#18:VRMMORPG?
多分次回章が変わると思います。
「それで何で皆いるの?」
「そりゃ、一番最初にエマと約束したからな」
「カケル君と2人きりがよかった!」
胡桃がそう言ったのだが、そもそもエマと約束したからな。結局胡桃にも誘われたことを言ったらエマは胡桃も呼んでほしいと笑顔で言ってたけど、えらい対応の差だな。
「何か失礼なこと考えてない?」
「いや、何も?」
何でだろうか、妙に鋭い。
「そういえば先輩、今日は何して遊びますか?」
「そうそう、私も遊びたい。今日は何のゲームをして遊ぶの?」
未来と影音が早く遊びたがっているな。本来ならば、そこらへんにあるゲームをプレイしようと思ってたんだけど、昨日両親から連絡があってとあるゲームのテストプレイヤーになってほしいらしい。
すると俺の部屋のドアが開いた。そこには俺の両親と恵令奈さんがいた。
「お義父様にお義母様⁉」
どうやら俺が彼女たちに今日何をするか説明する前に恵令奈が俺の両親を連れてきていた。彼女には両親が来ることは伝えていたので、驚いてはいないのだろうけど、他の皆はめちゃくちゃ驚いていた。
「それで今日は何をするんですか?」
「ああ、今日はこの最新型のMMORPGのテストをしてもらいたくってな」
「ここにゴーグルがあるんだけど、これを付けてゲームをしてほしいの」
そう言うと、母さんはゴーグルを俺たちに一人一つずつ配った。これを、コンセントに差し込んで置くだけで基本は大丈夫らしい。どういう仕組みかは想像もつかないけれどな。
「それで、今回はどんな世界なんですか?」
胡桃がゴーグルを今すぐ付けたいのを我慢しながら、どんな聞いた。うーわ、分かりやすいなこいつ。影音はゲームには興味があるが、話はあまり興味がないらしく、先程からずっとゴーグルを眺めている。
「今回はファンタジーの世界だ」
「ファンタジー世界ですか⁉」
「まあ!」
エマと恵令奈のテンションが高い。恵令奈はラノベが好きって言ってたから、ファンタジーも好きだろうと思ってたけど、まさかエマもなのかな。
「ファンタジー世界か……翔はどう思う?」
「どうって?」
胡桃が突然ファンタジー世界について聞いてきた。どうと言われても何て答えればいいのだろうか。思ったことをそのまま言えばいいのかな。
「楽しみだよ」
「そっか、じゃあ早くやりましょ」
「よし、それじゃあ細かい説明はゲーム内で分かると思うから楽しんできてくれ」
そうして、俺たちはゴーグルのようなものを付けて、ゲームを起動した。
気が付くと俺たちは見知らぬ草原の上に居た。これが父さんの言っていた新型ゲームの世界なのか。
「先輩!説明があるって言ってましたけど、どうやって出すんですか?」
「え?あ確かに」
父さんはこの世界における説明があるって言ってたけど、そんなものが出てくる気配はない。
「翔、どう思う?単純に私たちが説明の出し方を分かってないだけか、システムバグか、それとも……個人的には後者なきがするけどね」
胡桃はシステムバグが起きていると思っているらしい。現に色々な方法を試してみているのだが、何かが起動する気配はない。
「カケルさん、どうしましょうか?まずは動いてみないと始まらないと思うんですけど……」
「いや、動くのは危険」
エマは動いた方がいいと思っているのだが、影音は逆に危険だと思っているらしい。確かに、ゲームの世界であれば動くことによって説明が出てくるってのはありえるんだけど、そうでないのなら危険だ。まぁ、考えすぎだとは思うけどな。
「お姉さんも動かないと何も始まらないと思うわ」
「そうね、とりあえず行動しようか」
胡桃も結局動くことにしたらしい。影音は微妙な顔をしながらも皆が行くならいいと決めたらしい。
「どうしたんですか、ライリーさん?」
エマが、辺りをじっと見回して何かを眺めているライリーに声をかけた。
「カケル君。ここ……私のいた世界だよ!」
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