<35>8年前⑤
さてさて、とりあえずいろんなことは置いておいて、休みです。昼休みです!
「今日のご飯は何ですかねぇ?」
そうして今日のお昼ご飯を取りに行きます。そう、この学校では有志の皆さんが給食というものを作ってくれるのです。
「うーん。今日もとってもおいしそうです」
ちなみに今日のメニューはパンにオニオンスープ、それと野菜と鶏肉のサラダです。
「ハナちゃーん。早く一緒に食べよー!」
「うん!」
そうしてハナちゃんのいる机の近くに私も給食を持ってきて座ります。
「さぁハナちゃん。早く食べましょう!」
「そうだねー」
そうして早速給食に手をつけ始めます。まず私はスープから手をつけることにしました。ちなみにハナちゃんはパンからみたいです。
「うーん。やっぱりおいしいですね。正直私はこのために学校に来ているといっても過言ではないですね」
「ははは。学校は勉強するところだよ、リリスちゃん」
「いいえ!こうやって私の友達のハナちゃんと一緒に楽しくご飯を食べる。それよりも大事なことなんてありません!」
「もう。それはちょっとおおげさだよ。……でもそう言ってくれてうれしいよ」
ハナちゃんがちょっと照れたように、でもうれしそうにそんなことを言ってきます。そんな姿を見せられたら―。
「ちっとも大げさなんかじゃないです!私のとってもとっても大好きなハナちゃんと一緒なんです。しかもこんなにかわいい!これに勝るものなんてありましょうか。いやない!」
気づいたら私は立ち上がり食事をするのも忘れて一気にまくし立ててました。
はっと我に返ってハナちゃんの方を見てみるとそこには真っ赤にしたかわいい生き物が。
「も、もう。リリスちゃんはすぐそういうこと言うんだから」
そして本当に恥ずかしそうに、私の方を見ながら普段よりも小さな声で言ってきます。
……ちなみにである。現在私はハナちゃんのかわいさをまくし立てた状態……つまり立った状態である。そしてさっき思わずパンを手から落としちゃったハナちゃん(かわいい)は座り姿勢のまま。つまり、顔を真っ赤に染めたハナちゃんが私を下から見上げると言うことで―。
「なんなんですか。このかわいい生き物は!」
私が驚愕とともに思わず固まる。そうすると―。
「リリスちゃん?」
そうハナちゃんが小首を傾げて聞いてくるのです。
その姿と言ったら―。
「ハナちゃーーーん!」
そうしてやっぱり思わず抱き付いてしまう私。
だってしかたないじゃないですか。こんなにかわいいんですから!
「ちょ、リリスちゃん。リリスちゃーん」
私を呼ぶ声を聞きながらしっかりとハナちゃんを堪能する私。
……今日のお昼ご飯が再開されるまでもうしばらくかかりそうなのでした。
この2人の会話は書いててすごい楽しいです。…今のとこ主人公の方は大体鬱展開だから余計に。
でも…8年前のリリスちゃん、どうしてこうなったんだろ?当初の予定ではこんな感じじゃなかったんだけどなぁ…。




