殺劇武掌　―　紅の舞姫

　高校受験を間近に控えたある冬の夜。
　いじめられっ子である主人公は、公園に立ち寄った際に暴漢に襲われてしまう。

　その暴漢……クラスメイトを血祭りにし、殺した女性に……主人公は恋をした。

　彼女は主人公を助けた覚えなどなく、単に自分の使命に従ったまでだと言う。
　仲間を殺しただけだ、と。

　女性の身につけた武術の抱える闇に、主人公は浸かってゆくのだった……。
　彼女の『強さ』と『美しさ』に魅せられて……。