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私が永遠を生きるその前の話  作者: Towa
1章 そして私は永遠を手にする
29/102

<29>

相変わらず短い…

 それからというもの毎日イヴが寝る直前に決まってリリスの声がするようになった。といっても何か意味のあるようなことを話すといったこともなく、今日の食事はどうだったとか、どういったものが好きかとか、そういった毒にも薬にもならないような会話を続けただけであるが。ちなみに話す割合でいえばリリスとイヴは9:1……贔屓目に見ても8:2くらいである。そのため会話というよりもリリスがほとんど一方的にしゃべってたまにイヴが返事をするといった感じではあるが。


 ここにひとつ会話の一例を挙げてみる。






「今日は何か変わったことはあったイヴ?」


「?特には」


「それじゃあ会話が終わっちゃうじゃない。じゃあ具体的には何をしたの?」


「……血を採られたり、よくわからない箱の前に立った」


「ああ、なるほど。おおよそ何やったかわかったわ」


「……」


「だから会話を続ける努力をしましょうよ!」


「うん」


「絶対わかってないわよね……。まあいいわ、たぶん今やってるのは健康診断みたいなものね。私も前はかなり頻繁にやってたし、今でもたまにやるしね」


「……」


「うん、そこは『何で知ってるの?』とか、『今でもたまにやるってどういうこと』とか聞いてほしいところだったわ」


「……」


「うう、相変わらず反応が薄いよ」


「……」






 大体こんな感じである。

 そして割と高頻度でリリスの声が途中から涙混じりになる。

 こんな感じの二人の会話は10日ほど続くのだった。

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