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5

私の動きを見てイーライが私の代わりに龍のマークに入ってくれた。

ボールを視線で追いながらも周りを見るアレクがシュートを打つ可能性は十分にある。点数にはならないがこの状況を崩すためだ。


『フィー!!お前は様子見という言葉を知らないのか?!』


リアがそんなことを言っているが正直あまり耳に入ってこない。

今の獲物はアレクの持っているボールだ。

アレクが動き出すのを見て手を伸ばす。バチっと音が鳴ればbーるはアレクのてから離れた。

弾かれたボールの先にはリアがいて、私はすぐさまフリーのポジションに動く。

パスでボールを貰うより、貰いに行く方が確実だ。

この6人の中で私が一番小さいから小回りも聞くし、彼らの歯科医にもギリ入りにくいし、リアからボールをもらうとそのままゴールへ向かう。


『簡単に行けると思っていないよな?フィー。』


すばしっこく動いたはずなのに、ルークにはお見通しですぐに見つかってしまう。

龍には有効な技でもルーク相手に通用するかはわからない。適用としたとしても、次はないだろう。

気がつけば、アイソレーションに近い状態で他の4人は私達から少し離れた場所にいる。

ルークに真っ向勝負を仕掛けても負けるのは分かりきっている。

では、どうするか。

正攻法じゃない方法でゴールを決めればいいだけの事だ。

ボールをつきながら頭の中で、動きをイメージする。

そしてフェイクをかけルークを抜く。

うまく抜けれたとしても気をつけて抜けば一瞬で捕まるし、抜け切れるとも限らない。

何度かすばしっこく切り替えを史、ゴールへボールを投げ飛ばす。

転校初日に龍相手にやったアレだ。

勢いよく投げられたボールはバックボードにあたり、そのままゴールリングをくぐった。

大分成功率は上がってきたなと、私は確信する。


『さすが、リア達の妹。やることが予想外すぎる。』


ピューと口笛を吹き、おどけた態度を取りつつ頭を撫でてくれたのは、私の勝手な行動にすぐさま対応してくれたイーライだった。

予想外なことをしないと、お兄ちゃん達の相手は務まらないので、褒め言葉としてとっておく。


『フォローありがとう!』


お礼をイーライに伝えると、すぐに試合は再開された。

その後何度かの攻防が続き、残り時間が1分をきた現在両チーム同点。

龍1人なら勝てる自信はあるのだが、ルークとアレクがいる為いつも以上動けないし、邪魔をされる。

悔しいと思う自分もいれば、この状況を楽しんでいる自分もいる。

結局はバスケが好きだということだ。

試合か指示のマーク相手を基本とするが、リアもイーライも私の動きに合わせてくれるのが非常うにありがたい。

あの後、アレクとも、龍もちろんルークともで何度か直接対決をした。

そして残り時間が少ない今、私の前に立ちはだかるのは兄のルークだ。


『ルーク、少しは手を抜くいてくれてもいいと思うの。』

『フィー相手に手なんか抜いたら、あとで怒るだろう?安心しろ、一応フィーがいうように全力ではやっていない。』

『・・・・・うん、それはありがとう?でも、そいうのは言わなくていい一言で当て、ムカつくしそういうところが大っ嫌い!』

『え゛っ?!』


私の“大嫌い”発言で一瞬動きを止めた隙を見てルークを抜くとゴール目掛けて一直線に走る。

すぐにヘルプについたのはアレクと龍。

シュートフォームに入りかけた私だがボールを胸の位置まで落とし2人の間にできた隙間をすり抜けると、そのまま崩れるような体制でボールを放った。

華香勢いをつけて放ったボールだが、ギリギリのところでゴールのネットをくぐった。

体制を崩しながらのシュートだったので、ゴロンと地面に転がったがまぁ点数は獲得できたのでよしとしよう。

ゲーム終了の笛がなり、挨拶をした時会場が以上に盛り上がっている事に気がついた。

試合中は全く気づいてなかったが、私にクレームを出していたお姉様方も驚いた表情をしている。

とりあえず、目的は達成したのかな?

グッと伸びをすれば、観客席に見知った顔を見つけて彼に近づいていく。


「香山さん、来られてたんですね。」

「皇帝が試合してるって聞いたからね。そしたらソフィもいたから驚いたよ。」

「幼い頃から、兄達と手加減なしでバスケした結果が今です。」


香山さんと話していると、リアがやってきた。


『フィー、ルークをどうにかしてくれ、鬱陶しい。』

『すておけばいいのよ。』


にっこり笑みを浮かべ項垂れるルークに言い放つ。

その様子を見ていた、香山さんは笑い出した。

そこに客席からディが降りてきた。


『フィー、そろそろ戻らないと。』

『あぁ、そうか。』

『ダンもいいところに。これ、明日講演会があるなのだが、犯罪心理学の授業とっている生徒限定であるんだ。クラスの中で仲がいいのが俺だけだから、教授に頼まれてたんだ。今渡しておく。」


チラシとチケットを鞄から取り出して私とディに渡してくれた香山さんは友達に呼ばれて、その場で別れた。

リアとルークは放置をして、アレクとイーライに試合をしてくれたお礼を伝えると、龍も合流して高騰部へ戻る事にした。

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