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……いつも思うのは、……頭の中から生まれる不思議なんて、本当の不思議じゃないってことだけ。……想定されるそれは、全然わくわくしなくて……、……それらは、型通りのつまらない、そんな風に思えてしまう、それ
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……私がもし、数学者や、物理学者や、哲学者や、音楽家や、芸術家や……よく解らないけれど、……あらゆる、私がすごいと思っている方々の目や頭の中から生まれる……そういうのと、私の頭の中で生まれるそれは、全然趣が違うように思えてならないから
あらゆる呪文のような数式を操って万物の法則を導き出すとか、そういった神がかった計算が頭の中で出来れば、物理学者みたいに、時間や宇宙のことを数字を操って形にするとかそういった頭の中の宇宙があったりするなら絶対に別なのだろうけれど
私は当然、そういったことは出来ないから、私の頭の中から生まれるものなんて、全然不思議じゃないし、ちっともわくわくしない。
……私が生み出せる不思議は、……いつも、意識が追い付かない一瞬の指の先から生まれるもの、だけ
無意識の、それ。
……その不思議に捉えられて、私はいつもそこに目が釘付けになるから
……どうしたって、描くことも書くこともやめることが出来ない
……頭の中から生まれるものに夢中になれていれば、きっともう少し何か違ったように思えても
……やっぱりどうしたって無意識の美しさに惹かれて




