4.日間賀島
日間賀島で…
そして、いよいよ高速船へ乗る。高速船での隣は、幼馴染の芳樹だった。
「お前桜さんと付き合ってんのかよ。」
と芳樹が言った。
「いや。」
と僕が言った。
「じゃあなんであんなに楽しそうにしてるんだよ。」
と芳樹が言ってきた。なぜか僕は、真顔からどんどん赤くなっていってしまった。芳樹がからかいながら、
「お前ひょっとして桜さんのこと好きなのか。」
と言った。僕は顔を真っ赤にして
「いや。」
とまた言ってしまった。また芳樹が
「隠さなくていいんだぜ。桜さん可愛くて優しくてみんなか
らすごいもてるんだからお前もその一員てことでいいんだぜ。」とか何か言っているが、僕が桜さんのこと「好き。」とか言ったら「おーい皆ルイジが桜さんのこと好きだって。」とか言ってくるだろう。だから僕は、
「いや。」
とまた、答えた。そしたらそれが桜さんの友達の真由さんに聞かれていたらしく桜さんに
「ルイジ君桜ちゃんのこと普通だって。」
と真由さんが言ってしまったのだ。僕はやばいそういうつもりじゃないのにだがそういうことを言うと芳樹に「やっぱり桜さんのこと好きなんだ。」とか笑ってくるだろう。だがこのままさくらさんが僕のことを嫌いになってしまうかもしれないでも桜さんが僕のことを普通なら「ふーん。」で終わればいいが、これを将棋で表すと王手だろう。だが二つ方法がある。その二つの方法とは一つ目はここで大きな声で「桜さん好きです。」と言う。二つ目は後で「月が綺麗ですね。」と言う。そうすると桜さんが「私のこと普通って言ってたよね。」と言われるだろう。そしたら説明するしかないだろう。どうしよう。桜さんのためにも人目は、避けたほうがいいだろう。そう考えると後のほうがいいみたいだ。でもこれは、桜さんが僕のこと好きだったらの話だ。もしも僕の嫌いだったらどうしよう。そう考えてるとあの本を思い出した。「この気持ちが伝わればそれでいいんですから。」僕は、こんなに感謝したことないほど「お母さんありがとう。」と思った。こんなに考えたのにまだに三秒しかたっていなかった。そう思った瞬間桜さんが
「ふーん。」
と言った。僕は、よかった~じゃねーよ。桜さんが僕のことのことが眼中にない可能性高いんだぞ。なんで今さっき安心してたんだよ。本当に死にそう。少し暴れていたのを見て芳樹が口を開こうとしたが、その瞬間港に着いた。僕は、芳樹がなんて言おうとしていたかは、なんとなくわかった。荷物を持ち外に出ると潮のいい匂いがした。気持ちがあふれ出して、
「来てやったぞ日間賀島。」
と小さく言ってしまった。それから、班に分かれながら宿へ向かった。そしてやっと、宿へ着いた。そして荷物を置いて宿の人にあいさつをしてから、日間賀島を探検し始めた。そして、歩きながらスタンプラリーをして、にしーやがっしーを見た。そしてついに、桜さんにカッコいいところを見せられる重大イベント釣りが始まった。なぜそんなに自信があるかというと、何度も釣りを経験しているし、最高で二十五センチくらいの魚をとったことがあるからだ。それじゃあ桜さんにカッコいいとこ見せちゃうぜ。と思い釣り糸を投げた。だがみんなは、釣れているのに、約十分たっても釣れない。「やばいー。どうしよう。」となっているところに先生が、
「そろそろ終わりだぞー。」
と言ったのだ。どうしよう。このままじゃ桜さんにかっこいいところさえ見せられずに終わってしまうじゃないか。と思ったら、いつの間にか、すごいスピードで糸が盗まれていく。ヤバイこれは、大物だぞ。これでやっと桜さんにかっこいいところが見せられるじゃないか。だが竿を持ってみると、いつもとっていた十五センチくらいの大きさではない。いつもよりもっと大きい、推測ではあるが三十センチ以上だろう。とれるか心配になってきた。いやだがこれは、ビックチャンスでもあるのだ。いや強い。でもここで取らなきゃ男が廃る。「うぉ~。」と糸を巻いたら少し姿が見えてきた。推測があったっていた。それにクロダイだ。三十センチ越えだった。それから、魚がどんどん弱くなってきた。これで取れると思い、網を持ち魚を狙ったら、網に入った。僕は、喜びのあまり
「取ったぞー。」
と大声で叫んだ。そしたらクラスのやつらがやってきて、 「すげーなルイジ。」
と言ってきた。そしたら桜さんが、
「ルイジ君すごいよ。三十センチくらいのクロダイを釣るなんて。」
と言ってくれた。そして先生が
「ルイジすごいじゃないか。それじゃあみんな終わりだぞー。あ、言い忘れていたが、みんなが釣った魚は少し食べて家に持って帰るからな。」
と言った。そんなことがあるのか。桜さんが大好きなクロダイを食べさせられるなんて、最高だ。
そして、次は海だ。先生が言った。
「服の下の水着になって、好きなように遊んでいいぞー。」
そして僕は、海に飛び込んだ。そしたら思っていたより全然冷たくなかった。桜さんも入ってきた。僕は、桜さんに水をかけた。そしたら桜さんが、
「やったなー。」
と言いながら水をかけてきた。先生が僕たちを見て
「いいなー俺も青春に戻りたいな。」
と言った。それを聞いた僕は、一瞬「青春手何だっけー」と考えていたら桜さんが水をかけてきた。
「このやったなー。」
と言い僕は、桜さんに水をかけた。そしたらまた桜さんが僕に水をかけようとしたから、僕は、
「必殺技。水潜り。」
と言い水に潜り攻撃をよけた。そしたら桜さんが
「ずるいー。」
と言った。
時間は、飛ぶように過ぎていった。
「それじゃあ宿に帰るぞ。」
と先生が言った。本当に一瞬で終わってしまった。みんなが「え~もう。」「あと五分。」とブーイングの嵐になってしまった。その一方で「あ~体がべたべた早くお風呂に入りたい。」と言ってる人もいる。だからけんかになってしまった。これでは、夕食のクロダイの刺身がおいしく食べられないじゃないかと思い僕は、
「あ~海楽しかったなー。もうちょっと遊びたいけど、早く宿へ戻らないと美味しい美味しい夕ご飯がたべられないな~。」
と言った。そしたらみんな一瞬静かになったが、みんな笑いだした。僕の言い方がよほどわざとらしかったのだろう。そしたら、芳樹が
「お前天才かよ。」
と言った。桜さんが、口を開いた。
「ルイジ君凄いね。こんな空気の中であんなこと言えるなんてすごいね。」
と言った。僕は、頭から湯気が出てしまった。その時芳樹が「いいな。」みたいな顔をしたのだ。僕は、ほんとに悪魔だ。すまないこの悪魔な僕を許してくれ、桜さん。
「芳樹くーん。桜さんのこと好きなんじゃないの。隠さなくていいんだぜ。」
と桜さんがいなくなってから言った。芳樹が言った。
「い、いやそんなわけないだろ。」
と言った。
「え、でもやっぱり今さっき「いいなーみたい。」な顔してたよな。」
と僕が言うと芳樹は顔を隠そうとした。
「芳樹お前本当に正直だな。」
と僕が言った。
「大丈夫だよ。誰にも言わないから。」
芳樹が少し安心したような顔をした。
いろいろたくさん大変なことがあったが。まぁ楽しかったからよかった。いや待てよ。芳樹が桜さんのこと好きということは、僕が桜さんに告白して付き合ってくれると言ったらそれを見た芳樹は、「はぁ~」と怒ったようになって「お前桜さんのこと普通だって言ってたよね。」みたいなことを言ってきて。けんかになったり絶交したりしちゃうだろう。そうすると芳樹に先に言ってもらっといてもらったを方いいかもしれない。でも恥ずかしくて言えないかもしれない。それに告白しても付き合ってくれる可能性が下がるということもある。どうしよう。その瞬間桜さんがくすくす笑った。
「どうしたの。」
と僕が言った。そしたら
「だってルイジ君。なんか考えてたでしょ。」
桜さんが言った。僕は、
「そんなに顔に出てるかな~。」
と言った。桜さんが
「考え事としてたのは、私じゃなくてもわかるよ。」
と言った。そう色々話している間に宿に着いた。
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