表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私が永遠を生きるその前の話  作者: Towa
1章 そして私は永遠を手にする
72/102

<72>

ちょっとだけ時間ができたので投稿します。2か月も空いてしまった…。多分またしばらく空きます。ほんとすいません。

それと久々に書こうとしたら書き方忘れてた…。文章が変だったらすいません。

「それって……」


「イヴにもわかるように言うなら、キンバリーよりも強いわよ。カインは」


「!?」


 リリスの言葉にイヴは目を見開く。キンバリーとは先ほどまで一緒にいた。なので彼の強さの一端はこの目で見て理解している。しかしあの圧倒的なまでに破壊をばらまき、敵を制圧していたキンバリーよりも目の前の黒い青年は強いというのだ。その情報にイヴは驚きを禁じ得なかった。


「さて、じゃあ話はこれくらいにして。みんな、頼んだわよ」


 リリスのその言葉にこちらの戦闘を行う7人は敵4人に対して構えをとる。


「ん?もう話は終わった?」


 そんな言葉を言いつつ、相手も動き始める。

 そうしてイヴたちの脱出のための最後の戦いが始まった。






「くっ。やっぱ強いわ」


 そうおもわずつぶやくのは敵であるライトブラウンの髪の男。名をサイラスという。

 それも当然で数の話をすると7対4。カインが敵のリーダーと思われる男を一人で相手取っているのを除き1対2の戦闘が3つ行われている。そしてそのどれもが吸血鬼側が圧倒している。


「ちょっとこれは反則じゃないかな?」


 サイラスは剣をふるう。しかし吸血鬼の男は急所を多少外す程度によけるだけでそのまま突っ込んでくる。剣が吸血鬼の男の胴を切る。だが吸血鬼の男は止まらない。そしてそのまま吸血鬼の男はサイラスに向かって拳をふるう。しかしそれはわかっていたこと。サイラスはそれをよける。しかしよけた先には今度は吸血鬼の女がいた。その吸血鬼の女が今度はけりを入れてくる。よけきれないと判断したサイラスは腕に神聖力を込め女のけりを防ぐ。それと同時に後ろに跳んで衝撃をできる限りなくそうとする。そのもくろみは成功しサイラスは今の攻防をほぼ無傷で乗り切る。しかし跳躍をした先で改めて正面を見据えると、先ほど胴を切ったはずの男がすでにこちらに向かってきている。加えて先ほど自分が与えたはずの傷はすでに治りきっている。その間わずか数秒である。


「こっちは一撃もらえばほとんどアウトなのに、どれだけやってもすぐに復活するってあり?」


 事前情報はあった。この研究所は不死の怪物―吸血鬼―に関する実験をしていると。そして今回の騒動はその実験体の脱走であるとすでに把握もしている。ならば今回の相手は不死の怪物であると予測もしていた。

 しかし実際に相対してわかったことがある。吸血鬼たちが予想以上に不死身であると。さっきからやっている攻防でいやというほどわかったが、剣で切った程度ではものの数秒で復帰されてしまう。サイラスはちらっと周りを確認したがこの場のどの闘いも同じような感じである。多少のけがは無意味。ただただこちらが消耗させられるだけである。


「しょうがない。まだ試作品だとか言ってたけどあれを使ってみるか」


 だからサイラスは事態の打開を図ろうとした。

 先ほどの傷から復帰した吸血鬼が自分に迫ってくるのを見すえつつサイラスは懐に手を伸ばす。それはつい数日前に研究所の所長から持たされたもの。そのためいまだ一度も使用したことがない。しかしこの戦いの流れを変える可能性を持つものである。それは……吸血鬼を殺すことができる(・・・・・・・・)武器である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ