普通の生活
ジリリリリ ジリリリリリ
バンッ...「もううるさいなぁ..」
7時20分...を目覚まし時計の針が時刻をさす
「7時か...20分。7時20分!?」
大変だ、大変だ、今日は叶佳と7時35分に
待ち合わせをして、市立図書館に行ってから
遊ぶ予定だった!
近くだし、走れば5分で着くはず!!
急いで準備しなくっちゃ
どうしよう...あぁぁぁぁぁぁー。
バタバタバタ..
『はぁ、今日も彼女はバタバタな一日を
過ごしているな..ん??彼女が誰かって?
彼女に説明できるような暇はないだろうから
僕が彼女を説明してあげるよ♪』
ガシャンッ 机の上からCDが落ちる
『あのうるさくてあわてんぼうな彼女の名前は
柊 朱羽
高校2年生の本が大好きな..うぅん、大好きすぎるちょっと
変わった女子高生だ。ちなみにぬいぐるみも好きだ
子供っぽい童顔女子だ
今から朱羽が遊ぶ相手が葉月 叶佳
朱羽の幼馴染だ彼女も本が大好き。
っと長話しすぎたかな?
え?あ。僕はね
朱羽が一歳の誕生日でもらった猫のぬいぐるみだよ
ちなみに
人間世界でも僕は話せるんだ..話してないけど
そして僕はファンタジック王国の王子だ
ある日、世界に戻れなくなってしまってさまよっている
ところを...ぁ。僕の話はこの辺にしておこう
ソロソロ お出かけだ でゎ』
よしっ準備完了
忘れ物...あ!
クラ!!もっていかなきゃ
いつも通り小さい猫のぬいぐるみ通称クラを
ポケットから少し顔を出した状態で入れる
すごくイケメンなんだよな猫のくせに...
今にも動き出しそう
まっそんな非現実的なことはありえないけどぉ
「あったらどれだけ楽しいことかっ..」
あ、こんなことゆってる暇ない
7時32分ヤバイ
叶佳叶佳...
そして私は急いで家を飛び出して
待ち合わせをしている叶佳のもとに向かった。
このときこの家に帰ってくるのがずっと先になるとは、誰も思っていなかった。