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私が永遠を生きるその前の話  作者: Towa
1章 そして私は永遠を手にする
37/102

<37>8年前⑦

ちょっと携帯を壊してしまったため普段と違う携帯で投稿してます。

色々ミスがあると思うのですが後で直します。

 突然の音の後に教室内がわずかに揺れた。そしてそのすぐ後教室内の空気が変わる。

 あるものは音の発生源―つまり外の方―に意識を向け、またあるものは大きな音に不安と困惑の表情を浮かべていた。




「皆さん、一度落ち着いてください」




 そんな中、先生の声が教室内に響く。それは特別大きな声というわけではなかったが不思議とよく聞こえる声だった。そのおかげで音の方に向いていた教室内の意識が一斉に先生のほうへとその向きを変えた。


「今から何が起こったのか確認してきます。皆さんは何かあっても大丈夫なようにしていてください。それと教室からは出ないようにしてくださいね」


 そう言い終わると先生は一度教室から出て行った。教室内には緊張を隠しきれない私たちだけが残った。






「いったい何が起こったのでしょう……」


「うーん、ちょっとわかんないなぁ……」


 現在私はハナちゃんといったい何が起こったのかについて話し合っています。先生には何があっても動けるようにしておきなさいと言われましたが、実際やれることなんてほとんどないです。せいぜい荷物をまとめるとかそのくらいです。しかしそんなものはすぐに終わってしまいます。そうすると教室内から出ないよう先生に言われているので正直手持ちぶさたになってしまいます。なのでとりあえずハナちゃんと雑談がてら現状把握の真似事でもしてみようというわけです。実際私たちと同じようなことをしている人たちもそれなりにいるみたいですし。


「それにしても大きな音でしたね」


「うん。それに多分だけど、何か大きなものが壊れる感じの音だったと思う」


「それは私も思います。それも結構勢いよく壊れた感じの音だったと思います」


 現在、私たちの見える範囲内で何かが壊れているということはない。つまりそれなりに音の発生位置と学校は離れていたということになる。そうであるにもかかわらずそれなりの大きさでもって音が聞こえてきたのだ。つまりその音が発生するに当たりそれなりの力が働いたことになる。


「何か工事があるとか聞いてます、ハナちゃん?」


「私は聞いてないな」


「ですよね」


「考えられるとしたら何かしらの事故があったとか?」


「うーん。正直それが一番妥当なような気がしますね」


 そう、それが一番妥当なはずなのだ。


「もしくは……」


「もしくは?」


「魔物が出たとか?」


「……それはないんじゃないですか?いくらなんでもあんな大きな音を出すような魔物に事前情報がないっての考えづらいですし……」


「うーん、やっぱりそうだよねぇ」


 そうして他に可能性はないか考え始めるハナちゃん。

 しかし私はさっきの言葉についてもう一度考える。


 -魔物。


 常識的に考えればないと言い切れる。

 しかし私はさっきの光景がどうしても頭をよぎる。


 音が直前に見た空に浮かぶ黒い影。

 

 はたしてあれは何だったのか……。


 しかし考えがまとまる前に私は思考を一旦やめることとなる。教室の扉が開いたからだ。

 そして開いた扉からはさきほど出ていった先生が入ってくる。

 どうやら何かしらの進展があったようだ。


 その先生であるが、どうもひどく慌てた様子だった。というよりも焦りを感じているように見える。……嫌な予感がする。


 そして教室に入った先生は開口一番に-。




「皆さん、現在この村は魔物の集団に襲われています」




 そう、言ったのでした。

1月17日 部分的に修正しました

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