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イヴが意識を失った後の室内にて。
「やはり気を失ったか」
「……起きたばかりであれだけの負荷をかけたのですから当然ではないかと」
室長の言葉に若干呆れ交じりに答えるエレイン。そう、こうなることはわかっていた。そしてそれを躊躇なく実行に移してしまうのが室長なのである。この研究のためなら他の事は一切考慮に入れない様子に相変わらずだなと思う。
「まあ、そうなんだがな。それにしても最後はすごかったな。今まであんな波長は記憶に有る限り見たことがないな」
「確かに、そうですね」
当然であるが別に少女が錯乱する様子を観察するためにこんな事をやったわけではない。実際は錯乱する事で現れるであろう表面的な変化以外の部分を観測するためにこんな事を実行したのである。
「それで、記録の方はちゃんととれたかい?」
「そちらに関しては大丈夫です。後程データをまとめたものを部屋までもっていきますね」
「ああ、頼むよ。いやぁ、それにしても楽しみだ。なんせ久々のサンプルだからね。それにこの子は彼とは全然違う気質の持ち主だ。きっと面白いデータを私たちにもたらしてくれるだろうね」
その言葉の後、程なくして部屋にはイヴ以外いなくなった。
とある機密エリアにて。
「ごめんね」
部屋の中には少女が1人。
「こんな事に巻き込んで。つらい思いばかりさせて」
少女の口から紡がれるのは懺悔の言葉。
「でも……あなたの事は絶対助ける」
そして続くのは誓いの言葉。
「あなたの心は壊させない」
それは誰にも聞かれる事のない言葉。
「そして終わらせる。このふざけた現実を」
それは少女―リリスの願いの言葉。
とりあえずここまででイヴの現実を壊す部分は終了です
次からはあらすじで言う出会いの話に移ります
引き続きよろしくお願いします
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