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講義を終えて生徒会室に戻ってくれば龍たちから説明を受けた皐月さんがいた。


「ちょっと、ソフィ!!聞いてないわよ?!ダンも!なんで早く言ってくれなかったの?!」

「なんでと言われても・・・。もそもそも今回の事は完全にイレギュラーの事なんです。そもそも僕もフィーも休暇で来てるんです。フィーが気になると言ったから調べただけであって、まぁ、結果的に僕らの管轄でもあったんでそのまま捜査していたんです。」

「じゃあ、ソフィが関わろうとしなかったら全くノータッチだったってこと?」

「まぁ、そうですね。基本地元警察の依頼があっての僕たちなんで。」

「言わなかったのはアレですが、私たちFBIなんですって現場突入以外は中々自ら言いませんよ?しかもこんな事件とは全く関係のなさそうなところで。それより、アレからメール届いたでしょう?」

「えぇ。先ほど届きました。」


“最後の時は来た。

負の連鎖は大きな花火と共に終わる。

咎人は燃え上がる炎と共に灼かれる”


「どういうこと?」


メールを一緒に覗き込んでいたさつきさんが口を開いた。

この文章はどうみても・・・・。


「龍、この学院に教会や聖堂はあるよね?」

「たくさんあるぞ。」

「その中で、天使がたくさん描かれていて石像とかもある建物で、高等部から一番近くて大きいのは?」

「旧大聖堂だ。」

「ディ!地図は頭に入っている?」

「もちろん。」

「さつきさん、行きます・・・・。」


ドォオン!!

大きな音が響き渡ると同時に黒煙が舞い上がる。


「な、なんだ?!」


校舎前が騒然となる。

今は生徒の帰宅時間と重なる。最悪だ。


「っち、龍!生徒を安全な場所に避難誘導!絶対大聖堂には近づけないで!警察と消防にも連絡!あと、爆弾処理班も!ディ、ちゃんと持ってるわよね?」

「僕的に平和交渉を希望なんだけど。」

「この状態でいう?!とにかく最悪の事態になってなければいいんだけれど。」

「この爆発状態でも最悪だと僕は思うんだけれど?」

「さつきさん、応援要請と共にちゃんと付いてきてくださいね?」


生徒会室を飛び出すと階段をいくつか飛び抜かしながらディの誘導で大聖堂まで一直線に向かう。

それと同時に器用に身分証をつける。

ディも上着に身分証をつけていた。

足音からさつきさんが付いてきている事は理解している。

大聖堂の入り口に辿り着けば、聖堂の左側から煙が上がっている。

迷わず中に飛び込み、大聖堂のドアから中の様子を伺う。

祭壇の前には天井を見上げているヒューバート神父の姿があった。

武器となるようなものは何も持っていないようだった。


「さつきさんはここに居てください。」

「何を言っているの?!」

「中に一緒に入っていただきたいのは山々なんですが、応援の方への指示も出して頂きたいですしとにかく、校庭で待っていてください。呼びますから。ディもいつも通りお願いね。」


小声で釘を刺す。

私の言葉にディはうなずく。

深呼吸をして、私は聖堂の中へ入って行った。


『ヒューバート・ブラント神父?ここで何をされているのですか?』

『あぁ、君は交換留学生の。』

『スチュアートです。神父様、懺悔(・・)でも贖罪でもされているのですか?』

『・・・・君はどこまで、知っているのかな?』

『それはご想像にお任せ致します。まぁ、あまりにも濃厚で忙しい2日間でしたが。』


聖堂の中で私たちの会話が響き渡る。

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