表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私が永遠を生きるその前の話  作者: Towa
1章 そして私は永遠を手にする
22/102

<22>

「気づいてると思うけど、君の首に今黒い輪っかがついてるよね。それが今保険って言った現象の原因だよ。簡単に言うとこの拘束具をつけている間はこの拘束具をつけた側の人間に対して害をなすことができなくなるってものだね。君今力がぜんぜん入らないでしょ?つまりそういうことさ。まあこれは使い方のほんの一例だけど、これは特別性だから他にも色々とできるようになってるよ」


 まるで自慢の一品を自慢するかのような調子の室長。それに対してイヴは首輪の効果の性で何をするにもつらく、ただ黙って話を聞く。


「でもこれは仕方ない措置ではあるんだよね。それなりの数がいる研究対象を完璧に管理しようと思ったらどうしてもこんな形が理想になってくるんだよね。それに私たちの研究はかなり危険……というか力をもった存在が対象なものでね。こちらの身を守る意味でもこういった特殊なものが必要になってくるんだよ」 


 そしてそう締めくくる室長。


「……じゃあどうして私にも……その特別製ってものを……使ってるんですか?」


 かなりの労力を使ってであるがどうにか今の話からの疑問点を口にする。


「そういえばさっきから制御下に置いたままだったね。とりあえず大丈夫そうだし解除(・・)。」


 後ろに控えていた女性研究員が室長がイヴの拘束を解除するのを止めようとしていたが室長はそれにかまわずイヴを解放しようとする。そして室長の「解除」の言葉とともに今まで感じていた全身の力が抜ける感覚がうその様に消える。






「室長、あまりそういう危険なことはしないでください」


「まあまあ、エレイン。これからは気をつけるってことで」


「はぁ。本当にお願いしますよ」


 まったくこれから気をつけてくれなさそうな室長にため息がでる女性研究員ことエレインであった。






「それで話の続きだけど、何で君にも特別性拘束具を使ってるかだったよね。それは実に簡単なことさ。君もまた危険な力を持った存在(・・・・・・・・・・)だからだよ」


 その室長の言葉にわけがわからなくないイヴ。


「そんな。何かの間違いじゃ。私にそんな力なんて―」


「それは今までの(・・・・・)はだろ。私が話してるのは今の(・・・)についてだよ」


「……それはどういう意味ですか?」


「もちろん言葉通りの意味さ。過去にいた君という存在と現在における君という存在はまったくの別の存在。いやまったく別の生き(・・)ということさ。君みたいな存在のことをなんと呼ぶべきなのかは正直私にもよくわからないが……私たちは仮に『キュウケツキ』と呼んでいる」


「キュウケツキ……」


 室長はこの説明に満足したのかそれ以上は語らない。なのでイヴは質問を続ける。


「ではそのキュウケツキとはどういうものですか?」


 自分がキュウケツキとか言う訳のわからないものだと言うのはこの際置いておくとして、それがどういったものなのか聞いてみた。しかし、この質問に関しての答えは得られず


「それを今まさに知ろうとしてるところなんだよね……」


 と言った回答しか得られなかった。

 そのせいで結局色々とわけがわからないままなイヴであった。

感想や評価などありましたらよろしくお願いします


やっと「吸血鬼」って単語が出てきた…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ