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ミラクル14✡マジカルデーモンスレイヤー  作者: 印朱 凜
第5章 V.V ヴォルテックス・ヴェロシティ
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ミラクル・フォーティーン


「……よう! カゲマル!」


「あれれ? 腰を抜かさんばかりに、驚くかと思ったんだけどな……」


「今まで、どこで何してたんだよ、随分と遅かったじゃないか!」


 日没まで待っていたヴァンパイア忍者は、長髪を結わえると、口元の襟巻きを指で下げて会話モードに入った。


「秋水殿、ここは本当の現実世界(リアルワールド)だが、私はどう見えるね?」


「いや、相変わらずの男前だぜ!」


「そんな事はどうだっていい。現実世界(リアルワールド)に私が現れる事を、これほど前もって確信できたのは、なぜかって思う訳よ?」


「フフッ! それはね、これさ……!」


 秋水はポケットから、握り拳大の赤い宝石――ドラゴンドロップを取り出した。

 ワイバーンの眼光を思わせる激レアアイテムは、蛍光灯の光を透過反射して光輝く。


「おお~っ! こいつはマジで驚いたぜ! ドラゴンドロップは他の世界、ミラクル14から現実世界(リアルワールド)へと持ち越せるのか!」


「この宝石が手元になかったら、さすがの僕も全て夢物語か、空想の類いだと片付けてしまったかもしれない」


 秋水からドラゴンドロップを手渡されたカゲマルは、悪いクセで懐にしまおうとしたが、秋水に殴られた。頭を押さえた忍者は、間諜らしくディアブルーン再開のニュースを告げたのだ。


「秋水殿、コイツをディアブルーンのギルドとか、宝石商に売却したら、億万長者にだってなれるぜ」


「つまりログインしたら、いきなり最強の剣に最高の盾と鎧、それに最上の技と際限なしの装備が手に入るって事か!」


「すげえな! う~ん、これは憧れのMAX状態。正にディアブルーンで前代未聞の、最強チートプレイヤー誕生の瞬間が拝めるかもしれない」


 西田秋水はドラゴンドロップを手にすると、慣れた操作でオンラインVRゲーム、ディアブルーンにログインする準備を着々と進めつつあった。


「早っ! もう行くのか。覚悟はできているよな?」


「ああ、カゲマル。ディアブルーンで、また会おうぜ」


「いつもの場所でな、アスカロン、いいや秋水殿!」


 佐野影丸は、そう言い残すが早いか瞬間移動のように、この場から消え去ったのだ。


 秋水もネットに繋がっているゲーム機にVRゴーグルを接続すると、すぐさま電源をONにした。


「待ってろよ、ティケ……」


 VRゴーグルが起動すると、暗闇にグリーンの文字列を表示し始めた。


「もう一度、会いに行くからな!」




 Welcome ......


 Welcome back ......


 Welcome back to the ......


 Welcome back to the Diabloon ......


 Welcome back to the Diabloon world !



 








  【おわり】


 


1年以上お付き合いしていただきまして、誠にありがとうございました。


プライベートのゴタゴタがありましたが、無事に完結させる事ができました。


これもみな読者様のおかげです。


楽しんで書けましたが、いつかディアブルーン篇も書いてみたいなぁ。


土曜日からは異世界ハーレム飛行が再始動しますので、そちらもヨロシク!




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― 新着の感想 ―
[良い点]  不思議な出来事が次々と起きていて、しかも主人公から何かしらを知っている雰囲気が漂っている。確かな筆致だからこそ成立する演出であり、探りながら読み進めました。  背後の設定についてはあらす…
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