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茶髪の子が雛森くん。身長は私より少し大きいくらいかな?

そばにいる2人が大きくて、さらに小さく見えるけど。

170はありそう。


「初めまして、交換留学でやってきました、ソフィア・スチュアートです。それと、ダニエル・ウィリアム。」


ミドルネームまで名乗れば良かったのだろうけど、ブリリオの3人とあまり関わることはないだろうと、簡潔に自己紹介をした。


「初めまして。副会長をしてます、雛森梓です。」

「会計を担当している、日向竜也です。」

「2人ともよろしく。それで、私たちに何のご用事でしょうか?」


交換留学生をわざわざ訪ねてくるということは、用事があるということで、その用事はなんだろうかと早速本題に入る。


「交換留学生の世話役というか、相談役としても僕達は関わることが多いから自習って聞いてご挨拶にきたんだよ。」

「そうなのですね。ありがとうございます。」


と外交用の笑みを浮かべる。

挨拶に来てくれたのは嬉しいが、私とディはどちらかと言うと放置してくれても構わないと思っている部分もあるので深入りされるのはあまり好きではない。

それよりも、2人の奥で微動だにしない生徒が会長、皇帝と呼ばれる存在のようだけれど先ほどより何か固まっている気配がある。

その相手を見上げて、どこか面影が……。


「……あれ?もしかして龍……??」


口元に手を当てて、自分が知っている名前をつぶやく。


『やっぱり、フィーだよな?!なんでここにいるんだ?!』


と満面の笑みを浮かべ、両手を広げたので、いつも通りにぎゅうとハグをして同時にチークキスをした。

アメリカでは日常的にしている挨拶で、普通に挨拶をしたもののここは日本で、しかも高校の教室でその光景を目の当たりにしたクラスメイトからは、黄色い悲鳴が上がった。

刺激が強すぎではないかとは思うけれども、そんな周りを全く気にした風もなく、ニコニコと笑みを浮かべているのは、私の幼馴染百王華龍哉(びゃくおうげりゅうや)

私の腰に手を回したまま怒涛の質問攻めがはじまった。


『いつ、帰国したんだ?おばさん達は元気?』

『残念、帰国したわけじゃないんだよね。ちょっと用事があって留学という形で日本に来てるの。母さん達も元気だよ。兄さん達も。』

『そうか。ルーカスとリアムは元気なのは予想がつく。それより、うち選択授業があるけどバスケは取ったか?』

『もちろん。それだけは絶対取った。あとは心理学とか興味のある教科を選択したよ。』

『じゃあ、バスケは楽しみだな。』

『男女一緒の授業なの?』

『いや。でも、フィーは男子側でするんじゃないかな?』

『そんなもん??』

『ストップ。ちょっと気安く、フィーに腕まわすな、触れるな。』


会話の途中でぐいっと後ろへ引っ張られたと思ったら、ディの腕の中にスッポリと収まった。


『テメェは誰だ?』

『フィーと一緒にきた交換留学生だけれど?それよりもそっちこそ誰なのさ。フィーって呼ぶくらいだから友達なんだろうけど。』

『ちょーっと落ち着こうか二人とも。口が悪い!周り見ようか、注目浴びてるし、喧嘩しないの!とりあえず落ち着け?』


ディの腕の中から出ると二人の間に立った。

関係を聞かれても色々説明するのもめんどくさいので分かりやすく、説明することにした。

じゃあないとこれは色々とめんどくさい事になると直感的に思う。

不安要素は少ない方がいいし、何より私は再度訪れた高校生活を少なからず楽しむ気満々なのである。

たとえ、仕事を押し付けられたような気がしているのだとしても。

それを邪魔されたらたまらない。

と自己完結をした。

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