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「・・・・分りました。では、どうしましょうか?ここだと他の方の邪魔になりそうですし、中庭とかどうでしょう?」
「あ、大丈夫です。」
そう返事をしたディに対して女の子達のほおは少し赤くなってた。
真ん中の事かは耳まで真っ赤だ。
そしてそのままディと一緒に中庭の方に移動して行った。
待ち合わせ時間まではあと少しなので、龍もそろそろやってくるだろう。
それにしてもさっきの子達・・・・、真ん中の子はディに告白かな~?
可愛かったもんな。
など考えているうちに、走ってやてくる龍の姿が目に入った。
私の前に着くと、大きく深呼吸をし息を整える。
皇帝が走ってる?!
と驚かれているけど、大丈夫なのか?
普段走る要素がないからね。
「わり、遅れたか?」
「ううん。時間通り。」
「それより、ダンはどうした?」
「女の子達に呼び出された。」
「ふーん、告白かエスコートかのどっちかだろう。」
女の子からのお呼び出し=告白の定義は龍も一緒なのね。
それよりも・・・・。
「エスコートって何??」
「あん?聞いてないのか?」
「誰に?」
「クラスの連中に。」
龍の言葉に首を傾げる。
何せ、ミスコンの件にも今日知ったばかりだ。
私たちが知らないことは多いような気がする。
「ダンが戻ってきたら説明してやる。」
そう言って先にメニューを注文しテラス席に座ると、持ってこられたお冷を一口飲み干す。
メインのパスタがくる頃、ディが戻ってきた。
「おかえり、色男。」
「そのセリフそのまま返す。」
期限が悪い時の口調と声音で龍に返すディ。
とりあえず席につきメニューを開くとパスタを頼み、デザートを5種類ほど頼んでいた。
『龍、エスコートってなんだ?』
『あぁ、そっちの方だったか。それを説明しようと思ってな。フィーに聞いたらクラスの連中から説明を受けてないと聞いたからな。』
『ひとまず、概要を知らないから、龍にきちんと確認をしてから返事をする。と伝え得てきた。
彼女タイの話だとコンテストの本瀬園に残るのが前提みたいな口ぶりだった。』
『まぁ、そうだな。』
会話が英語に切り替わったところを見ると色々と面倒くさかったんだろうと思う。
そして、エスコート以外関わってくるのがコンテスト出場者みたいなので、一応私も食事を摂りながら龍の話を真面目に聞く事にした。
『まず、コンテストについて。
流れとしては初日と2日目の12時までに本線に出場を決めるための投票が行われる。これは、男子と女子各部門において、1人1票。外部からやってくるお客さんも対象になる。
受付で用紙と写真のコピーも渡されるしな。
それで集計終了と同時に本戦出場者を校内放送および掲示板で発表をする。集計用紙は2時間ごとに回収される仕組みになっていて、開封集計は職員がやることになている。もちろんその開封作業は隠しカメラによって、達也が監視している。
コンテストとエスコートが関係ある龍は、本姓はファッションショー形式でランウェイを歩くんだ。その時、ミスコンに出場している生徒にはパートナーが必要なわけ。そのパートナーは男子のコンテスト出場者でも可能。だからお目当ての相手がいるのであれば、本戦出場前でもエスコートの申請ができるわけ。まぁ、仮予約みたいなやつだな。』
『パートナーも重要としたとしてもさ、なんで必死になるの?』
いい質問だとばかりに龍はニヤリと笑う。
『この、コンテスト本姓出場者のパートナーがそのまま恋人になるって確率が高くて、パートナーを了承=告白にokしたと取られても仕方がないんだわ。だから、お前偉い2人は特に、安易に返事をしないことをお勧めする。ちなみに同じクラスの代表者同士はパートナーにはなれないからな?』
説明を終えた龍は、食べかけのご飯を食べ始めた。
『パートナーなしのソロでもいいの?』
『問題ない。だがあまりお勧めはしない。』
キッパリと言われるとどうしようかと考え事にした。




