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『・・・・どうしたの?』

『いや、顔色悪いからてっきり疲労がピークで具合が悪いのかと。』

『悪くないけど・・・・エマは不足している。』

『・・・ん?私は栄養剤とかでもなんでもないのだけれど・・?』


ご馳走様と呟いたディは食器をシンクに持っていって片付けをしてくれた。

私はテーブルを片付けて、お風呂の準備を始める。

そろそろ、大波乱な感じがする。

学校サボってしばらく休みたいよね。

と思うのは、私もディも同じだろう。仕事続きで転校初日で事件に巻き込まれて、調査資料とかも報告書を記入して提出をしなければならない。

まじで休みたい。

片付けを終えたディは私を横抱きするとそのままリビングのソファーに移動をする。

そのまま私を膝の上に座らせるとちゅっと小さなリップ音を立てながら、瞼、こめかみ、頬、耳といろいろなところに唇が触れてゆく。

あごそして首に唇が来た時にはぐるんと視界が変わった。

ディの顔そして、天井が視界に入った。


『ディッ・・・・。』


ついばむようなキスをし唇を舐められ少し開いた隙間から舌内に舌が侵入してきた。


『・・・・ん、・・・・っふ。』


前回も深いキスをされたが、その時よりも違う様子に身を固くした。

いつの間にか私の両手はディによって押さえつけられているし、足は動くけどお腹から無念にかけてはピッタリとくっついているから身動きができない。

ディの下で少し抵抗をするが、やはりそこは男女の差でびくりとも動かない。

もやしっ子の癖に。

なんて悪態をついている間に、唇が首筋へと移動してゆく。


『・・・・ちょ、・・・待って、ひうっ。』


首筋を舐められて、変な喘ぎ声が出そうになる。

空いている手で胸元のボタンが外され、露になった胸元にきつくディがキスをした。

そのまま腰から太ももにかけて、スカートの下から直に触れてきた。


『っ・・・・・・やめッ、・・・・待って!ディ!!!』

『・・・・・俺は今すぐにでもエマが欲しい。』


ショーツの近くへと移動した手を止め、熱っぽい表情で見られる。


『エマ18歳になったし、仕事もしてんだからいいだろう?』

『全然意味がわかんない。こういうのは、恋人とするものでしょう?!』

『あぁ、そっちか。目の前に惚れた相手がいて触れられないっていう方が無理だろう?それに俺はずっとエマが好きだったんだ。ずっと。初めてハイスクールで会った時から。もう少し、エマに合わせてゆっくり口説いて行こうかと思ったけど、予想外にライバルが多すぎて。』

『・・・意味がわからない。何?』

『・・・俺に触れられるのは嫌?』



意地悪く笑うディを見た時、なぜか涙が溢れた。

その涙に一番動揺したのはディで、今まで動いていた指がぴたりと止まった。

嫌だとかそんなんじゃなくて、ただ単純に自分が分からないし、知らないディを目にして怖い。

鼻の奥がツンとして涙が溢れる。

ポロポロと流れる涙をディは驚いた表情で見ていた。

そういえばディの前で泣いたことなんて一度もない気がする。

泣く事自体あまり泣かないのだけれど、泣いた時にそばにいたのは2人の兄か龍だった。


『・・・泣くほど嫌か?俺に触れられるのは・・・。』


そう聞かれ、無言で急所をぶん殴ってディの下から抜け出す。

そのあと、涙目のまま私は、お風呂場へ逃げ込んだ。


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