1.始まり
と僕は固く決意した…頑張る!
僕には好きな人がいる。僕は池手ルイジ。その好きな人というのは、伊藤桜さんだ。でも僕は、嫌われていると思う。前までは、仲が良かったのに好きになるとつい、いじめてしまうのだ。マンガで好きな人をいじめているのを見てこんなことあるのかと思っていたのに。
昨日なんて桜さんのノートに落書きをしてしまった。早く告白すれば嫌いにならないでいてくれるかなと思ったが恥ずかしくてそんなこと言えないし、もしも桜さんが僕のこと嫌いだったらどうしようなど心配してばっかりだ。
そうだ。来週の臨海学習に行くその時に告白するしかない。
僕は、臨海学習のために髪を切ったり、おしゃれ着を買ったりした。だが臨海学習の一日前に事件は起こった。桜さんが友達の由真さんに、
「私好きな人いるの。」
と言っているのを聞いてしまったのだ。今までは、
「私に好きな人なんてできないよ。」
などと言っていたのに、これじゃあ告白しても絶対に「ノー。」になってしまうじゃないか。
僕は、「もう臨海行きたくない。」となっているところにお母さんが
「新しい本買ってきたよ。」
と言った。「もう僕は五年生なんだ。」と思った。でもその本はとても不思議だった。開いてみるとそこには言葉があった。「この気持ちが伝わればそれでいいんですから。」と書いてあった。そうだよ、そうだよこの気持ちが桜さんに伝わればそれでいいんだから、このもやもやも晴れるはず。それに僕と桜さんは臨海で一緒の二班だからだ。
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