せな夢なのだろう。

身なりを整えイケメンになったゼクロが実は勇者さまで、しかも私にプロポーズしている。

こんな幸せな夢、断るわけないじゃない。


「はい。」


私は涙を流しながら、満面の笑顔で答えるとゼクロは立ち上がり私を抱き寄せ強く抱き締めた。

鍛えてるゼクロの力は強く少し痛いぐらいだ。

痛いってことは…


「あれ…夢じゃない?」

「夢じゃない。もう、離さないから」


周りで盛り上がっている歓声の中、耳元で聞こえるゼクロの声に私は更に顔を赤くした。


それから、私はゼクロと一緒に王都で暮らすことになった。

あ、ゼクロではなくて、ゼロか。

勇者の結婚は国をあげて盛大に行われ、街では奴隷から勇者の花嫁になったサクセスストーリーが話題になり、私は有名人になってしまった。

ごくたまに、心無い言葉をもらうこともあるけど、王や王妃さま、ゼロの仲間さんたちに励まされて私はどうにか勇者の奥さんを努めている。

一番の相談相手は、小さな港町の食堂にやってきた、マコさんだ。

マコさんはなんと、魔王を倒した英雄のひとりで、あのレケさんの奥さんだった。

後から聞いた話、身をくらました私を見つけたのはレケさんとマコさんの長男で、勇者さまの道しるべの能力が発動したらしい。


「ユナ」


今日も優しい声と笑顔で私の名前を呼ぶ勇者さまは、私にとってはただのオジサンだ。

でも、私は彼の側にいるだけで、幸せだ。


おわり

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(*^^*)

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