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take a break   作者:
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 ……今日は、沢山泣いてしまったのですよ。……何だかな、……父が亡くなって、何故、父に対しての今までを感謝出来ないのかなって考えることも多くなって、少しずつ感謝出来るようになっていく心理状態の中で、少しずつ溶けていくものがあって……、


 ……それは、凄く不思議なことなのですけれど……居ない筈の父の存在を感じることが多くうまれて。


 ―-何故か、すんなりと物事がすすんでいったり、

 ……何故か、すっと今まで難しかったことが急にほどけるようにおさまるところにおさまったり、


 ……非科学的な話に聞こえるかもしれないけれど、父が何かしてくれているのかな……と思えてならないことが続いて、……あんなに憎まれ口しか思えなかったのに、


 ……いつの間にか感謝の気持ちが上回るように生まれてそれが自然と涙になるようで


 ……具体的にはここには書けないけれど、……ずっと、泣きどおしで……


 ……何故、でしょうね、……生きている時にそれが出来ていたら、……よかったのかもしれないと思えても、思い返そうとしても……、


 ……それは、どうしたって、無理なの ……どう、思考しても



 ―-亡くなっても無理だと思っていたのですよ、


 ……だって、……きっと当然だわ。亡くなったらもう、何もなくなるとそうとしか想像出来ていなかったのだから


 ……確かにあらゆる死の形に対して、……何も思わないなんてタイプではなくて、……どちらかというと引き摺ったり、何年も気にしたりするタイプだけれど、


 ―-憎む気持ちが強くて最後喧嘩別れしたような父にだけは、亡くなったらもう何もなくなると思っていたの。


 ……感情がたとえ残るとしても、……感謝なんて自分を偽るような感覚、感情、……絶対に生まれないと思っていたから


 ……今の自分の状態が信じられないのかもしれない。


 **


 父が亡くなった日、自分の中の何かがなくなって変質した感じがあった感覚があった日も過ぎて、それから日を過ごして


 今


 ……何故だかよくわからないのに


 すごく



 よく解らないのに



 今、涙が出るのです、

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