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私が永遠を生きるその前の話  作者: Towa
1章 そして私は永遠を手にする
32/102

<32>8年前②

「ジョージさんこんにちは」


「お、リリスちゃんじゃないか」


 この人は魚屋の店主のジョージさん。私が魚を買いに行くと大体お世話になる人です。


「はーい。リリスちゃんですよ」


「ははは。今日も元気だね。ところでかごを持ってるみたいだけど、もしかして今日はお使いかな?」


「はい、そうです!」


「お。ということは魚も必要かい?」


「くださーい」


「よしきた!」


 今ので何となくわかったと思いますが、ジョージさん、かなりノリのいい人です。


「それで今日はどんな感じのものがいるんだい?いつも通りフィオナさんの指定はなし?」


「そうなんですよね。何かオススメとかあります?」


 この会話もなれたものです。もはや何か指定があったら逆にびっくりされてしまいます。


「そうだな、今なら……」


 そう言って、いくつかの魚を示してくれる。そのあとは私のフィーリングで決めます。

 お使いをするようになって、こういうのはあんまり悩んでも仕方ないと学びました。直感って大事だと思います。


「ありがとうございました。今日もいい魚を教えてもらって」


「なーに、いいってことよ」


「ところで……」


「?」


「何かおまけしてくれてもいいんですよ」


「……相変わらずだね、リリスちゃん」


「ふふふ。こういうのはとりあえず言ってみるものです。それに私とジョージさんの仲ですし」


 そう言ったあと、にっこりとジョージさんにほほえみます。


「く、相変わらずかわいいな。もってけこのやろう!」


 その言葉に続いて、さっき勧めてくれた魚の中からいくつかを足してくれるジョージさん。


「わーい。いつもありがとうございます、ジョージさん。」


「こういうのって貢いでるっていうのかな……」


なんだかよくわからないことを言って少し遠い目をするジョージさん。


「そういえばお使いって言ってたけど、このあとまだ何か買うのかな?」


「はい。あと野菜を買う予定です」


「だったらあんまり長いこと魚を持たせるのもあれだし、先に野菜を買ってきな。それまで魚は取り置いてあげるから」


「わ、何から何までありがとうございます」


「なに、いいってことよ」


「親切なジョージさんは大好きですよ!」


「ぐはっ!」


 私が感謝の気持ちを伝えると何だかよくわからないリアクションをするジョージさん。相変わらずこの反応はよくわかりません。


「そ、そうか。ありがとな。それよりも早く次の買い物に行かなくていいのか?」


「は、そうでした。ではジョージさん、行ってきます」


「おう、気を付けて行ってこい。こっちもちゃんと取り置きしとくからな」


「はーい!」


 そうして私は一旦ジョージさんと別れて、買い物の続きをするのでした。

年内最後の投稿でした

来年もよろしくお願いしますm(_ _)m

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