表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私が永遠を生きるその前の話  作者: Towa
1章 そして私は永遠を手にする
60/102

<60>

「リリスちゃんに?何かあるんですか?」


「ええ。理由は大きく分けて二つよ。まずこの吸血鬼に関する一連の出来事がすべて私を起点して起こっているということ。つまり極論私一人が手元にいれば吸血鬼の研究は全部できるのよ。だから研究者たちにとって私というのは最優先で確保すべき対象なわけ。それに加えてもう一つの理由がこの計画の第一段階、私がここのシステムを壊すことになってるけど……多分ここで私は私の力の大部分を使うことになるわ。そうなると私はただ不死身なだけの存在になる。そうなったら私は格好の獲物ね。なんせ不死身だからどれだけ手荒に扱っても問題なし。その上反撃らしい反撃もほとんどできないんだもの。だからね、私はこの計画においてできるだけ早く逃げないといけないの。それでね、さっきは何もしなくていいって言ったけど、正確には脱出前に一つ寄り道をしてほしいの。つまりね―」






「計画の始まりと同時にできるだけ速く仲間の人たちと合流。そのあとリリスちゃんを助けに行く」


 これからやるべきことを再確認したイヴは、それを口に出すのと同時に決意を固める。

 絶対にリリスと一緒にここから出ると。


 イヴがどうしようもなかったとき、話しかけてくれたのはリリスだった。

 心を失くさずにすんだのもリリスのおかげ。

 そしてリリスのおかげでもう一度先を見すえられるようになった。


 だからイヴは自分を救ってくれたリリスに少しでも何かを返したかった。


 ―これで少しでも返せれたらいいのですが……。


 だから守る。何があってもリリスがここから出られるように。


 イヴはそんな決意を一人固めながら脱出計画の開始を待ち続けた。




 そして―。




 ビー。ビー。ビー。ビー。ビー。


 研究所内に普段発せられることのない音が響き渡る。それは研究所が何者かからの攻撃を受けた際に発せられる音である。しかしそれも数秒続くとすぐに鳴りやむ。もちろん誰かが手動で止めたというわけではない。それらの警報システムが内側から破壊されたからだ。そしてそんなことを行った人物はもちろんイヴはわかりきっている。

 ここまでは計画通り。


「さすがリリスちゃんです。あとは私たちが頑張るだけ!」


 そうして吸血鬼たちの反逆が始まった。 

ここから反逆の開始です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ