<31>8年前①
活動報告にも書きましたけどインフルエンザでした。
そのため久々の投稿になります。
これから徐々に更新を戻していきたいです。
ヤハギ村。
そこがリリスこと私が8年育った村だ。村はこの国の中心である王都から微妙に外れた場所にあり、物の流通も人の出入りも何もかも微妙な感じの村である。それとここで「生まれた」と表現しないのはどうも私は捨て子だったらしい。ある日村の前に一人の赤ん坊―私のことである―が寝ていたらしい。そんな私は村の周りを見回っていた村の警備の人に見つかり保護されたらしい。そこから大人たちの話し合いの末、私は今の住居である「フィオナおばあちゃん」のところに住むことになったらしい。らしいというのは当たり前だけど赤ちゃんのときのことなんて覚えてないからだ。なのでこれは全部おばあちゃんから後で聞いた話になる。
「リリス、いるかい?」
おっと、どうやらおばあちゃんが呼んでいるみたい。
「はーい!」
私は返事をしつつ、自分の部屋から出た。
「おばあちゃん、どうかしたの?」
「いや、ちょっとお使いを頼まれて欲しくてね。私は今からちょっと出かけなくちゃいけなくてね」
「はーい。それで何を買えばいいの?」
「じゃあ野菜と魚をよろしく。種類は好きなものを選んできていいわよ」
ちなみにおばあちゃん。こういう時はかなりざっくりとした注文しかしない。最初の頃は何を買おうかかなり戸惑ったものだけど、今ではなれたものだ。
「わかった」
「じゃあこっちが野菜の分のお金で、こっちが魚の分のお金ね。悪いけど頼んだよ」
そう言って、お金に加えて買い物用のかごも一緒に渡す。
「はーい。じゃあ早速行ってくるね」
「気をつけていって来るんだよ」
その言葉とともに早速買い物に出かける私とそれを見送るおばあちゃん。
さて、今日は何を買おうかな。




