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「私たちのことは他言無用でお願いね。それと情報が入ったら共有するから。」

「フィー、“次が起こる可能性”ってどう言う意味だ?」

「言葉のままよ?必ず次は起こる。犯行のスパンは分からないけれど神父先生の言葉からして過去に結構な頻度で起きていた可能性は十分にある。それかここ数ヶ月。どちらにせよ、早急に解決しなきゃいけないでしょう?」


すっと目を細めて龍を見る

声のトーンは若干落ちるもののそこまで暗くはしない。

“次”と言うのは完全な私の勘。だけど、経験上の勘なので外れる可能性はない。

外れて欲しい時でさえ外れない。だから頑張って先回りして防ぐことを第一に考える。

その考えがいいと言われてるけど、危ないとも必ず言われる。

何に対してもリスクはあるのだが、私の班員全員が私に対して過保護だと言うことは自覚している。

そりゃあ、年齢的に見ても“妹”か“娘”だもの。一番年の近いディですら、5歳離れている。

事件に対しての操作も大事だが、それと同時に進行で疲れが溜まっているディ覗き込むケアもしなくてはダメだ。

転校してきて2日だが、この独占欲が全面に出てきたと言うことは、疲れが溜まっており、精神的に情緒不安定になり始めていると言うことだ。

通常時はある程度セーブが できているが、精神的に不安定になると色々と身の危険を感じるし、毎回どう接していいのか分からなくなる。


「俺たちの方も何か分かれば連絡する。」

「それは助かる。それじゃあ私たちは調べ物を開始する話。幸い今日は授業がほとんどないから。」


手帳ポケットにしまうと、ディと共に生徒会室を後にした。


『さて、じゃあ一先ず簡単に調べようか。』

『・・だね。それよりさっきあの2人は何を話していたんだ?』

『あぁ、それを今から調べるのよ。得意なのはギルなんだけれどね~。』


生徒会室を退出した後、教室には戻らずそのまま第一図書館のデーターが閲覧できるコーナーまでやってきた。

まずは龍たちの会話のデータを取り出そうと思う。

直接聞けばよかったのだろうが、情報を共有すると言って全部共有してくれるかといえば、そうではないだろう。


パソコンを立ち上げ、ポケットから小さなケースを取り出すとその中からUSBを取り出しパソコンに差し込む。

欲しい情報を検索エンジンにかけ、引っ張り出せば先ほど流体に届いたメールをコピーし痕跡を消してログアウトをする。

それから事件に関しての資料を検索する。


『んー、見事なまでに何も出てこないね。』

『資料が残ってると思ってたの?』

『九割はないと思っていた。やっぱりギル(魔法使い)にお願いしようかなー?』


USBを抜き取り椅子の背もたれに頭をのせ眉間に皺を寄せる。

どうしたものか・・・・。

龍たちへのメールの内容はきっと犯行予告とかそんなところだろう。

だけど、その通りに事件が進むとも思わない。

かといって、共有のパソコンだと色々心配なわけで・・・・。


『一度家に帰ってからまた出直そう。』

『それがいいと思う。今日6限だけだもんね。』

『そうしよう。』


そうと決まれば、教室にカバンを取りに行き自宅へ足早に戻ってきた。

帰りながら、ギルには連絡済みで優先度をあげてもらった。

そういえば、昨日読みかけの資料も送ってくれって言ってたなぁ?

あれ、どの事件の事を言ってるんだろう?

ディに日高くんか渡されたUSBを渡して解析をしてもらおう。

その間私は、ギルが送ってくれた資料を読みつつ、連絡が来るのを待つ事にした。

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